ニュース
[TAIPEI2008#13]部屋でカラオケコンテスト。スーパースターが誕生するかもしれない新作「SuperStar」っていったい?
本作は流れてくる曲を実際に歌うことで,音やアクセント,リズムが合っているかなどが採点されるという,いわゆる音ゲー/リズムゲーのカラオケ版といった感じのタイトルとのことだ。
まず本作を開発しているのは中国の大手メーカー,Shandaだ。しかし中国では,“オンラインゲームではないから”ということで,サービスインについては検討中とのこと。これをIGCが50%以上という大幅な内容調整を行ったうえ,開発元の中国に先駆けて,台湾でのサービス開始を決めたというわけだ。
収録されている曲数は現在およそ1000曲で,もちろん今後どんどん増やされていく模様。なお,外国の楽曲については,現地のパブリッシングが決定し,諸問題が解決されれば追加されるだろうとのことだ。将来的には,台湾,日本,韓国,香港,タイなど各地でコンテストを行い,その中からたった一人のスーパースターを選ぶというようなことも企画したいそうだ。
このほか,有料アイテムとして購入できる“生卵”といったお遊び要素(?)もあるのだとか。あまりに歌が下手な人は,これを投げつけられて顔にベタ〜と付いてしまうかもと語ってくれた。有料アイテムを投げつけるくらい下手ってどれほどのものなのか……,ちょっと気にはなったものの,ひとまず置いておこう。
有料アイテムにはこのほか“ハンカチ”もあり,生卵がかわいそうに思ったら,そのハンカチで拭いてあげられるようだ。このほか薔薇などのアイテムを購入して,相手にプレゼントできるという。
このように,本作は基本料金無料のアイテム課金制での運営を予定しているとのこと。ちなみに本作はまだ,台湾でのクローズドβテストが4〜5月くらいに予定されているという段階で,このTGS2008での出展が初お目見え。そのため,詳細はまだ決まっていないところも多く,アバターに好きな服を着せるシステムや,歌を記録する機能などはこれから追加していくという。
さて,ここで特筆すべきなのが,本作の開発/運営にはIGCとENTERTAINMENT PUBLIC CORPORATION(EPC)という,日本でいうところの,いわゆる芸能プロダクションが関わっている点。そして,本作で活躍する歌唱力のあるプレイヤーは,実際にデビューさせる計画があるというのだ。なんだか,アーケード用のオーディションゲームがPCにも登場といった感じである。
こういった背景から,台湾や中国No.1の歌番組との連携,韓国CJ Internetとの連携によって,台湾,韓国から本作デビューの歌手を生み出そうという試みが行われるわけである。つまり,上記にある“たった一人のスーパースターを選ぶ”というのも,あながち不可能な話ではないのかも。
ちなみに会場では,IGCブースのイベントに出演していた台湾の有名歌手の施文彬(Michael Shih)さんの姿も見られた。
- 関連タイトル:
SuperStar
- この記事のURL:
キーワード
(C)2008 Insrea Game Center Corporation. All Rights Reserved Licensed by Shanda Networking Co.,Ltd