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心ならずも吸血鬼にされてしまった美女の物語「ヴァンパイア ストーリー」がサイバーフロントから7月31日にリリース
「ヴァンパイア ストーリー 【完全日本語版】」公式サイト
ヴァンパイア ストーリーは若くて美人のオペラ歌手,モナ・ド・ラフィーがヒロイン。将来,オペラ座の歌姫を夢見ていた彼女だったが,吸血鬼シュラウディー・フォン・キーファー男爵によってドラクシルヴァニア(地名)にある高い壁に囲まれた城に閉じこめられ,吸血鬼に変えられてしまった。
だが,どうしてもパリに帰りたいモナはある晩,賢いコウモリを自称するフロデリックと共に,城からの脱出を試みる。首尾よく城を出たのはいいが,ドラクシルヴァニアの風変わりな人々(人間とは限らないが)が現れ,モナの頭を悩ませる問題が次々と起きるというストーリー。果たして彼女は無事にパリのオペラ座に行けるのだろうか?
スクリーンショットからも分かるように,ゲーム内容はユーモラスで,味のある手描き風グラフィックスが個性的だ。ディズニーのセルアニメに使われた“マルチプレーンカメラ”のような表現が採用されており,基本は2Dながら,3Dのような奥行きが感じられるゲーム画面になっている。
システムはオーソドックスなポイント&クリック式だが,「吸血鬼ならでは」の能力を使った数々のパズルを解いていかなければならず,遊びごたえはありそうだ。
もともと,2005年頃に発売される予定だった本作だが,予定していたパブリッシャが開発費を支払えなくなるなどのドタバタがあり,発売されたのは2008年の末のこと。ドイツのCrimson Cowが欧米でのパブリッシングを担当してくれるまで,Autumn Moon Entertainmentの創立者であるBill Tiller氏と少数のスタッフはコツコツと本作の制作を続けていたそうである。
発売後の本作の評価はよく,続編の話も聞こえきているが,それもそのはずで,Tiller氏はもともとLucasArtsで「The Dig」や「The Curse of Monkey Island」といったエポックメイキングなアドベンチャーゲームに携わってきたベテラン。開発陣にも元LucasArtsのメンバーが多く,腕は確かなのである。
そんなヴァンパイア ストーリーがついに日本語でプレイできるというわけで,アドベンチャーファンは注目しよう。
ちなみに4Gamerの「こちら」には英語デモ版を掲載しているので,あの妙に色っぽいモナの流し目が気になるという向きは,お試しあれ。
「ヴァンパイア ストーリー 【完全日本語版】」公式サイト
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