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「プロ野球チームをつくろう!ONLINE」「スプラッシュ!ゴルフ」などが発表された,新作発表会詳細レポート
■大人が楽しめるオンラインゲーム
■「プロ野球チームをつくろう!ONLINE」
野球つくONLINEは,社団法人 日本野球機構承認,NPB BIS プロ野球公式記録使用のライセンスを取得しており,プロ野球12球団に在籍する約600人の中から選手を選び,プレイヤーの理想の球団を編成できる。1サーバーには,1万の球団が在籍する予定で,各プレイヤーは「ルーキーランク」「マイナーランク」,そして最高峰の「メジャーランク」のいずれかに所属する。ペナントレースの最終成績が上位であれば上のランクに昇格し,下位であれば降格だ。また所属するランクには関係なく開催されるトーナメントがあり,ここでは全チームがしのぎを削ることになる。
なお,こうしたペナントレースのスケジュールは,あらかじめ組まれており,自動で進行する。プレイヤーはスケジュールに合わせて,試合結果の確認およびチームの運営(主に選手の組み合わせなどの調整)をするだけで,あとは自動的に試合が開催される。
強いチームだと,一度調整しただけで数戦なら連勝できる場合もあるそうだが,選手のコンディションも随時変化するため,ずっと連戦連勝とはいかないようだ。
また,野球つくONLINEにおける選手はカードで表現されている。プレイヤーは試合で貯めたポイントを使って選手カードを購入するのだが,トレーディングカードのように袋に入っているため,実際に開けてみるまでは,どの選手のカードが入っているかは分からない。ランクの高い選手が出てくる確率は低く,ランクが低い選手はそれなりに出てくる。ちなみに,同じ選手のカードを複数入手した場合は,その選手の能力を上げられるという。
そのほか,ゲーム内で利用可能な掲示板,選手カードのトレードおよびポスティングシステム(オークション)が用意されており,プレイヤー同士のコミュニケーションも活発に行われるだろう。また,現実のペナントレースの結果に基づいた選手データが定期的にゲーム内に反映される。プロ野球ファンには嬉しいサービスだ。
なお,4月27日からテスター募集が開始され,5月中旬にクローズドβテストが実施される予定だ。課金方式は現在のところ未定となっている。
■セガ初のアイテム課金制オンラインゲーム「スプラッシュ!ゴルフ」
また,キャディを務めるのはソニックなど,セガのゲームでおなじみのキャラクター達。そして,企画段階ではあるが,他社の人気キャラクターも,キャディとして追加される可能性があるという。
キャディはプレイヤーキャラクターと共に成長し,プレイを重ねるごとにさまざまな能力を身につけて,プレイヤーを助けてくれる存在。キャディの能力には,記録が更新されたときにスクリーンショットを撮る「記念撮影」,緊迫した局面で的確な指摘をする「応援アドバイス」などが用意されているほか,キャディごとの「スペシャルショット」,プレイヤーキャラとキャディが一緒に放つ「ミラクルショット」などがある。キャディの能力をいかに引き出すかという部分が本作のポイントになっているようだ。
コースは,豪華客船やホテルが登場してリゾート気分を味わえる初心者用の「南国コース」,ハイリスクハイリターンな上級者向けの「ソニックコース」が紹介された。このほかにも,さまざまな種類のコースを開発中とのことだ。
ゲーム内容の発表後は,プレイヤーキャラクターである「ミエル」のモデルで,テーマソング「SPLASH LOVE」を歌う,稲村優奈さんがステージに登場。稲村さんは,「着せ替えが多くて楽しそうなので,プレイヤーの皆さんがどんな服を着せるのか楽しみ」と語っていた。
なお,本作は,2007年内のサービス開始を目標に開発が進められており,早ければ夏ごろには,テストを行う可能性があるということだ。
■「サカつくONLINE」正式サービス開始日程発表!
■「PSU イルミナスの野望」「ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド2」も
続くプレゼンテーションは,第3GE研究開発部 ディレクター 酒井智史氏による「ファンタシースターユニバース イルミナスの野望」。こちらは新しいオープニングムービーが公開されたが,その他は現在「ネットワークトライアル」で実装済みのものをあらためて紹介しただけにとどまった。気になる前作との関連については,つながっている部分は主にストーリー上のものとなるため,本作からプレイしても楽しめるという。
最後に行われたのは,ネットワーク事業推進部 マネージャー 木岡勝利氏によるタイピングソフトの「ゾンビ打 ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド2」のプレゼンテーション。本作は,累計20万本を誇るシリーズの8年ぶりの新作で,ガンシューティングゲーム「ザ ハウス オブ ザ デッド3」をベースとしたもの。「ストーリーモード」に加えて,プレイヤーのテクニックを鍛える「ドリルモード」,特定の条件を達成しクリアする「ミッションモード」など,さまざまなモードが用意されている。また,評価の高いチュートリアルに加えて,適宜キーボードを画面上に表示できるようにするなど,初心者に向けた機能が強化されている。
こちらの発売は2007年内予定,価格は未定だ。ちなみに,キーボードをタイプする代わりに,タブレットを使って直接漢字を書き込むという,新作の開発もほのめかされていた。こちらは続報に期待したい。
今回の発表会は,2007年中にサービスインが予定されているPCオンラインゲームをまとめてプレゼンテーションするという内容だったが,目玉となるのは,新作として発表された2本のスポーツタイトルだろう。とくに野球つくONLINEは,時間の都合などがつかなくてオンラインゲームを楽しみづらい,社会人をメインターゲットとして企画されており,かなり期待が持てそうな内容だ。
一方のスプラッシュ!ゴルフは,コンセプト,ターゲットとするユーザー層,課金形態にいたるまで,「スカッとゴルフ パンヤ」といった競合他社の既存タイトルとの差別化をどう図っていくのかがポイントとなりそうだ。プロデューサーの徳永氏によれば「開発も運営も日本で行うということからアドバンテージを見いだしていきたい」「セガらしさをアピールしていきたい」とのこと。いかにセガらしさを打ち出していくのか,期待したいところだ。(Text by 大陸新秩序,photo by kiki)
- 関連タイトル:
ゾンビ打2 ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド2
- 関連タイトル:
セガ スプラッシュ!ゴルフ
- 関連タイトル:
プロ野球チームをつくろう!ONLINE 2
- 関連タイトル:
ファンタシースターユニバース イルミナスの野望
- 関連タイトル:
プロサッカークラブをつくろう!ONLINE 2
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(C)SEGA (社)日本野球機構承認 NPB BIS プロ野球公式記録使用
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