ニュース
3Dになって迫力の戦闘が蘇る! ターン制ストラテジー「POWER DoLLS 1」のデモムービーを4GamerにUp
ムービーでは,そんな177特務大隊の活躍を感じさせるDoLLSの戦闘シーンが,3Dアニメーションで再現されている。迫力の戦闘シーンがゲームではどのように表現されるのかが気になるが,ともあれ敵地上部隊との壮絶な戦闘シーンをご覧いただきたい。
また,PC-9801版「POWER DoLLS」の立ち上げから音楽を担当し,本作でもアレンジされたBGMを手がけている齋藤博人氏のインタビューが公開されたので合わせてお届けする。
インタビューでは,本作のBGMや特典として付属する復刻版音楽CDのほか,自身のレーベルで制作中の「POWER DoLLS 1 アレンジ サウンド・トラック」についても語られているので,ファンなら見逃さないようにしよう。
PC98版「POWER DoLLS」立ち上げから音楽を担当している齋藤博人氏。
齋藤博人氏
その楽曲の素晴らしさに定評があり、「POWER DoLLS」シリーズでは欠かせない存在となっており、多くのファンを集めています。
今回の「POWER DoLLS 1」では、齋藤博人氏自身のレーベルで制作中の「POWER DoLLS 1 アレンジ サウンド・トラック」のBGMを使用しています。
アレンジには豪華ゲスト・アレンジャーも加わり、聴き応えのあるアレンジになっています。
今商品に特典として付く音楽CDはPC9801版『POWER DoLLS』と同時期に発売されたサウンドトラックを復刻したもので、
プロデュースは、齋藤博人氏によるものです。
齋藤博人氏に「POWER DoLLS 1」のBGMの話から特典の復刻版音楽CDの話、自身のレーベルの話までインタビューさせていただきました。
Q.今回の「POWER DoLLS 1」のオープニングムービーの音楽についてお聞かせ下さい。新規録りおろしとお聞きしましたが・・・
はい、この曲はムービー用に書いた新曲です。
ゲームのリメイク版にあたって、新たにムービーをつけるということなので過去曲を使ってどうこうするよりも、いっそのこと新曲にしようと思いました。
Q.どんなイメージで作成されたとか、こだわった点とか苦労した点、ここを聴いて欲しい!など自由にお聞かせ下さい。
ムービー製作の方が絵と音のシンクロにこだわりを持っているとのことで、まず音を先に欲しいと言われました。
なので僕はその逆に、動画がつけられることをイメージして、テンポ感があり、約90秒の間にもなるべく色々な変化があるような曲を心がけました。
Q.オリジナル98版の楽曲もフルアレンジとのことですが、それについてもどのようなことを意識されましたか?自由にお聞かせ下さい。
実はゲーム専用にアレンジをしたわけではなく、別に「POWER DoLLS」のアレンジアルバムを自主レーベル製作しておりまして、それが今回の「POWER DoLLS」のリメイク版である「POWER DoLLS 1」と良いタイミングでシンクロすることになりました。
ですからゲームで流れる曲は全て自主レーベルで製作したアレンジ・アルバムからの楽曲となります。
とはいえ一応、ループさせたりアレンジ上曲の主張が強い部分を押さえたりと、ゲーム中繰り返し幾度も聴くことを考えた調整はしてありますが、単にゲームBGMというだけではなく一つの音楽作品としても聴いてもらえるかと思います。
Q.今回特典として、NECアベニューから発売された音楽CDの復刻版が付くそうですが、当時の思い出、この曲にはこだわったとか、苦労したとか、楽しかったとかありましたらお聞かせ下さい。
「POWER DoLLS」のCD製作を通じて、初めて商業スタジオでレコーディングを体験しました。
それまでのように一人で機材とパソコンの前で作っているのとは勝手が違い、スタジオではエンジニアとの共同作業になるので、自分の頭では理解できている音のイメージをどのように具体的にほかの人に伝えるか、その辺がすごく難しかったです。
Q.齋藤博人さんご自身のレーベルで発売されるCDについてもご紹介下さい。
約一年前から「POWER DoLLS」のアルバムを作ろうと考えていました。
過去に自分が出したアルバムのアレンジなので、今回は作るにあたってゲスト・アレンジャーを招いて新しい風を取り入れることにしました。
ゲストアレンジャーには日頃からよくお付き合いのあるSuperSweepさんより"細江慎治さん"、"佐宗綾子さん"、"安井洋介さん"。
続いて以前から交流のあるフリー作家の"なかやまらいでんさん"と"矢野雅士さん"。
そして最後は、おとなり韓国で活躍するゲーム音楽作家の"ESTiさん"の計6人の豪華メンバーです。
こうして再び「POWER DoLLS」の音楽は15年経った今、新しいサウンドで甦ります。
7人のメンバーが送り出す個性豊かなサウンドを皆様に十分に感じて頂ければと思います!
そしてまた、アレンジCDだけでなく「POWER DoLLS」ファンの方に喜んでいただけるような特典も付いてきますので、ぜひ発売をお楽しみにして下さい。
サントラに関わる情報は僕のblogでもお知らせしていきます。
Q.15年も続く「POWER DoLLS」シリーズですが、シリーズ全体を通しての思い出とかありましたらお聞かせ下さい。
できの良い作品というのは世の中に数多くあるでしょうが、更に記憶に残るものとなるとその数はだいぶ限られてくると思います。
「POWER DoLLS」というタイトルにこれまでずっと係わってこれた事を心から感謝します。
Q.ファンの方へひとこと御願いします。
15年の長きにわたってお付き合い頂き本当にありがとうございます。
これからもその縁が続くよう、良い作品を提供していきたいと思います。
■齋藤博人氏プロフィール
「POWER DoLLS」立ち上げメンバー。
「POWER DoLLS」シリーズの楽曲の大半を担当し、現在はフリーランスで多分野にて活躍中。
このシリーズは齋藤氏のクオリティの高い音楽性においても大変ご好評をいただいています。
■齋藤博人氏HP http://www.lilt.net/minstrel/
「POWER DoLLS 1」公式サイト:http://www.kogado.com/html/usagi/pdone/
- 関連タイトル:
POWER DoLLS 1
- この記事のURL:
(C)2009 KOGADO STUDIO,INC. All Rights Reserved.