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GeForce 7800 GS AGPについての現状報告
■あくまで参考用に,バグ入りドライバでベンチマーク
だから,その付属ドライバを用いればいい……という流れになればよかったのだが,NVIDIAからカードメーカー各社に配布され,WinFast A7800GS TDH 256MBのパッケージに付属することとなったドライバ「ForceWare 83.10」は,残念ながらかなりのバグ含み。以下に挙げるグラフを見れば一目瞭然なのだが,一部のテストにおいて,尋常ではなく低いスコアが出てしまっている。とくに「TrackMania Sunrise」では,オンラインゲームにおけるラグのような現象まで生じており,このドライバを評価に利用するのは無理だ。前述のとおり,すでに搭載グラフィックスカードが出荷されている製品だが,NVIDIAが公式に対応ドライバを提供していない現時点では,このような問題があることを,十分に認識しておくべきだろう。
とはいえ,テストしてみると,「3DMark05 Build 1.2.0」や「Quake 4」においては,NVIDIAが予告していたものに比較的近いスコアが出ている。そこで,来週以降に改めて正式なテストを行う前提で,「あくまでも参考程度」とお断りしつつ,AGP版のGeForce 6800 GT搭載グラフィックスカードと比較した,現時点での結果を,速報としてひとまずお届けする。
こういった状況のため,スコアについて詳しくは見ていかないが,システム全体の消費電力やグラフィックスチップの温度など,それなりに価値のあるデータも出ているので,チェックしてみていただければ幸いだ。
なお,テスト環境は表のとおり。明らかにスコアがおかしいと判断したベンチマークに関しては,グラフタイトルを赤字にした。またテスト条件は,本誌で普段行っているものとまったく同一である。(佐々山薫郁,テスト協力:宮崎真一)
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