ニュース
「AMD Software Adrenalin Edition 23.2.2」が登場。「Atomic Heart」への対応と「Company of Heroes 3」への最適化
AMDは,Adrenalin 23.2.2で,第二次世界大戦をテーマにしたRTS「Company of Heroes 3」への最適化を謳っている。リリースノートによると,4K解像度において前バージョンの「AMD
また同時に,アクションRPG「Atomic Heart」へも対応したという。本作については,とくに性能向上を謳っていないので,AMDが動作を確認したという理解でいいだろう。
そのほかにも,Adrenalin 23.2.1で報告されていた動画再生時の不具合などの修正も行われている。対象のGPUやAPUを使っているのであれば導入してみるといいだろう。
→AMDのドライバダウンロードページ
https://www.amd.com/ja/support
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
https://www.4gamer.net/games/999/G999902/FC20110422001/
英文のリリースノートから,新機能を含めたポイントをまとめておこう。
●Adrenalin 23.2.2の対応GPU
- Radeon RX 7900シリーズ
- Radeon RX 6000シリーズ
- Radeon RX 5000シリーズ
- Radeon VII
- Radeon RX Vegaシリーズ
- Radeon RX 600・500・400シリーズ
- Radeon Pro Duo
- Radeon RX 6000Mシリーズ
- Radeon RX 5000Mシリーズ
- Radeon 600シリーズ(OEM向け)
●Adrenalin 23.2.2の対応APU
- Ryzen 7000シリーズ
- Ryzen 6000シリーズ
- Ryzen 5000Gシリーズ,Ryzen PRO 5000シリーズ
- Ryzen 4000Gシリーズ,Ryzen PRO 4000シリーズ
- Ryzen 3000シリーズ,Ryzen PRO 3000シリーズ
- Ryzen 2000シリーズ,Ryzen PRO 2000シリーズ
- Athlon PRO 200GEシリーズ
- Ryzen Mobile Processors with Radeon Vega Graphics
- Athlon Mobile Processors with Radeon Vega Graphics
- Ryzen PRO Mobile Processors with Radeon Vega Graphics
- Athlon PRO Mobile Processors with Radeon Vega Graphics
- Radeon 600シリーズ(Ryzen 6000 APU)
●Adrenalin 23.2.2が統合するコンポーネント(※比較対象はAdrenalin 23.2.1)
- Display Driver Version:22.40.33.01-230217a-388646C
-AMD -Soft ware -Adre nalin -Edi tion (←22.40 .01.45 -230 210a -388 153C -AMD -Soft ware -Adre nalin -Edi tion) - Radeon Settings:2023.0210.1918.1963
- 2D Driver:8.1.1.1634
- Direct3D:9.14.10.01525
- OpenGL:23.02.221211_b5b27f1
- OpenCL:31.0.14033.1012(←31.0.14001.45012)
- AMD Windows Driver:31.0.14033.1012(←31.0.14001.45012)
- Audio Driver:10.0.1.24
- Vulkan Driver:2.0.250
- Vulkan API:1.3.237
●Adrenalin 23.2.2おける最適化
- Company of Heroes 3への最適化
●Adrenalin 23.2.2における新要素
- Atomic Heartに対応
●Adrenalin 23.2.2で解決した問題
- Ryzen 7 6800Uなど一部のAMD製品(※AMDのAPU製品?)において,「Netflix」でビデオ再生中に,ディスプレイをまたいでウインドウを移動させたり,最小化状態から最大化したりすると(表示の?)破綻が生じることのあった問題
- アプリによってはエンコードの最大ビットレートが100Mbpsに制限されることのあった問題
- ハイブリッドグラフィックスを使用する一部のノートPCにおいて,ドライバアップグレード後に「AMDバグレポートツール」がポップアップしたり,システムのハングアップが発生することのあった問題
- 「HITMAN 3」をレイトレーシングを有効にしてプレイするとゲームがクラッシュすることのあった問題
- Radeon RX 7900シリーズにおいて,VR HMD「Valve Index」のリフレッシュレートを144Hzに設定すると,画面が真っ白になることのあった問題
- Radeon RX 6700 XTなど一部のAMD製グラフィックス製品で,Windowsアプリ「映画とテレビ」を使って動画を再生中,ウインドウをディスプレイ間で移動させると一時的に表示が乱れることのあった問題
- RyzenプロセッサとRadeon RX 6000シリーズを搭載したPCにおいて,状況によりDirectX 11ゲームの性能が低下することのあった問題
●Adrenalin 23.2.2における既知の問題
- Radeon RX 7900シリーズに高解像度,高リフレッシュレートに対応する一部のディスプレイを接続すると,アイドル時の消費電力が高くなることがある
- Radeon RX 7900シリーズを搭載したマルチディスプレイ構成の一部で,ゲームや動画再生時がカクついたり,映像が乱れることがある
- 「EA SPORTS FIFA 23」で「Premium Gold Pack」を開こうとすると,アプリケーションがクラッシュすることがある
- Radeon RX 7900シリーズにおいて,VRゲームやVRアプリの一部で想定より性能が低いことがある
- Radeon RX 6700 XTなど一部のAMD製グラフィックス製品で,ゲームと動画のウインドウを切り替えると一時的に表示が乱れることがある
- ゲームプレイ後に「Metric Overlay」が50%にリサイズされることがある
- Radeon RX 6000シリーズにおいて「Returnal」をレイトレーシングを有効にしてプレイすると特定のシーンが破綻することがある
- 関連タイトル:
AMD Software
- この記事のURL:
(C)2019 Advanced Micro Devices Inc.