プレイレポート
「TERA」13番めの新クラス「ムーングレイバー」プレイレポート。固有システム「月光痕」をからめたコンボの連携が面白い
2016年3月の「くノ一」以来,約1年ぶりとなる新クラスに興味津々のファンも多いと思う。今回,一足早くムーングレイバーに触れる機会を得たので,そのプレイフィールを紹介していこう。
グレイブを軽々と振り回すムーングレイバー。女性キャスタニック向けの新髪型なども追加
「ムーングレイバー」は,女性キャスタニック専用の新クラスとなる。アタッカークラスで,背負っている大振りのグレイブが武器だ。ちなみにクラス名の「ムーングレイバー」という名前は,偃月刀(えんげつとう)が語源になっているという(韓国では「月光武士」という名前らしい)。
また,女性キャスタニックのヘアスタイルが2つと,オプションが2つ,さらにエクストラボイスも2つ追加されるとのこと。これらはムーングレイバー専用というわけではないので,ほかのクラスで女性キャスタニックをキャラメイクするときにも選べる(エクストラボイスはエリーンなど,すべての女性種族/クラスで使用可能)。
エクストラボイスを担当しているのは甲斐田裕子さん。ひとつは活発な若い女性をイメージしたボイス,もうひとつは声を抑えめにしたクールな印象のボイスとなっている。
ムーングレイバーは先制攻撃で主導権を握るタイプのアタッカーか
ムーングレイバーの武器であるグレイブは,リーチが長めで,攻撃範囲も広い。攻撃力も高く,クリティカル率が高いスキルを多く備えているのも特徴といえるだろう。
一方,攻撃を繰り出すと同時に前進するスキルが多いため「リーチを活かして少し離れたところから戦い続ける」のではなく,「リーチを活かして先制し,そのまま押し切る」といった戦法が主体となりそうだ。攻撃速度も申し分ないが,初動,もしくは攻撃後に若干隙があるスキルも多い。この隙を突かれないよう,一定の距離を保って戦えるかが,ムーングレイバーを扱うポイントとなりそうだ。
装備できる防具は服(軽鎧)。アタッカーとしては一般的な防御力で,パーティプレイ時でもとくに問題はないだろう。気を付けなくてはならないのはソロプレイの時で,前述のとおり攻撃の前後に隙が大きいものが多く,そこを突かれると結構痛い。囲まれないよう立ち回るのが基本だが,いつでも回避できるように意識しつつ,攻撃を組み立てていこう。
それではムーングレイバーの攻撃スキルの一部を紹介しよう。単発の攻撃スキルだけでなく,連打することで連続発生するものや,特定の攻撃へ連携できるものなど,組み合わせを考えさせるようなものが多い。コンボ好きなプレイヤーにとって,使いごたえのありそうなスキルがそろっていることも特徴だ。
新システム「月光痕」で大ダメージを狙おう
ムーングレイバー固有のシステムとして,「月光痕」と「ルナティックゲージ」が採用されている。
月光痕は,敵にクリティカル攻撃をヒットさせると付与できるもので,最大7つまで可能(中型モンスターを除く)。
この月光痕自体にデバフなどの効果はないが,「月鳴り」や「月薙ぎ」といった特定のスキルを使うと大ダメージを与えることが可能だ。
月光痕を活用できる攻撃スキルは以上だが,月光痕に関わるスキルはほかにもある。前述した遠距離攻撃スキル「ブレードカーネイジ」は,プレイヤーキャラが保有する月光痕を,ヒットした敵に移すという効果も持ち合わせている。そして「月光陣」は,月光痕の付いた敵に周囲の敵を引き寄せる効果を持つ。
これらのスキルは単体では効果が薄いが,敵が多いところに離れた場所からブレードカーネイジで月光痕を押しつけ,月光陣で集めてから,月鳴りでまとめて大ダメージを与える,といったコンボとして組み合わせると非常に高い効果が得られる。
ポイントは,敵に接近する前にこのコンボで大ダメージを与えられれば,有利な状態で接近戦に挑める点だ。倒しきれなかったとしても,近接アタッカーらしからぬ遠距離コンボで先制する意義は大いにある。
もうひとつの新システム「ルナティックゲージ」は,画面中央下にあるHP,MPゲージの下に追加されたゲージで,敵を攻撃するごとに少しずつ増えていく。このゲージが1000になると,「朱月」というバフスキルが使用可能になる。
ルナティックゲージをすべて消費する朱月は,一定時間,攻撃力や攻撃速度,攻撃範囲が大幅にアップする効果がある。さらに朱月発動時に一部のスキルのクールタイムがゼロになるほか,スキル自体もパワーアップする。ゲージを溜める必要があるため頻繁には使えないが,溜め込んでいてもしょうがないので,積極的に使っていくといい。
攻撃スキルに少しクセはあるものの,ムーングレイバーは非常に火力が高く,扱いもそれほど難しいクラスではないという印象だった。その火力を前面に押し出していけば,初心者でも楽にプレイが進められるのではないだろうか。
もちろん,先に進むにつれ,立ち回りに気を付ける必要がある。というのも実のところ,序盤こそ火力でゴリ押しも可能だが,回避しつつ敵の隙に大火力を叩き込むといったプレイスタイルこそ,ムーングレイバーの本領ではないかと考えているからだ。くノ一に近い戦い方だが,それほど移動速度は速くなく,また回避スキルも充実してはいないので,ムーングレイバーでは敵に囲まれない立ち回りを意識して戦うといいだろう。
ムーングレイバー実装まで,まだしばらく日があるが,現在,ムーングレイバー専用の胴防具アバターや各種装備が手に入る準備イベントが開催中だ。この機会にムーングレイバーで遊ぶ準備を進めよう。
「TERA :The Exiled Realm of Arborea」公式サイト
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