連載
男色ディーノのゲイムヒヒョー:其の四拾壱「後悔の少なそう道を選べ」
性別や性癖に関係なく,30年も生きていれば人間誰しも,これまでの歩んできた道のりは,本当に正しいものだったのか? という疑問を持ってしまうこともありますやねぇ。
っていうか,前々から思っていたんだけど,RPG(にも限らないけど)におけるゲイムプレイ時間の表示機能って何の意味があるんでしょうね? 例えば,クリアタイムでランクが変わったりする「バイオハザード」的なゲイムなら,プレイ時間が表示されるのは分かるのよ。でも,秒単位でプレイ時間が表示される,かといって別にタイムアタック的な要素があるわけじゃないゲイムって,どんな気持ちであの時間を見ればいいんでしょうね。
私個人で言わせてもらえれば,ホント焦るからあの機能はやめてほしい。何に焦るって? 人生によ! だってそうでしょ。基本,ゲイムって無駄の塊じゃない? 親がファミコン本体をタンスの上に隠すくらい,ゲイムをプレイしている時間なんて無駄なものなのよ。それは,親が「ゲイムの素晴らしさを分かってない」わけじゃなくて,正しいのよ。「親が子供からゲイムを遠ざける行為」は親としては至極まっとうな行為なの。だって面白いもんゲイム。夢中になってゲイムばっかりやっていたら,ほかにするべきことやらなくなるもん。親としては,こんな面白いもんを近くに置いてちゃ怖くなるわよ。
で,逆にゲイムから子供は何を得られるかっていったら,思い出と話題だけ。ゲイムから何を学び取るかなんて,人によってそれぞれなんだから,本人以外が押し付けるもんでもないしね。ま,遊びなんて思い出と話題になればそれで十分なんだけどね。
ともかく,大人になった今でも,そんな無駄な時間をどれぐらい費やしてるかを見せ付けられる機能,言い換えれば子供の頃から何一つ成長してない姿を自覚させられる機能なんて,私はいらないと思います! ……でも,ないならないで「どれぐらいプレイしたんだろ?」と考え込んでしまうとは思うけど。
今,何かをやりたいと思ってる人,何かを選択するのに迷ってる人。本当によく考えて,現時点で後悔の少なそうな選択をしたほうがいいわよ。私で言えば,プロレスラーになって良かったのかどうかいまだに分かんないもん! 少なくとも,プロレスラーになったことでいい思いをしたことは,これっぽっちもないもん! むしろプロレスラーになったことで実家に帰れない,将来の不安が増大,辞めたあとのつぶしがきかない……アレ? なんで私,プロレスラーになったの? そして私の顔が濡れている。太陽がゆがんで見える。
えーと,戦場のヴァルキュリアはですな,凄くプレイしやすいわね。シミュレーションゲイムによくあるような難しいルールはないわ。そして,ストーリーの進め方にも一工夫あって,感情移入しやすいわね。本や新聞を読んでいるかのようなストーリー展開によって,「少し昔に起きた歴史上の出来事っぽさ」をちゃんと演出できているのよ。言うなれば,NHKでよくやってるような「映像で見る20世紀」的雰囲気。まあ,戦争モノなのに女性キャラクターが多いとか,そういうゲイムっぽさはあるんだけど。
あと,個人的には強引に戦闘を進めるとけっこう仲間が死んでしまうってところが好き。そんなときは,もちろんリセットするけど。私,基本的に難度が低いいわゆるユルゲイが好きなんだけど,ゆるすぎるとこれはこれで萎えちゃうのよ。あんまりな無理は通らない感じがいい。基本的には従順だけど,ダメなことはダメって言える,そんな男がタイプなの。そういう意味では,けっこう絶妙なバランスな気がするわ,今のとこ。まだ2時間しかプレイしてないけど。
ってなわけで,来週のこの時間はお休みな気がするので,再来週までにクリアできているといいなあ,と思う今日この頃。ちなみに,「龍が如く 見参!」はクリアするのがもったいないから最終章で止めてる状態。これも終わらせなきゃだわ。では,また再来週!
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戦場のヴァルキュリア
対応機種:PLAYSTATION 3メーカー:セガ
発売日:2008年4月24日
価格:7980円(税込)
CEROレーティング:B
公式サイト:http://valkyria.jp/
- 関連タイトル:
戦場のヴァルキュリア
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