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ASUSTeK,PhysXカードを12月以降に発売へ
カードはPCI接続で,カード上のシルク印刷を読む限り,型番は「PPU-AG1011」,リビジョンは1.00のようだ。「Physics Processing Unit」の略であるPPUの文字が刻まれるカードには,エンジニアリングサンプルでA1リビジョンと思われるPhysXチップ「AG1011-P」を確認できる。
メモリスペックはちょうどGeForce 6600 GTクラス。「こちら」の記事でAGEIA Technologiesが提示した「予価250〜300ドル」というのは,いわゆる初物価格になることからすればほぼ妥当,といったところだろうか。もちろん,チップの価格が出ていない以上,本当に妥当かどうかの結論はまだ出せないが。
このほかカードの写真には,3ピンのファンコネクタや,ヒートシンクを取り付けるためのホールも見えるので,ファン付きのチップクーラーが取り付けられる可能性は高い。また,4ピンの補助電源コネクタが用意されているから,おそらく+12V給電が行われるのだろう。
本誌連載「奥谷海人のAccess Accepted」の「こちら」で紹介したように,米国ではBFG Technologiesが搭載カードを発売する予定だが,いかんせん同社には国内販路がなく,この点に不安を感じていた人も多いだろう。
この点,ASUSTeKが製品を開発しているなら,国内販売されるのはほぼ確実。安心してよさそうだ。正式発表を楽しみに待ちたいと思う。(佐々山薫郁)
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