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【PR】市長,都市を美しく表示したいならドスパラのゲームPC「GALLERIA」ですよ! ベンチとムービーで確認する「シムシティ」の余裕度
ただ,街が育ってくると分かるのだが,シムシティのグラフィックス負荷は低くない。シムシティで採用されるゲームエンジン「GlassBox」では,描画負荷を下げる取り組みがなされているうえ,幸いにしてグラフィックス設定の幅が広く取られているため,表示品質を下げれば十分なフレームレートを確保できることも多いのだが,最高設定時の“重さ”はなかなかのものだ。そして,せっかくプレイするなら,最高のグラフィックス品質を味わいたいというのも人情である。
では実際のところ,どの程度のスペックを持ったPCなら,シムシティを高いグラフィックス設定でも快適にプレイできるのだろうか。今回は,ドスパラが展開するゲームPCブランド「GALLERIA」から販売されているシムシティ推奨モデル,「GALLERIA シムシティ 推奨モデル Titan XG-M」(以下,GALLERIA Titan XG-M)と「GALLERIA シムシティ 推奨モデル XF-A」(以下,GALLERIA XF-A)の2台を用意し,「シムシティにおける快適性」を追求してみたい。
GTX TITAN搭載のミニタワーPCと
GTX 670搭載のミドルタワーPCが今回の主役
まずは,入手した2台のPCをチェックしていこう。その写真は下に並べたとおりで,片方が「GeForce GTX TITAN」(以下,GTX TITAN),もう片方が「GeForce GTX 670」(以下,GTX 670)を搭載している。こう説明されると,ほとんどの人は「ああ,大きいほうがGTX TITAN搭載モデルね」と判断するのではないかと思うが,実は,ミニタワーPCのほうがGTX TITAN搭載のGALLERIA Titan XG-Mである。
■GALLERIA Titan XG-M
そんなGTX TITANとBTO標準構成で組み合わされるCPUは「Core i7-3770K/3.5GHz」(以下,i7-3770K)。ストレージは,Intel製で容量120GBのSSD「Solid-State Drive 520」と,Seagate Technology(以下,Seagate)製で容量2TBのHDD「Barracuda 7200.14」による2台体勢となっている。端的に述べて,ハイエンドのゲームPCらしい,隙のない基本スペックという印象だ。
もちろん,システムドライブ用のSSDをより大容量にしたいなどといった場合は,BTOオプションから細かく選択できる。
たとえば,搭載する電源ユニットは,自作PC市場で定評あるSea Sonic Electronicsの定格750W出力対応モデル「X Series SS-750KM Active PFC F3」。本製品は,50%の負荷がかかった状態で90%,仮に100%の負荷がかかったときにでも87%以上の電源効率が得られるとして,独立系の認証機関から「80 PLUS Gold」認定を受けた製品であり,消費電力や発熱の低減を期待できる。
また,冷却面では,BTO標準構成でサイドフローのDeepcool Industries(以下,DeepCool)製CPUクーラー「ICEEDGE 400 FS」を採用するだけでなく,ファンを吸い出しで運用し,“その先”にある120mm角の背面ファンも利用することで,一気に筐体外へ排気するような構造になっている点にも注目しておきたい。筐体前面下部に120mm角の吸気用ファンがあるため,筐体内におけるエアフローはほぼ一直線だ。
■GALLERIA XF-A
GALLERIA Titan XG-M(左)とGALLERIA XF-A(右)。GALLERIA XF-Aでは,表面積の広さを活かし,筐体前面にマルチカードリーダーを搭載できている |
側板を外すと,ゆったりした内部構造を確認できる。ATXマザーボードを採用するため,拡張スロットもPCI Express x16と同x1が1つ,PCIが3つと充実している |
ただ,だからといって「細かいところで手を抜いている」ということはない。ミドルタワーPCケースを採用することで,ゆったりした内部空間を確保しつつ,DeepCool製のトップフロー型CPUクーラー「THETA21_PWM」と3基の排気用120mm角ファンで,CPU周辺の熱を効率よく排気するような構造になっている。筐体前面に取り付けられた吸気用120mm角ファンでHDDを効率的に冷却できる点もポイントだ。
筐体の底面に置かれた電源ユニットは,ノートPC用のACアダプターなどで実績豊富なDelta Electronics製の定格550Wモデル「GPS-550GB A」。50%の負荷がかかったときに85%の電源変換効率を持つとして「80 PLUS Bronze」認証を受けた製品だ。
CPUクーラー周辺はゆったりしたレイアウトである |
電源ユニットは信頼性に定評あるDelta Electronics製 |
そのほか,GALLERIA Titan XG-MとGALLERIA XF-Aの主なスペックは表1にまとめておいたので参照してほしい。
シムシティで15万人規模の都市を作成
“路面電車ベンチ”で性能を比較してみる
さて,テスト方法に話を移そう。今回,比較対象に用意したのは,CPUにi7-3770K,GPUに「GeForce GTX 660」(以下,GTX 660)を搭載した,表2の構成のデスクトップPCとなる。
EAとNVIDIAが推すGTX 660ベースの対象機と比べて,GTX 670搭載のGALLERIA XF-A,そしてGTX TITAN搭載のGALLERIA Titan XG-Mが違いを見せるかを,今回はチェックしようというわけである。
路面電車はAIで制御されることもあり,毎回同じルートを運行するわけではない。また,街を行き交う自動車や歩行者の動きも毎回異なるため,それを加味し,テストは「2分間の実行を3回繰り返す」こととし,最小・平均フレームレートはいずれもその平均をスコアとして採用する。
……と,文字だけでは分かりにくいと思うので,実際のテストとほぼ同じ状況をビデオにまとめてみた。イメージとしては,路面電車を使った,インゲームのFlybyといったところである。
このムービーでは昼間になっているが,テストも昼間のシーンで実施している。夜間は自動車の交通量や人通りが少なくなって,フレームレートが高めに出るためだ。
グラフィックス設定は,GTX 660が最高設定を対象としたGPUということもあり,設定できるものをすべて有効にし,さらにNVIDIAコントロールパネルから16x異方性フィルタリングを適用した状態(以下,高負荷設定)と,そこから「アンチエイリアス」を無効化し,ドライバレベルのテクスチャフィルタリング適用を止めた状態(以下,低負荷設定)を用いる。「アンチエイリアス」の詳細は明らかになっていないが,画面を見る限り2xマルチサンプル・アンチエイリアシングがかかっている気配なので,今回の高負荷設定は“2x MSAA&16x AF”と捉えてもらえればと思う。
また,シムシティ以外の3Dゲームにおける性能差を推し量るべく,「3DMark 11」(Version 1.0.4)と「3DMark」(Version 1.0)も実施することにした。実行方法は,3DMark 11が4Gamerのベンチマークレギュレーション13.1準拠。3DMarkでは,「Fire Strike」テストシークエンスと,その高負荷版プリセット「Extreme」とで,それぞれ2回実行し,値が高いほうの結果をスコアとして採用する。3DMark 11には日本時間2013年4月19日付けでVersion 1.0.5が公開されているが,今回1.0.4を用いているのはテスト開始タイミングの都合だ。
なお以下,文中,グラフ中とも,比較対象のデスクトップPCは「i7-3770K+GTX 660」と表記する。
確実に平均30fpsを超えてくるGALLERIA XF-A
さらにGALLERIA Titan XG-Mならまったく危なげなし
ではテスト結果を順に見ていこう。グラフ1,2はシムシティにおける低負荷設定時のテスト結果だ。本作においては,平均で30fps程度出ていれば,ゲームプレイ時にそう大きな不満を感じることがなく,最小フレームレートが30fpsを超えていればかなり快適といえるが,i7-3770K+GTX 660は1920×1080ドットで平均30fps弱。おそらくこれが,EAとNVIDIAによる「GTX 660推し」の根拠になっているのではないかと思うが,最小フレームレートが30fpsを下回る環境では,ゲーム中にカクつく場面が見られた。
それに対し,GALLERIA Titan XG-MとGALLERIA XF-Aは平均で40fps,最小で30fpsを超えてきており,比較対象との実力差は明らかだ。1920×1980ドット時の最小フレームレートが31.7fpsを記録したGALLERIA XF-Aで,プレイ中のカクつきは感じなかったことも付記しておきたい。
次に,アンチエイリアシングと異方性フィルタリングを適用した高負荷設定のテスト結果をグラフ3,4で見てみよう。ここまで負荷が高くなると,i7-3770K+GTX 660は,解像度1920×1080ドットで平均フレームレートですら30fpsを維持できなくなってしまう。それに対し,GALLERIA XF-Aは平均で30fps台後半。GALLERIA Titan XG-Mにいたっては最小フレームレートが30fps台後半で,まったく危なげない。これは見事の一言に尽きる。
続いて3DMark 11のテスト結果がグラフ5だ。ここでは「Performance」と「Extreme」の両プリセットにおける総合スコアをまとめてあるが,GALLERIA XF-Aはi7-3770K+GTX 660に28〜34%の差を付け,GALLERIA Titan XG-Mにいたっては85〜123%もの大差を付けている。シムシティ以外のゲームをプレイするときにも,GALLERIAの2モデルのほうが優れた性能が得られるというわけだ。
なお,グラフ6の3DMarkでもスコア差に若干の違いはあるものの,全体的には3DMark 11と同じ傾向が見られる。
GALLERIAの2製品はともに冷却能力高し
小型なのに静音性の高いGALLERIA Titan XG-M
性能が高いとなると,消費電力や熱周りが気になるところだ。とくにGALLERIA Titan XG-Mは小型筐体なので,熱を適切に管理できているかは要チェックといえるだろう。順に確認していきたい。
テストにあたっては,ゲーム用途を前提に,無操作時間が長く続いてもディスプレイ出力が無効化されないよう設定。そのうえで,OSの起動後30分放置した時点を「アイドル時」,各アプリケーションベンチマークを実行したとき,最も高い消費電力値を記録した時点を,タイトルごとの実行時としている。その結果がグラフ7だ。
まず,アイドル時は,GALLERIA Titan XG-Mが最も低いスコアを示した。おそらく,80 PLUS Gold認証を受けた電源ユニットの効果だろう。電力変換効率が高いため,ロスが減り,消費電力が低減したということではなかろうか。
一方のアプリケーション実行時だと,さすが超ハイエンドGPUたるGTX TITANを搭載するGALLERIA Titan XG-Mの消費電力は跳ね上がる。ただし,それでも300W台中盤だ。搭載する電源ユニットの定格容量は750Wなので,この程度ではビクともしない。
また,GALLERIA XF-Aも,さすがにi7-3770K+GTX 660と比べて消費電力は高くなっているが,実のところ,違いはそれほど大きくないのも分かる。
システムに100%の負荷をかけ続けられるストレスツール「OCCT」(Version 4.4.0)と,3DMark 11を同時に実行し,3DMark 11が完走するまでの間に最も高い消費電力値が示された時点を「高負荷時」として,アイドル時ともどもCPUおよびGPU温度を追うことにした。
CPUとGPUの温度計測に使ったアプリケーションは,モニタリングツール「HWMonitor Pro」(Version 1.1.6)。CPU温度が4コアの平均値になることと,テスト時の室温がおおむね24℃であること,i7-3770K+GTX 660はPCケースに組み込まないバラック状態に置いてあるため,テスト条件が異なることをお断りしておきたい。
さて,その結果がグラフ8,9で,CPU温度は,リファレンスCPUクーラーを取り付けてあるi7-3770Kと比べて,アイドル時,高負荷時とも低いのが見て取れよう。CPU周りの冷却にかなりの配慮が見られるGALLERIA XF-Aは高負荷時のCPU温度が実に優秀だが,GALLERIA Titan XG-Mも十分に冷却できている点は要注目だ。
一方のGPU温度は,いずれも80℃以下にまとまっているので,まったく問題ないと述べていいだろう。むしろ,この温度を維持しながら,GALLERIAの2モデルでは動作音がかなり静かだったことのほうを強調しておきたい。筆者の主観で恐縮だが,あえて比較すれば,GALLERIA Titan XG-Mのほうが,GALLERIA XF-Aよりも静かな印象を受けた。
バランスのXF-Aか,絶対性能と小ささのTitan XG-Mか
シムシティを快適にプレイしたいすべてのゲーマーにお勧め
さらに,BTO標準構成価格24万9980円(税込)というのはさすがに万人向けではないものの,GALLERIA Titan XG-Mなら,アンチエイリアシングまで適用するような極めて高いグラフィックス設定でも,快適さは微塵も揺るがない。筐体が小さくなり,より静音性が上がり,標準でシステムドライブにSSDを搭載するといったプラスアルファがあるのも,ハイエンドモデルらしいところである。
シムシティの快適なプレイを大前提に,最新世代の3Dゲームで広く使っていけるデスクトップPCを探しているとき,GALLERIA Titan XG-MとGALLERIA XF-Aはどちらも有力な選択肢となるだろう。
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