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「AION」に5年ぶりの新クラス「ビビッドウイング」が登場。先行プレイレポートと,運営プロデューサーへのミニインタビューをお届けしよう
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印刷2019/05/10 15:00

プレイレポート

「AION」に5年ぶりの新クラス「ビビッドウイング」が登場。先行プレイレポートと,運営プロデューサーへのミニインタビューをお届けしよう

 エヌシージャパンがサービス中のオンラインRPG「The Tower of AION」で,2019年5月15日にアップデート「ビビッドウイング」が実施される。
 このアップデートは,実に5年ぶりとなる新クラス「ビビッドウイング」の追加がメインとなるもので,今年7月に10周年という大きな節目を迎える本作にとって,特別な意味を持つものになりそうだ。

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 4Gamerではアップデートに先んじて,ビビッドウイングのテストプレイをしてきたので,気になるクラスの性能をまとめて紹介しよう。また,日本運営プロデューサーを務めるキム・ジョンウク氏に,今後の展開を含めていろいろと聞くことができたので,こちらもあわせて確認してほしい。


カラフルなオード染料を射出して戦う「ビビッドウイング」


 芸術を愛する神「シエル」の祝福を受けて誕生したというビビッドウイングは,両腕にリング状の武器「ビビッドカノン」を装備して戦う。格闘家のような見た目だが,ビビッドカノンからはカラフルな“オード染料”を射出でき,これを使って敵にさまざまなデバフを与えられる。とくに,対象を染料で捕らえて継続的にダメージを与えるチャンネリングや,指定した地点に強力な重力帯を発生させて引き寄せるグラビティスケッチャーといった,拘束系のスキルが特徴的だ。

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 そんなビビッドウイングは,スピーディ,かつ華麗な動きで敵を狩れるクラスでソロ適正も高いが,やはり持ち味となる中距離支援を活かしたパーティ戦で真価が発揮できるタイプとなるだろう。ほかのクラスとのシナジー効果を考えつつ,新たな戦術を試すのが面白そうだ。

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 ビビッドウイングアップデートでは,ほかにも新フィールドや新規インスタンスダンジョン,さらに装備なども追加される。新フィールドの「ドマハ」地域には,個性的で強力なレイドモンスターが登場。「砂漠の彗眼カダブラ」「火の化身ヤノハス」といったレイドモンスターは,倒しがいがあり報酬もおいしいらしいのだが,リスポーンの条件が厳しいとのこと。日本運営チームとしては,多くのプレイヤーにレイド戦を楽しんでほしいので,イベントなどで討伐の機会を設けたいと話していた。

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 気になる報酬は,「伸びる武器」や「究極のアルケミウム」など。伸びる武器とは,文字どおり射程が伸びる特殊な武器のことで,とくに近接クラスに人気が高いものとなっている。

 新装備の実装となると,いま持っている自分のPvP装備の性能がどうなるのか気になるところだろう。具体的には,既存の装備を「T1」,新しい装備を「T2」と定義することになり,T1からT2へ“昇級”させられるようになる。また,古代装備から伝説装備への昇級も可能だ。つまり,いま持っている装備はムダにならないということになる。

 なお,ビビッドウイングの実装に際しては,キャンペーンも積極的に行われるようだ。「支援限界突破ッ!」と題されたキャンペーンでは,新規/復帰プレイヤーのどちらもレベルが上がるごとに,T1装備や強化石など,さまざまなアイテムがプレゼントされるとのことだ。

 以上がビビッドウイングアップデートに関する内容だが,6月にも大きなアップデートが予定されている。

 6月のアップデートでは,ドマハ地域で行われるドマハ要塞戦ドマハ大型祭壇戦が実装されるとのこと。現在は,日本でのプレイ状況に合わせてモンスターのHPを調整しているそうだ。
 また,キャラクターの強さに関わる要素として「第二のスティグマ」が実装される。これによって,装着したすべてのスティグマの強化段階が+12以上になると,上級スティグマスロットが1つ開放される。同時期に追加されるPvPコンテンツ「カマル戦場」では,報酬としてスティグマが入手できるとのことだ。

 そして,AIONは7月に10周年を迎えるのだが,これに合わせて5月末から約3か月間,VTuberとのコラボを行うことが決定した。その内容は,天族と魔族をそれぞれ1人のVTuberがプレイし,毎回テーマに沿った配信を行っていくというものだ。VTuberならではの切り口でAIONの魅力がどう表現されるのか。一般プレイヤーの協力も募るとのことなので,興味がある人は続報を待とう。


運営プロデューサーに聞く「ビビッドウイング」アップデートから10周年を迎える7月までの展望


4Gamer:
 本日はよろしくお願いします。AIONは今年の7月で,いよいよ10周年となりますね。

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キム・ジョンウク氏(以下,キム氏):
 はい。(韓国でサービスが始まった)当時,私はAIONプレイヤーの1人だったのですが,まさか日本でAIONの運営をすることになるとは思っていませんでしたね。AIONは素晴らしいタイトルなので光栄に思う反面,プレイヤーの皆さんに本作の魅力をどうお伝えするのか,今でも悩んでいます。

4Gamer:
 昨年の「ユーザー1st」を掲げたキャンペーンあたりから,運営としての取り組みは変わったように感じます。

キム氏:
 それは開発チームの意識が変わったことが大きいです。日本ならではのイベントやコラボができる環境になってきているんですよ。実際に,昨年の「メイドインアビス」コラボで,日本運営チームの要望がほぼ実現されました。

4Gamer:
 では,今回のビビッドウイングアップデートについて,プレイヤーに一番見てほしい要素を教えてください。

キム氏:
 やはり新クラスのビビッドウイングです。AIONは真面目というか,厳かな雰囲気のクラスが目立ちますが,ビビッドウイングはそんなAIONの常識から外れたカジュアルな雰囲気が特徴です。操作難度も高くないので,ぜひプレイしてみてほしいです。

4Gamer:
 ビビッドウイングは見た目もキャッチーなので,復帰あるいは新規でAIONをプレイする人も増えそうですが,7月の10周年に向けて盛り上げていきたいところですね。

キム氏:
 日本らしいイベントとして,VTuberとのコラボも決定していますので,ゲーム内外問わずコミュニティを活性化させて盛り上げていくつもりです。どんなVTuberとコラボするのかは,5月末に発表いたしますので,続報をお待ちください。

4Gamer:
 コラボ内容は,VTuberと一般のプレイヤーが協力してAIONをプレイし,その様子を配信するというイメージでしょうか。

キム氏:
 そうです。既存のプレイヤーにはVTuberを牽引してもらい,新規で始める人はVTuberと一緒に成長してほしいですね。

4Gamer:
 天族と魔族,それぞれにVTuberを立てるというお話でしたので,もしかしたらAIONらしい激しいPvPを独特なライブ感で楽しめるかもしれませんね。ちなみに,メイドインアビスコラボのようなゲーム内コラボは検討されなかったのでしょうか。

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キム氏:
 メイドインアビスコラボはプレイヤーの評価も高かったので,そうしたゲーム内コラボも考えました。ですが,最終的にはコミュニティの活性化を考えて,VTuberとのコラボが話題性もあって良いだろうと判断したんです。ちなみに,韓国でもYouTuberという職業は認知されていますが,VTuberはまだまだ一般的ではなく,開発チームからは怪訝な反応をされました(笑)。

4Gamer:
 そうなんですね。確かに不思議に感じるかもしれませんね(笑)。ほかに,10周年に向けてアピールしておきたいことはありますか。

キム氏:
 休眠キャンペーンは相当に力を入れています。コンセプトは,キャンペーンでもらったアイテムだけですぐに前線に復帰できることです。かなりの上位装備である「伝説」装備と,それを強化できる石を配りますので,要塞戦などAIONのメインコンテンツにすぐに参加できるはずです。ビビッドウイング以外のクラスも対象となっているので,この機会に新キャラクターを作ってみると良いかと思います。

4Gamer:
 休んでいると,どうしても装備が追い付かなくなり,昔の友だちと遊べなくなってしまいがちですよね。とくに長くサービスを続けているAIONではその傾向も強くなるので,このキャンペーンは嬉しいと思います。

キム氏:
 そうなんですよ。10周年というと,ちょっと戻ってみようかなと思えるような節目だと考えていますので,アップデートとからめて各種キャンペーンを行っていきます。

4Gamer:
 本日はありがとうございました。

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