Electronic Artsの重鎮，Neil Young氏が退社

Neil Young氏

　Electronic Artsで数々のプロジェクトに携わってきたNeil Young（ニール・ヤング）氏が，同社から退社した。ヤング氏は，発足されたばかりの独立系ゲーム会社を率いるとされているが，詳細は明らかにされていない。

　ヤング氏といえば，Sega of AmericaやVirgin Interactiveなどを渡り歩いたベテランプロデューサーで，Electronic Artsへの入社は1998年。「Ultima Online: The Second Age」（1998年）や「Majestic」（2001年）などに携わったのち， EALA（ロサンゼルス開発支部）のジェネラルマネージャーとして，The Lord of the RingsシリーズやMedal of Honorシリーズ，そしてThe Simsシリーズを統括してきた。
　また2008年2月に設立されたEA Blueprintという部門では，新規プロジェクトを探し出したり，投資する企画に携わったりしていたという。

　今後，EA Blueprintはルイス・キャッスル（Louis Castle）氏が統括することになっているが，多くのプロジェクトを指揮していたヤング氏の退社によって， EALAのほかにEA RedwoodやEA Maxisなどの各開発部門も再編成を強いられることになりそうだ。
　また，ヤング氏は映画監督であるスピルバーグ氏が手がけるプロジェクト，コードネーム「LMNO」を担当していたという。このプロジェクトのプロデューサーには，「Boom Blox」で開発部隊を統括していたDoug Church（ダグ・チャーチ）氏があたることになるようだ。