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[韓国ゲーム事情#815]DiabloライクなMMORPG「VASTIAN RETURNS」の詳細が明らかに
DiabloライクなMMORPG「VASTIAN RETURNS」の詳細が明らかに(2007/11/27)
VASTIAN RETURNSは,2005年にサービス開始された「イデムの遺産」(Legacy of Edem)をベースにし,プレイヤーのニーズに合わせてリニューアルされた続編に当たるタイトル。韓国では11月16日から基本プレイ無料+アイテム課金のスタイルで正式サービスが開始された。VASTIAN RETURNSの主な特徴は以下のとおり。
■クローンシステムとQuick Time Changeシステム
本作の特徴である“クローンシステム”は,クローンと呼ばれるサブキャラクターをメインキャラクターと同時に操作できるというものだ。いわゆる傭兵のようなNPCではなく,メインキャラクター同様に操作/育成ができる。メインキャラクターとはまったく別の行動を取ることができるほか,別の場所にいるときはキャラクターの操作を切り替えられる“Quick Time Change”(QTC)システムが用意されている。
■変身システム
本作は小説「影の王」をベースにしており,原作のストーリーによれば,人間を破滅させようとする神Quilianが人間をMystという破滅だけを追求するモンスターに変身させるという設定がある。VASTIAN RETURNSでも,プレイヤーが“変身ネックレス”というアイテムを装着することで,一定時間モンスターに変身してプレイできる。
■テンションシステム
テンションシステムは,条件を満たすとプレイヤーキャラクターの攻撃力と防御力が一定時間上昇するというもの。モンスターを倒すごとにゲージが溜まっていき,いっぱいになるとテンションモードを発動できる。
■祝福システム
キャラクターのレベルが15以上になれば,“祝福”を受けることができる。祝福はHP増加/バフはもちろん,ゴールド/ポーション/テンションの増加など,ゲームを有利に進められる効果をランダムに受けられるというシステムだ。祝福は失敗する場合もあり,そのときはまったく恩恵を受けられない。
■アップグレードシステム
アップグレードシステムはいわゆる生産/鍛錬に相当するもので,武器や防具,アクセサリに専用アイテムを使うことで,該当装備の能力値を上昇させられる。失敗した場合,アップグレード専用アイテムだけでなく,装備自体が消滅することもある。
■ギルド戦&攻城戦
本作では,ギルド同士で戦うギルド戦が用意されており,ギルドマスターが申請すればいつでも始めることが可能だ。ギルドランキングを通じて,プレイヤーの所属ギルドの影響力を確認できるようになっている。
また,ゲーム内の各大陸には3か所に城が存在し,攻城戦もプレイできる。攻城戦は一定期間ギルド同士が争い,最終的に勝利したギルドが城を所有できる。
城の中には,城主ギルドのメンバーだけが入場できるダンジョンがあり,ここだけでしか入手できないレアアイテムが用意されるとのことなので,城を所有するためのギルド間の戦闘が活発になるだろう。
VASTIAN RETURNSの海外パブリッシングを担当しているT3 ENTERTAINMENTの取締役Kim Yu Ra氏は,「VASTIAN RETURNSは,その多彩なシステムと低スペックのPCでも遊べる動作環境が特徴です。日本をはじめとする海外市場でも受け入れてもらえると期待しています。日本市場にはとくに期待しているのですが,現地プレイヤーのニーズを明確に把握してVASTIAN RETURNSを盛り上げてくれるパートナーが見つかれば,できるだけ早くサービスを実現したいと思います」とコメントした。ちなみに同社は,2007年9月に自社パブリッシングのMMORPG「YUINA 〜Adventure ORKA〜」をNeoWiz Japanと契約したことがある。
- 関連タイトル:
VASTIAN RETURNS
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