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[COMPUTEX 2008#09]ASUS,日本上陸予定の第2世代Eee PCを発表。ゲームなどの高負荷時には自動でクロックアップ
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印刷2008/06/04 22:26

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[COMPUTEX 2008#09]ASUS,日本上陸予定の第2世代Eee PCを発表。ゲームなどの高負荷時には自動でクロックアップ

 ASUSTeK Computer(以下,ASUS)は,COMPUTEX TAIPEI 2008の初日となる2008年6月3日に第2世代の「Eee PC」となる「Eee PC 1000」「Eee PC 1000H」「Eee PC 901」の3製品を発表した。一部モデルは台湾で,即日販売が開始されている。

Eee PC 1000H(左)とEee PC 901(右)
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Eee PC 1000Hの上にEee PC 901を乗せてみる。一回り……とまでは言わないが,前者のほうがやはり大きめ
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横に並べてキーボードサイズを比較した写真
 Eee PCの新モデルは,CPUにIntelの「Atom N270/1.60GHz」を採用。Eee PC 1000シリーズは,液晶ディスプレイに10インチまたは10.2インチパネルを採用(※スペック表に併記されているので,そのとき調達できたほうを使うのだろう)し,解像度は1024×600ドットになる。一方のEee PC 901は,欧州などで発売済みとなっている,解像度1024×600ドットの8.9インチ液晶ディスプレイを搭載する製品「Eee PC 900」のAtomモデルという位置づけだ。
 本体サイズはEee PC 1000シリーズが266(W)×191.2(D)×28.4(H,最薄部)mm,Eee PC 901は225(W)×175.5(D)×30.6(H,同)と,ディスプレイサイズの大型化に伴ってEee PC 1000シリーズはある意味順当に大型化している。重量はSSDを採用するEee PC 1000が1.33kg,HDDを採用するEee PC 1000Hが1.45kg。SSDを採用するEee PC 901が1.1kgである。

 ASUSはこれら第2世代のEee PCを,第1世代製品投入直後に謳った「モバイル・インターネット・デバイス」ではなく,携帯性を重視した「トラベル・コンパニオン」という,新しいセグメントに位置づける。実際,CPUをAtomに変更し,さらに6セルのリチウムイオンバッテリーを搭載することで,最大7時間以上というバッテリー持続時間を実現した。

キーボードの配列はほぼ同じ
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本体両サイドのインタフェース群
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 さらに興味深いのは,第2世代Eee PCが「Super Hybrid Engine」という技術を採用することだ。
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 同技術は,システムの負荷に応じてCPUの動作クロックやCPU動作電圧,液晶の輝度などを自動制御するもの。システム負荷が低いときはAtom N270の動作クロックを1.20GHzに下げるなどして消費電力の低減を図る一方,ゲームプレイ時など負荷の高いときは逆に1.80GHzまで動作クロックを引き上げ,パフォーマンスの向上を図る。大型化した筐体は,こうしたクロックアップ動作を実現するうえでも役に立っているようである。
 このほか,第2世代のEee PCでは,Eee PC 1000が40GB(SSD),Eee PC 1000Hが80GB(HDD),Eee PC 901が12GBもしくは20GB(SSD)と,ストレージ容量が従来よりも大幅に引き上げられたのも特徴だ。主なスペックは下にとしてまとめたので参考にしてほしい。

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 こういった仕様面での変更について,ASUSの社長兼CEOであるJerry Shen(ジェリー・シェン)氏は,「昨年11月のEee PC発売から今年の5月までの6か月間で,150万台のEee PCを出荷し,多くのユーザーからフィードバックをいただいた。第2世代のEee PCでは,これらのユーザーからの意見を取り入れ,液晶ディスプレイやキーボード,ストレージサイズの大型化を図った」と,いずれの改良も,ユーザーの要望を取り入れた結果と説明する。

第2世代Eee PCはトラベル・コンパニオンということで,インディー・ジョーンズならぬ,インディー・ジェリーに扮して壇上に立ち,Eee Stickを持つShen氏
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 氏は続けて,第2世代Eee PCから「ASUS」ロゴを外し,新たに「Eee」ロゴを採用したと述べ,今後,Eee PCと同じコンセプトの“Eee製品”を拡大していく姿勢を明らかにする。また,Eee PCをターゲットにしたモーションセンサー内蔵ゲームコントローラ「Eee Stick」も披露した。
 Eee Stickは,ジョイスティックコントローラと十字キーパッドの2ピース構成を採用しており,「Wii」(のWiiリモコンをヌンチャク仕様にしたとき)と同様に,両手に握って動かすことでキャラクターなどの制御をする。同コントローラは当面,Eee PC購入者のみにバンドル販売する予定だそうだが,価格はまだ決まっていないという。

Eee Stickでゲームをプレイ中の様子
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 新しいEee PCシリーズの,台湾における市場予想価格は日本円換算で5万8000〜6万8000円程度(※1台湾ドル=3.4円計算)。低価格ノートPCと同等の価格帯になるようだ。国内の販売代理店関係者は,日本でも2008年7月には市場投入する計画と述べており,Eee PCの新しいラインナップと低価格ノート市場のさらなる拡大が期待される。
  • 関連タイトル:

    Eee

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    Atom

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