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【PR】「Xbox LIVE」徹底研究【前編】
かつてはPlayStation一色だったコンシューマ機の世界も,ここ数年で,いわゆる“次世代機”,つまり「Xbox 360」「PLAYSTATION 3」(以下,PS3),そして「Wii」へと移り変わってきた。市場的にはもう「次世代機」とは呼べない,立派な現行機種なので,いまさらですが。
新しい世代になって大きく変わった点として,よくグラフィックス・クオリティの圧倒的な向上が挙げられるが,「ゲームプレイの質の変化」をもたらすものは,実はそれだけではない。新たな世代のコンシューマ機のキーワードは「ネットワーク」だ。かつて,PCの独壇場だったネットワーク機能が,コンシューマゲーム機の世界をゆっくりと,だが確実に変えているのである。
上記三機種のうち,最も早く登場したXbox 360だが,その前世代となる初代Xboxの時代からすでにネットワーク機能を装備し,ダウンロードによるコンテンツ提供などを行ってきた。そうしたネットワーク機能のベースとなっているのが,「Xbox LIVE」である。
ゲーム好きなあなたのことだから,Xbox 360は持っているかもしれない。でも,買ってきたゲームをプレイはするが,オンラインでプレイをしたことがない,という人は意外に多いはずである。Xbox LIVEという名前を聞いたことぐらいあるだろうが,まあそれほど必要性は感じないし,インターネットならPCでやればいいし,というわけだ。だが,それはとてももったいない話。ちょっと前まで「PCとオンラインゲームの情報サイト」だった4Gamerがうっかり見逃しているうちに,Xbox LIVEはこんなことになっていたのである。
そもそもXbox LIVEとは,世界中で無敵を誇ったPlayStation 2(以下PS2)に対抗してマイクロソフトが発売した初代Xboxに搭載されていたオンラインサービス機能だ。PS2本体にはネットワーク機能が搭載されておらず,オンラインを実現するためのBBユニット(別売)の登場も少し遅れてのことだった(出たあとも,あまり普及しなかった)。コンシューマ機のネットワーク機能は,まだまだハードルの高いものだったのだ。
それに対してXboxは――同世代のコンシューマ機では最後発だったので当然かもしれないが――標準でネットワーク機能を持っており,その中核として位置づけられていたのがXbox LIVEだったのだ。結果として,残念ながら日本ではあまり普及しなかったXboxだが,そのDNAが現在のXbox 360に受け継がれているというわけである。
Xbox LIVEのサービスが日本で開始されたのは,2003年1月。Xbox本体には,プレイヤーのXbox LIVE上でのニックネームである「ゲーマータグ」と,それに関連するログインIDとパスワードが保存され,Xboxが持つネットワーク機能を生かし,インターネットを経由してさまざまなオンラインサービスが利用できた。
とはいえ,これまた残念ながら当時,日本国内におけるオンラインゲームの普及率はそれほど高くなく,ましてやコンシューマ機のゲームでインターネットへ接続して遊ぶという概念そのものがほとんど浸透していなかったため,Xbox LIVEの存在も,日本ではそれほど知られることがなかった。
その状況は(皆様もよくご存じのとおり),ここ数年で劇的に変化した。インターネットやブロードバンド環境の急速な普及によって,オンラインゲームが多数サービスされるようになり,コンシューマ機向けゲームのネットワーク対応も,いつの間にやら当たり前のことになった。世の中の進歩ってスゴイ。
そんな中,初代XboxからXbox 360へ受け継がれたXbox LIVEは,オンラインサービスを強化し,ネットワーク対戦のための機能だけでなく,オンラインで販売されるタイトルの購入窓口として,あるいは追加コンテンツ(DLC)やアップデートファイル,そしてデモ版,プロモーションムービーの配信などなど,さまざまな機能を提供し,活躍するようになってきたのである。
PCには,Xbox LIVEのPC版である「Games for Windows - LIVE 2.0」が登場し,Xbox 360とPCの間で,ゲーマータグや登録されているフレンドリストを利用した(対応タイトルはまだ少ないものの)クロスプラットフォーム対戦などが実現している。
いかにもマイクロソフトらしい,PCと家庭用ゲーム機のブリッジ機能というわけだ。
そんなXbox LIVEだが,果たしてどんなことできるのか,目立つところだけ,下に並べてみた。
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- Xbox LIVEを介して世界中のプレイヤーと対戦できる
- 追加コンテンツのダウンロードができる
- 新作タイトルのデモ版のダウンロードができる
- 映画や新作タイトルのプロモーションムービーがダウンロードできる
- 「Xbox LIVE アーケード」や「Xbox クラシックス」からゲームタイトルが購入できる
- Xbox 360でプレイしている友達を登録できる
- 新しくなったダッシュボードで,ゲームをしながら友達とボイスチャット(パーティチャット)ができる
- Xbox公式サイトからXbox LIVEにログインして実績を見たり,PCのブラウザからマイクロソフトポイントの追加やダウンロードコンテンツの購入ができる
さて,コンシューマ機らしいジャンルとしては「格闘ゲーム」が挙げられるが,Xbox LIVEによって,まるでアーケードのような対戦が楽しめるようになる。
例えば,先日プラチナコレクションに加わったセガの「バーチャファイター5 Live Arena」の通信対戦では,国内の相手との戦いならばほとんどラグは感じられない。これまでのコンシューマ機における対戦といえば,一つのモニターを前に二人のプレイヤーが座ってプレイするのが基本で,つまり,その場に相手がいなければ成立しなかった。それが,オンラインでつながる世界中のプレイヤーを相手に対戦できるようになったわけだ。
Xbox LIVE アーケード専用タイトルが数多く発売されており,それらを購入できるところもXbox LIVEの魅力だ。協力プレイが楽しい「Castle Crashers」のほか,リメイクされた「Galaga Legends」や「PAC-MAN Championship Edition」など,ある年代の人にとっては懐かしいタイトルが装いも新たに販売されている。
また,PC版のFPSタイトルなどでおなじみの追加コンテンツだが,Xbox 360でも,Xbox LIVEを介してそれらをダウンロードできるし,場合によっては,Xbox 360版オリジナルの追加マップなんかも登場するので油断できない。むしろ,Xbox LIVEによるダウンロードコンテンツ人気に引っぱられて,PCゲームのダウンロードコンテンツが活況を取り戻しつつあるような雰囲気さえあるほどだ。
Xbox LIVEはまた,日々進化している。インタフェースである「ダッシュボード」が2008年11月19日にグッと刷新され,これまでページ切り替えタイプだったのが,グラフィカルなものに生まれ変わったって,知ってました? 3Dのアバターが登場したり,登録してあるフレンドと最大8人までパーティを組んでボイスチャットしたりなど,時代の変化にともなって便利になっていくその姿は,かつてのコンシューマ機には見られなかった,ネットワークの柔軟性を現すものといえるだろう。
そのほかにも,Xbox 360でプレイできる初代Xboxタイトルの一部が「Xbox クラシックス」として販売されていたり,ダウンロード専用の「Xbox LIVE アーケード」に多数のタイトルが登録されたりしている。ゲーム中に獲得できる「実績」をダッシュボードで確認するだけでなく,PCからXbox公式サイトにログインすれば,マイページでも見ることができ,フレンドの実績と比較もできるようになっている。これらもまた,使ってはじめて分かる便利な機能だ。
なお,Xbox LIVE アーケードやXbox クラシックスなど,ゲームをダウンロードするには,当然ながらハードディスクが必要だ。通常のXbox 360(バリューパックを含む)やXbox 360 Eliteなら大丈夫だが,Xbox 360 アーケードにはハードディスクが搭載されていないので,Xbox LIVEのすべての機能を堪能するには,別売の専用ハードディスクを購入が必要となることを覚えておこう。
次は,ログインするためのアカウント登録だ。Xbox LIVEのアカウントを取得するには,本人が確認できるものと,Xbox.comからのニュースを受け取れるよう,使用可能なメールアドレスが必要となる。また,ここでXbox LIVEメンバーシップの選択も行う。
メンバーシップには,「ゴールドメンバーシップ」と「シルバーメンバーシップ」の二つがあるが,簡単にいえばゴールドメンバーシップは有料会員で,「シルバーメンバーシップ」は無料会員である。
Xbox 360のタイトルを購入すると,48時間無料でゴールドメンバーシップを体験できるコードが書かれたカードが添付されていることがあるが,これは,オンラインで遊ぶには基本的にゴールドメンバーシップが必要となるためだ。フレンドとの連絡などのコミュニケーションだけならシルバーメンバーシップでかまわない。
なお,ゴールドメンバーシップの支払いには,1か月,3か月,12か月分のプリペイドカードが家電量販店やコンビニ,ゲームショップなどで販売されているほか,クレジットカードや携帯電話での支払いなどにも対応している。
ちなみに,この登録は,Xbox 360のメニューからだけでなく,Xbox.comからも行えるので,ゲームパッドでの入力が面倒だという人は(筆者は得意である),Webから登録するといいだろう。ゴールドメンバーになれば,Xbox LIVEを介してメッセージの送信も可能になる。
なお,「Xbox LIVEゴールドメンバーシップ サインアップ キャンペーン」が,2009年2月28日まで開催されている。キャンペーン中に新規でゴールドメンバーシップ3か月,もしくは12か月に登録すると,もれなく100マイクロソフトポイントがもらえるほか,抽選で液晶テレビなどが当たるというものだ。期間は残りわずかだが,せっかくなので,このチャンスに登録して応募してみよう。
Xbox.comでの登録方法の話が出たついでに,Xbox.comの「My Xbox」について少々。
My Xboxでは,自分のプレイしたゲームの実績を確認したり,フレンドの登録およびフレンドに対するメッセージ送信などが行える。また,Xbox LIVEマーケットプレースでゲームを購入するときに必要なマイクロソフトポイントのチャージもMy Xboxからできる。そのほか,最新のデモや追加コンテンツの配信情報などが表示されるところも役に立つ。
繰り返しになるが,先日プラチナコレクションに登場した,セガの「バーチャファイター 5 Live Arena」のネットワーク対戦機能は,遅延の少ない非常に快適なものとなっている。国内のみならず,全世界のプレイヤーとの対戦ができるほか,ランキング/リプレイデータのチェックや,自分の腕を磨くための研究ができるわけだ。 また,右上の写真にもある「Forza Mortorsports2」では,白熱したレースが楽しめるだろう。詳しくは次回お届けする予定だが,ForzaにはXbox LIVEならではの機能が用意されている。
さらに,発売されたばかりのカプコンの「ストリートファイター IV」もXbox LIVEでの対戦が盛り上がっているし,最近,企画記事を掲載したPCゲーマーも注目のRTS,「Halo Wars」(右下の写真)も2月26日に発売される。というわけで,Xbox LIVEを使った対戦環境をこの機会に使いこなせるようになって,それぞれのタイトルの魅力をもっと引き出そう。
というわけで,ここまでXbox LIVEの概略を見てきたが,なるほどとは思うものの,今一つピンとこない人もいるかもしれない。4Gamer読者の多くはPCを所有しているはずで,「ネットならPCでいいよ」というわけだ。
さて次回は,さまざまなタイトルを取り上げて,それぞれどんなことができるか,どんなサービスがあるのかについて具体的に見ていくことにする。Xbox LIVEならではのアイデアが盛り込まれた各種サービスは,PCゲーマーにとっても新鮮なはず。Xbox 360は持っているが,スタンドアローン,という人は必見だ。3月に掲載を予定している次回もお楽しみに。
実は,この記事をここまで読んでくれた人のためにお得なキャンペーンが用意されているのだ。ご存じの人も多いと思うが,イーモバイルの「EMOBILE Home Access 50」と「EMOBILE Home Access 12」は,IP電話やメールアドレスといったオプションを省くことで格安に提供される新しいADSLサービス。
詳細については下のボタンをクリックすることで行けるページを見てほしいのだが,今回のキャンペーンは,Microsoft StoreからXbox 360を購入した際に発行される注文番号を,EMOBILE Home Access 50の申し込みの際に入力することで,2万円分のVISAギフトカードがもらえるというものだ。
基本的に,Xbox 360を新規購入する人向けのキャンペーンといえるだろうが,それ以外に回線費用を安く抑えたいと思っている人や,これから新たに契約しようと思っている人にもお得な内容だろう。というわけで,この機会を使用して,Xbox LIVEの世界をぜひ覗いてほしい。
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