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[韓国ゲーム事情#437]新作MMO「Time&Tales」はGravityが獲得
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印刷2005/11/09 23:25

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[韓国ゲーム事情#437]新作MMO「Time&Tales」はGravityが獲得

Kimの韓国最新PCゲーム事情#437

Gravity,新感覚MMO「Time & Tales」の全世界でのパブリッシング権を獲得(2005/11/9)

Text by Kim Dong Wook特派員

 Gravityは,NDoorsが開発中の新作オンラインゲーム「Time & Tales」を,全世界でパブリッシングする権利を獲得したと本日(11月9日)明らかにした。

 現在第二次クローズドβテスト中であるTime & Talesは,韓国産のRTSとして大ヒットを記録した「任辰録」や,MMORPG「巨商伝」「君主オンライン」などを手がけたKim Tae Gon氏(NDoorsの開発取締役)が開発中の,新作オンラインゲーム。「DRTRPG」(Dramatic Realtime Tactics RPG)という独特のジャンルを掲げており,それぞれ独立したオムニバス式のエピソードを通じてキャラクターを育成し(ヨーグルティングのようなシステム?),また歴史上の英雄をパーティに入れられるなど,独特のコンセプトを持つゲームとなるようだ。
 とくに面白いのが,多数のキャラクターを同時に操作する戦闘システム。まぁ要するに「グラナド・エスパダ」のMCCシステムと同じだが,本作では最大6人のパーティを操作して,戦略的なリアルタイム戦闘を楽しめる。
 前述したように,ゲームはオムニバス式のエピソードごとに進行する。詳細は不明だが,プレイヤーキャラクターはタイムマシンを利用して,場所と時間を自由に移動しながら別のエピソードへと進んでいくというから,確かにかなり独特なゲームとなりそうだ。



左はGravityのRyu Il Young社長,右はNDoorsのKim Hwa Soo社長
 GravityのRyu Il Young社長は,「当社の世界的なマーケティングのノウハウと,NDoorsさんの優秀なゲームコンテンツが手を結べば,理想的なwin-winの形となり,強いシナジー効果が期待できます」と語った。なお同氏は,Gravityが今後も,こういったパブリッシング事業を強化していくことをあらためて強調していた。
 一方NDoorsのKim Hwa Soo社長は,「これまで長年蓄積してきたゲーム開発のノウハウを,すべてTime & Talesに注ぎ込みました。本作は君主オンラインに続く当社の主力製品として,プレイヤー達に新しいオンラインゲームの楽しさを与えることができるでしょう。世界的なマーケティングネットワークを構築するGravityと共に,本作の世界的成功のために最善を尽くします」と語っている。

 なおNDoorsのある関係者は,「まだ確約はできないが,Time & Talesは,2005年中に韓国と日本で同時にサービスを開始する可能性もある」と話していた。もしこれが事実ならば(いくらなんでも早すぎる気も……),日本で,同社の前作にあたる「君主オンライン」(ゲームポットが国内サービス予定)との兄弟げんか(?)が勃発するかもしれない……。

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