ムービー
日本語版「TERA」のプレイムービー2本をお届け。“フリーターゲティング”における近距離タイプと遠距離タイプの違いを確認しよう
今回はTERAの特徴の一つである,従来の3D MMORPGの常識であったターゲット式“ではない”,という部分に焦点を当て,近距離タイプと遠距離タイプの違いが分かるようにしてみた。TERAのプレイムービーは,4Gamerでもすでに多数掲載しているのだが,どちらかというと,通常はまったくやらないような,派手な戦い方をしたデモンストレーション的な映像が多かった。今回は,もっと常識的なリアルプレイに近いものを収録している。
とにかく「近づいて攻撃」が基本の近距離タイプ
さて,ターゲットせずにいったいどのように戦っていくのかだが,画面中央にある照準(FPS用語でいうところのクロスヘア)に注目してほしい。TERAでは敵を照準に捕捉すると,そこまでの距離も示されるのである。近距離攻撃タイプの場合,これを見ながら3〜5メートル前後まで近づき攻撃すれば,だいたい当たるという寸法だ。もっとも,近接職の場合はそういった細かいことを意識せずに,「とりあえず密接して攻撃」でも(序盤の間は)なんら問題はない。
今回のムービーで用意したキャラクターはレベル10で,ゲーム内では“黎明の島”の終盤といった辺りだ。この段階でも,大きく踏み込んで斬りかかるスキルなどが確認できるが,さらにゲームを進めていくと,フリーターゲティングを存分に生かした戦い方ができるようになる。
攻撃は「画面の前方」に。TPSフィールの遠距離タイプ
とはいえ,TPSやFPSが苦手な人でもハードルを感じるわけではない。例えば,マウスボタンで行える押しっぱなし攻撃の速度が結構早く,これだけでも十分に戦っていける。敵が射程範囲内に入ると照準の形が変わるので,これを目安にするとよい。
それともう一つ,遠距離タイプの共通仕様として,キャラクターがどの方向を向いていても,攻撃ボタンを押した際は画面中央に向かって攻撃を繰り出すことが挙げられる(注:近接タイプも基本は同じなのだが,武器を振り回すと広い範囲で判定があるので,あまり気にしなくていい)。TERAでは,後方キーを押すとキャラクターが後ろを向いてしまうのだが,攻撃自体は画面上の正面に対して行われ,キャラが後ろ向きに逃げているときでも,ちゃんと振り向いて照準方向に攻撃を行ってくれる。これを使って“逃げ撃ち”(引き撃ち)のようなことも行えるのだが,これがすこぶる便利だ。TPS慣れしていない人は,焦って照準を足元や空高くに向けてしまうことだけを気をつければ,意外とすんなり慣れてしまえる。
また,遠距離タイプにはたいてい間合いを空けるスキルが用意されているので,これも十分に活用したい。
ちなみにTERAでは,たとえ同じクラスでも,職業や性別によってモーションが大きく変わる。1本目で紹介したアーマンはかなりパワフルな印象だが,同じスレイヤーでもエリーンやポポリを選ぶと,遠心力を上手く利用しながら重い武器を振るう……というより,むしろ武器に振り回されるかのようなコミカルな動きを見せる。2本目のポポリに関しては,移動,攻撃,スキル発動など,動作一つ一つが実に可愛らしい。
せっかくTERAでプレイするからには,こういった細かい部分の表現力にも注目してもらいたいな,とあらためて思った次第である。
- 関連タイトル:
TERA :The Exiled Realm of Arborea
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