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[TGS 2008#099]学園祭のノリで一息つけるゲームスクールコーナー
なお,出展されていたゲームの大半は,開発環境の関係からかPCをプラットフォームとするものが多かったが,日本ゲーム大賞 2008 アマチュア部門で優秀賞を獲得した「かきわけ! ぽんぽんスウィーツ」をはじめ,ニンテンドーDS用タイトルも目立っていた。
会場にいた日本工学院専門学校 クリエイターズカレッジ ゲームクリエイター科 主任 渡邉 彰氏に聞いてみたところ,こうした出展には各専門学校の存在や意義をアピールするよりも,学生の作品作りに対するモチベーションを高める意味合いが強いとのこと。確かに冒頭で書いたように,大手企業がこぞって出展し,世界中からメディアが集まるTGSに自分の作品が展示されるのであれば,それは大変な名誉であろう。ゲーム関係の分野に限定され,また当然ながら才能と努力次第とはいえども,日本は学生のうちから大きなチャンスが待っているかもしれない。
またいい機会なので,渡邉氏に学生の独立志向について伺ってみたが,卒業までの在籍が2年の学科では,ほとんどが企業への就職を希望しているとのこと。4年制のコースとなると,多少は起業したり個人で名を挙げたりして一旗挙げようという学生もいるそうだが,割合としては決して高くないそうだ。筆者もそうだが,どうも年齢を重ねると市場や業界の動向を気にしたり,自分自身の限界を設定してしまったりして,なかなか自由な発想で物事を進めることができなくなってしまいがちなので,個人的には若いパワーの躍進に期待したいところである。
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