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[iPhone]無人島の謎を解け。オススメのADV「Return to Mysterious Island」
ゲームのタイトルに含まれる「The Mysterious Island」(邦題 神秘の島)は,かのジュール・ヴェルヌが1874年に発表した冒険小説。このアドベンチャーゲームは,その小説からインスピレーションを得,その続きとなる物語を描いたものである。
ゲームは,本作の主人公(=プレイヤー)Minaが,南太平洋に浮かぶ島に漂着するところからスタート。Minaは,島を探索するうち,今は人気のないこの島に,かつて人が生活していたことを示すさまざまな痕跡を発見する。その後,Minaの周りで不思議な現象が起こり,何者かの気配を感じるようになっていく。
やがて物語は,ジュール・ヴェルヌの「Twenty Thousand Leagues Under the Sea」(邦題 海底二万里)にちなんだ奇想天外な展開に……。
ゲーム画面には,プリレンダーされた美しいCGが用いられている。ベースとなっている背景画像は全方位のパノラマ画像となっており,画面に触れたまま指を上下左右に動かすことで,あたかも周囲をぐるぐると見回しているかのような感覚でプレイ可能だ。
背景は基本的には静止画だが,滝が流れる様子や,水面のゆらぎ,煙が立ち上る様子などを描いたアニメーションをその上に重ねることで,ゲームの世界が臨場感たっぷりに表現されている。
操作は,オーソドックスなポイント&クリック方式。移動可能な方向や,調べる/取る/動かすといった行動がとれるオブジェクトが画面内に入ると,その部分にアイコンが表示されるので,タップしてみよう。
なお,アイテムは足元に転がっていることが多いので,初めての場所に来たら,なにはともあれ,目に見えるすべての範囲をくまなくチェックするべきだ。また,一度クリアしたエリアでも,再び訪れると状況が変わっていたりするので,ときにはスタート地点まで戻ってみるといいかもしれない。
本作のウリの一つが,アイテム同士を組み合わせることで別のアイテムを作り出したり,入手したアイテムを分解したりできるシステム。
インベントリ画面でアイテムを重ねると,組み合わせが正しければ新たなアイテムとなるのだが,中には3種類以上のアイテムが必要なものもあり,その組み合わせを探すのも楽しい。
一度使ったアイテムでも,分解して別のアイテムの部品になることもあるので,漂流者になったつもりで想像力を働かせてみよう。
ゲームは英語だが,だからといってスルーするにはもったいない作品だ。好奇心をくすぐられる謎に満ちた島で冒険を満喫したいという人に,ぜひともオススメしたい。
「Jules Vernu's Return to Mysterious Island」紹介ページ(iTunesが起動します)
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Jules Vernu's Return to Mysterious Island
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