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「Halo Infinite」でレイトレーシング表示が可能になる「AMD Software Adrenalin Edition 23.3.1」リリース
Halo Infiniteのレイトレーシング対応は,2022年11月4日にAMDがRadeon RX 7900シリーズを発表したオンラインイベントで予告していたもの。「Radeon RX 7900シリーズのユーザーは,Halo Infiniteをより美しいグラフィックスでプレイできる」と,AMDはアピールしていた。それがいよいよリリースされるわけだ。
また,Adrenalin 23.3.1では,ダーク三国アクションRPG「Wo Long: Fallen Dynasty」に対応している。とくに性能向上は謳われていないので,AMDが動作を確認したという理解でいいだろう。
そのほかにも,Radeon RX 7900シリーズと特定のディスプレイの組み合わせで発生する不具合が修正されたとのこと。対象のGPUやAPUを使っているのであれば導入してみるといいだろう。
→AMDのドライバダウンロードページ
https://www.amd.com/ja/support
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
https://www.4gamer.net/games/999/G999902/FC20110422001/
英文のリリースノートから,新機能を含めたポイントをまとめておこう。
●Adrenalin 23.3.1の対応GPU
- Radeon RX 7900シリーズ
- Radeon RX 6000シリーズ
- Radeon RX 5000シリーズ
- Radeon VII
- Radeon RX Vegaシリーズ
- Radeon RX 600・500・400シリーズ
- Radeon Pro Duo
- Radeon RX 6000Mシリーズ
- Radeon RX 5000Mシリーズ
- Radeon 600シリーズ(OEM向け)
●Adrenalin 23.3.1の対応APU
- Ryzen 7000シリーズ
- Ryzen 6000シリーズ
- Ryzen 5000Gシリーズ,Ryzen PRO 5000シリーズ
- Ryzen 4000Gシリーズ,Ryzen PRO 4000シリーズ
- Ryzen 3000シリーズ,Ryzen PRO 3000シリーズ
- Ryzen 2000シリーズ,Ryzen PRO 2000シリーズ
- Athlon PRO 200GEシリーズ
- Ryzen Mobile Processors with Radeon Vega Graphics
- Athlon Mobile Processors with Radeon Vega Graphics
- Ryzen PRO Mobile Processors with Radeon Vega Graphics
- Athlon PRO Mobile Processors with Radeon Vega Graphics
- Radeon 600シリーズ(Ryzen 6000 APU)
●Adrenalin 23.3.1が統合するコンポーネント(※比較対象はAdrenalin 23.2.2)
- Display Driver Version:22.40.37.01-230305a-389089C-AMD-Soft
ware -Adre nalin -Edition(←22.40.33.01-230217a-388646C-AMD-Soft ware -Adre nalin -Edition) - Radeon Settings:2023.0210.1918.1963
- 2D Driver:8.1.1.1634
- Direct3D:9.14.10.01525
- OpenGL:23.03.230121_8e1c912(←23.02.221211_b5b27f1)
- OpenCL:31.0.14037.1007(←31.0.14033.1012)
- AMD Windows Driver:31.0.14037.1007(←31.0.14033.1012)
- Audio Driver:10.0.1.24
- Vulkan Driver:2.0.250
- Vulkan API:1.3.237
●Adrenalin 23.3.1おける最適化
- 記載なし
●Adrenalin 23.3.1における新要素
- 「Halo Infinite」のレイトレーシングアップデートに対応
- 「Wo Long: Fallen Dynasty」に対応
●Adrenalin 23.3.1で解決した問題
- ゲームプレイ後に「Metric Overlay」が50%にリサイズされることのあった問題
- 「EA SPORTS FIFA 23」で「Premium Gold Pack」を開こうとすると,アプリケーションがクラッシュすることのあった問題
- 「Halo Infinite」でレイトレーシングを有効にすると,特定のシーンで断続的にドライバがタイムアウトすることのあった問題
- 「Dying Light 2」で特定の光源の周囲の描写が破綻することのあった問題
- Radeon RX 6000シリーズにおいて「Returnal」をレイトレーシングを有効にすると,特定のシーンが破綻することのあった問題
- Radeon RX 7900シリーズにおいて特定のディスプレイを使用すると,断続的にドライバのタイムアウトやシステムのフリーズ,BSODが発生することのあった問題
●Adrenalin 23.3.1における既知の問題
- Radeon RX 7900シリーズに高解像度,高リフレッシュレートに対応する一部のディスプレイを接続すると,アイドル時の消費電力が高くなることがある
- Radeon RX 7900シリーズを搭載したマルチディスプレイ構成の一部で,ゲームや動画再生時がカクついたり,映像が乱れることがある
- Radeon RX 7900シリーズにおいて,VRゲームやVRアプリの一部で想定より性能が低いことがある
- Radeon RX 6700 XTなど一部のAMD製グラフィックス製品で,ゲームと動画のウインドウを切り替えると一時的に表示が乱れることがある
- リモートプレイアプリ「Parsec」のクライアントで「AMDデコーダー」を選択すると,接続できなかったりブラックスクリーンが発生することがある
- Radeon RX 6700 XTなど一部のAMD製グラフィックス製品において,「Uncharted Legacy of Thieves Collection」をプレイ中にゲームがクラッシュすることがある
- Radeon RX 6600Mなど一部のAMD製(※ノートPC向け?)グラフィックス製品において,Performance Metric Overlayの表示サイズが断続的に変わることがある。この問題が発生したときには,一時的に「Performance Metric Overlay」を無効化すると解決できる
- ディスプレイのスケーリング設定を変更すると,Performance Metric Overlayで単位の表示が欠落したり数値が切り捨てられることがある
- 関連タイトル:
AMD Software
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