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「The Tower of AION」クラシックサービスの最新アップデート情報を総まとめ。新規コンテンツの追加と手厚い成長支援で遊びやすさがアップ
本作は,「天族」と「魔族」という2つの陣営に分かれた世界観の中,プレイヤーはキャラクターを育成しながら,ときに大規模な戦争に参加するMMORPGだ。ライブサービスは2009年よりスタートしていて今年で13周年となるが,昨年(2021年)にはサービス初期のコンテンツを再現した「クラシックサービス」が開始されている。今回のアップデートは,このクラシックサービスに適用されるもので,コンテンツ拡張に止まらず,ゲームプレイ改善を目的とした多くのアップデートが行われる予定だ。
そこで,アップデートに先駆けて公開された気になる情報の数々を,本稿でまとめて紹介しよう。
新規コンテンツの追加とバランス調整で遊びやすさが大幅アップ
最新アップデートの軸になるのは,高レベルインスタンスダンジョン(ID)の有用性改善と,レベリングが快適になるような細かな調整だ。とりわけキャラクターの成長支援は手厚く,当時の雰囲気を保ちながらも遊びやすくなる。具体的には,主要なクエストやミッションで獲得できる経験値が大幅に上昇し,さらに成長過程で通うことになるID「ノフサナ訓練所」「炎の神殿」「悪夢」「スティールクロウ号」「ドラウプニル洞窟」それぞれに反復クエストが追加されるほか,各ミッションでの獲得経験値が現在のEpisode1.5と比較すると実に5〜7倍ほどになるという。
また,難度見直しの一環として,主要なIDに出現するネームドモンスターのHPが調整される。同時に最上位武器である「ヒーロー武器(タハバタ)」シリーズのドロップ率も上方調整され,「目的のアイテムがなかなか出ない」というMMORPG特有のプレイヤーがストレスを感じる部分が緩和されるという。このあたりは個人差がどうしても出てきてしまうのですぐに実感できるわけではないと思うが,長い目で見れば確実に時間の短縮につながるはずだ。
このほか細かなところだと,「暗黒のポエタ」でドロップする「アヌハルト防具」が,武器や防具の強化用アイテム「強化石」抽出可能に変更されている。NPC販売額が少額かつ代行販売不可だったこともあり,強化石に変換できるのはプレイヤーにとって嬉しい仕様変更になるのではないだろうか。
続いて追加コンテンツを見ていこう。基本的にはライブサービス開始からの流れを汲むコンテンツで,当時遊んでいた人には懐かしさを感じられるものになっているが,一部ライブサービスと多少仕様が異なっている場合もあるので注意が必要だ。
●アビス宝物庫
アビスの各要塞,「サルファツリー」「東シエル」「西シエル」の下層要塞3つと,「アステリア」「古代都市ルー」「クロタン」「ドキサス」「ラミレン」の上層要塞5つそれぞれに,ID「アビス宝物庫」が追加される。
このアビス宝物庫は,本来要塞占領によって入場できるお宝IDだったが,クラシックサービスでは要塞を占領していない種族でも入場できるようになっている。ただし,入場可能なのは1週間に最大2回で,「アーティファクトのかけら」が必要になる。また,入場レベルがライブサービスと一部異なっているので間違えないように注意しよう。
なお,攻略難度は抑えられていて,装備レベルや攻略の熟練によっては4人以下のパーティでも戦えるとのことだ。
●ティアク研究所
「ティアク研究所」は,第五龍帝「ティアマト」が「暗黒のポエタ」を作るための実験を行った場所で,PvPとPvEの両方が楽しめる6対6の戦場型IDだ。こちらはライブサービスにはないクラシックサービス独自のコンテンツとなっている。
相手種族やモンスターとのバトル,ダンジョン内オブジェクトの破壊や採集,そして相手種族が獲得したオブジェクトの奪還など,ダンジョン内での行動によってスコアを獲得し,その合計を競う。獲得スコアが多い種族が勝利となり,より多くのアビスポイントを得られる。
初期状態ではマップを確認できず,キャラクターの位置関係やスコアも分からない。マップ内に配置された「情報処理装置」を制圧して活性化することで霧が晴れていくなど,独特なシステムを備えているのが大きな特徴だ。「暗黒のポエタ」に出現するモンスターが“実験体”の姿で登場するのも見どころである。
この「ティアク研究所」は20:00〜22:00に開放され,レベル50のキャラクターが1日1回のみ参加可能だ。
●第3テンペル訓練所
カジュアルにPvPを楽しめるライブサービスでも屈指の人気コンテンツ「第3テンペル訓練所」が,クラシックサービスに登場する。1対1形式の「孤独の闘技場」と最大10人によるバトルロイヤル形式の「混沌の闘技場」という2種類の試合形式があり,どちらも種族に関係なくマッチングされる。なお,闘技場は14:00〜翌2:00の時間制限が付いているが,いつでも入れる「修練場」も用意されている。
気になる報酬は,闘技場では「見習いテンペルの記章」や,参加する形式によって「見習い孤独の記章」か「見習い混沌の記章」が入手できる。これらの記章を集めて,衣装や羽根,消耗品などと交換する形だ。交換可能なアイテムには,外形衣装の「テンペル衣装シリーズ」や,使用するとランダムで1種類のアイテムが獲得可能な「神秘の薬草/宝石の袋」などがラインナップされている。
●要塞戦(アビス深層):神聖の要塞
天族と魔族がアトレイア各地にある要塞をめぐってRvRで繰り広げる本作にとって,花形とも言える要塞戦。「神聖の要塞」はアビス深層に位置する唯一の要塞であり,アビスの重要拠点として定義されている場所だ。
重要拠点ということで,ほかの要塞とは仕様が異なり,毎週第三勢力の龍族が占領しリセットされてしまう。ゲーム内最強と謳われる守護神長「エレスギガル第1守護神長」が待ち構えるこの要塞を落とすことは容易ではなく,激しい戦いが予想される。
攻略難度が高いこともあって占領時の報酬(功績勲章など)は最も多く獲得できるので,対抗種族に勝つべく仲間と戦術を練って挑もう。
●クローゼット機能
豊富な衣装が用意された本作では,キャラクターをドレスアップする楽しさもあり,見た目にこだわるプレイヤーも多い。そんなプレイヤーに向けて「クローゼット機能」が追加されることになった。こちらもクラシックサービスで新登場のシステムだ。
これは,クローゼットに登録した外形衣装を,ワンクリックで見た目を反映させることができるというもの。キャラクター別に設定・登録が可能だ。登録した外形衣装を「染色」して,より個性的な見た目に変えたりもできる。
以上が「Episode1.9 未来への鼓動」で実装される新要素の概要となる。
サービス初期のコンテンツを楽しめるというコンセプトで誕生したクラシックサービスは,初期コンテンツにあったバランス問題を解決すべく独自のチューニングが施されながらアップデートを続けてきた。その方向性がより顕著に表れているのが今回のEpisode1.9で,ライブサービスにはない新要素を含め,MMORPGならではの面白さを担保しながら遊びやすい環境作りに力を入れている印象だ。
狩りが中心になりがちなタイトルではあるが,成長支援によってレベル上げの速度が上がることで,各種コンテンツへの参加もしやすくなることは間違いない。かつてAIONに熱中した人ならなおさらで,当時ほど時間が取れなくても十分に楽しめるのは嬉しいのではないだろうか。久しぶりに復帰するのにも,今回のアップデートは良い機会となりそうだ。
※掲載した情報はテスト環境でのもの。実装時に,記載された情報と一部内容が異なる場合がある点,ご了承ください。
「The Tower of AION」公式サイト
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