キャラクターが成長していくというRPGの要素を盛り込んだターン制ストラテジー，「Disciples III: Renaissance」のデモ版が公開された。
　人間，エルフ，デーモンの3種族が共存する「Nevendaar」の世界の果てに，ある日，巨大な星が落下した。この謎の星を調べるため，それぞれの種族を代表する英雄達が旅に出るが，やがてそれは世界を揺るがす大きな事件へと発展していく。
　シリーズ第三弾となる本作は，2002年に発売された「Disciples II: Dark Prophecy」の続編だ。それまで開発を担当していたStrategy Firstに代わって，ロシアのデベロッパAkellaが制作を担当している。2010年6月にすべての開発が終了し，北米では2010年7月13日，つまり北米時間の今日発売される。


　本作にはプレイアブル種族として，The Empire（人間），Elven Alliance（エルフ），Legions of the Damned（デーモン）の3種族が登場する。このデモ版では，チュートリアルに加えて，3種族それぞれのシングルプレイキャンペーンから，落下した星の調査に向かうという最初のミッションをプレイできる。チュートリアルモードでは，ユニットの移動や戦闘，雇用など一通りのゲームシステムが覚えられるので，特別に難しい操作や複雑なシステムはないものの，最初にプレイしておくといいだろう。

　シングルプレイキャンペーンでは，それぞれの種族のヒーローユニットの職業を3種類から選択できるようになっている。それぞれ，魔法に長けていたり，ヒットポイントの再生ができたりといった特徴が設定されているので，自分の好きな職業を選ぼう。
　マップ上には宝箱や，触ると経験値が増えるといった恩恵が受けられるオブジェクトが落ちていたりするが，待ち構えている敵に接触すると，画面が切り替わって戦闘となる。
　戦闘はターン制で，ヘックスマップ上のユニットを進退させることになる。ユニットには直接攻撃するものや，魔法や弓で遠距離攻撃するもの，そして味方ユニットの回復ができるものなどのタイプがあるので，適宜使い分けて戦うのだ。ちなみに，ユニットの雇用は城など特定の場所でしかできず，お金もかかる。そのため，宝箱などは積極的に取っていくようにしよう。


　戦闘時の画面アングルや，ゲーム操作などに多少の不満は残るが，Heroes of Might and Magicを思わせる良質なファンタジーストラテジーゲームだ。ファイルサイズはかなり大きいが，前作をプレイした人はもちろん，初めてプレイするという人にも楽しめるデモ版になっている。なお，プレイヤーのユニットはレベル1からスタートするが，思わぬ場所にレベルの高い敵が待ち構えていたりするから注意が必要だ。戦闘をする前には，敵の詳細を十分に調べよう。

※4GamerのサーバーにUpしたデモ版はダウンロードの便宜をはかるため，「Disciples3_demo.sfx.part1.exe」と「Disciples3_demo.sfx.part2.rar」「Disciples3_demo.sfx.part3.rar」のつ3つに分割した。ダウンロードしたすべてのファイルを同じフォルダに入れ，Disciples3_demo.sfx.part1.exeをダブルクリックすれば自動的に解凍が始まる。解凍後のファイルサイズは3.72GB（3,999,995,907バイト）になる。

「Disciples III: Renaissance」公式サイト

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