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[COMPUTEX 2007]MSI,OC機能付きゲーマー向けノートPCを公開 国内ではベアボーンで展開へ
会場に設けられたMSIブースでは,「Core 2 Duo T7300/2GHz」を,TURBOボタンを押すことにより,再起動なしで2.40GHzまでオーバークロックするデモが披露されていた。
また,ゲーマー向けにデザインされたキーボードは,一般的なノートPCよりも打鍵感がしっかりした印象。[W/A/S/D]キーはハイライト表示されている。
ディスプレイは15.4インチワイドの光沢タイプだが,外部出力としてデジタルYCbCr&RGB(HDMI)をサポートしており,高解像度テレビなどへ画面を出力することも可能だ。MSIはGX600を日本市場で発売する計画を持っており,さらに,日本法人の関係者によると,ベアボーンノートPC「MEGA BOOK」の1ラインナップとしての出荷を検討しているとのこと。現在はスペックなど細かな仕様を調整中という。登場となれば,ゲーム用ノートPCを自作できる時代がやってくるわけで,これは楽しみだ。
■コンパクトなワイド液晶搭載ノートPC×2と
■OC機能付きGeForce 8600 GTカードも投入を検討中
またMSIは,12インチのワイド液晶ディスプレイを採用したノートPC「PR200」と「PR210」も公開した。とくにゲーム用と謳われているわけではないが,併せて紹介しておきたい。
両製品は同一の筐体を採用しており,PR200は「Intel GM965 Express+ICH8」チップセットを採用した「Core 2 Duo」対応モデル,一方のPR210は「AMD M690T with ATI Radeon Xpress 1270」チップセットを採用した「Turion 64 X2」対応モデルとなる。
いずれも展示バージョンでは指紋認証機能を搭載するほか,HDMI出力も装備し,多機能で比較的コンパクトなノートPCといった印象。こちらもMSIは日本市場投入を検討しているという。
「NX8600GT Twin Turbo V091」は,I/Oブラケット部にビデオBIOS(VBIOS)を切り替える「Twin Turbo」ボタンが用意され,ハードウェアレベルでオーバークロックBIOSに切り替えることで,GPUやグラフィックスメモリのオーバークロック動作を実現する「GeForce 8600 GT」搭載グラフィックスカードだ。リファレンスクロックであるコア580MHz,メモリ1.6GHz相当で動作するGeForce 8600 GTに対し,オーバークロックBIOSを有効にすると,コアクロック675MHzの「GeForce 8600 GTS」に迫るパフォーマンスにまで,動作クロックを引き上げられるとのことだ。(ライター:本間 文)
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