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[G★2006#33]「君主」の開発元NDOORSによるカジュアルアクション「KoongPa」がプレイアブル出展
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印刷2006/11/11 02:45

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[G★2006#33]「君主」の開発元NDOORSによるカジュアルアクション「KoongPa」がプレイアブル出展

 G★2006のNEXONブースには,新旧織り交ぜた11タイトルが,60台以上の試遊台でプレイアブル出展されていた。こうしたブースの規模,ステージイベントや発表会の数,そしてコンパニオンに群がる人数など,ほぼすべての面で,今回の出展メーカーの中でNEXONはトップクラスだといえるだろう。いわば,G★2006を代表するメーカーがNEXONであるわけだが,そんな同社の出展ラインナップの大半を占めていたのは,カジュアルゲームであった。このあたり,時代の流れを顕著に表している現象と言える。



 さて,本稿で紹介する「KoongPa」も,NEXONブースに出展されていたカジュアルゲームの一つ。会場で似たようなタイトルをいくつも見ていたこともあり,パッと見は,大きく扱うほどのタイトルではないように思えたが,本作を開発したのが韓国のNDOORSとあってはそうもいかない。そう,経済要素を重視したMMORPGとして日本でもお馴染みの「君主」の開発元である。となれば,本作にも個性的な“何か”がありそうだ。



 プレイしての第一印象は,オーソドックスな横スクロール型の対戦アクションゲームだなぁ,というもの。カーソルキーで左右の移動をし,基本アクションはパンチ/キック/ジャンプ/ガードの4種類。
 操作性が及第点であるのに加え,キャラクターのモーションにメリハリが利いており,キャラクターを動かす気持ち良さを感じられた。

 この系統のアクションゲームは,複数のキャラクターが密集すると戦闘が大味になってしまいがちだが,本作の場合は横ラインを複数並べることで対処している。要するに,対戦格闘ゲームの「飢狼伝説」のようなシステムだ。
 本作は最大4人でのマルチプレイに対応しているのだが,このシステムを採用することにより,前述のような大味さを回避すると同時に,画面の奥行きを使った駆け引きを楽しめるようになっている。



 そして本作最大の特徴といえるのが,戦闘時に「怒ゲージ」が少しずつ溜まっていき,ゲージが満タンになるとヒーローに変身してパワーアップできるというシステム。このヒーローは複数パターン用意されており,それぞれ固有の必殺技を持っている。
 ここでユニークなのは,変身後のヒーローが,ランダムで選ばれる点だ。しかも運が悪いと,ヒーローではなく「亀」に変身してしまい,一気に弱くなってしまうのだ。つまり,対戦相手が変身しそうになって,もう負けか……と思っても,亀に変身してくれたおかげで形勢逆転! というケースもあるわけだ。
 そのため,試遊台でプレイしていた最中も,最後の最後まで勝敗の行方は分からず,緊張感を持って遊べたのは好印象だった。
 率直に言って,時間が経つのも忘れて熱中してしまうようなタイトルではない。だが,なんとなく遊び続けてしまうようなタイトルではある。


 なお4Gamerでは,NDOORSのCEO,Cho Seong Won氏および,KoongPaの開発ディレクターであるJeon Hong Joon氏の2名にインタビューを行っている。この模様も掲載予定なので,お楽しみに。(ライター:川崎政一郎)

  • 関連タイトル:

    KoongPa

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