連載
【ヒャダイン】「ロックマン」の新作を試遊してきたよ!
ヒャダイン / 音楽クリエイター
ヒャダインの「あの時俺は若かった」 |
第65回「『ロックマン』の新作を試遊してきたよ!」
どもー。子供の頃から愛してやまない「ロックマン」。
僕は主に無印と2と3を中心にやっていたのですが,10年ぐらい前には,愛が過ぎてロックマンリミックスをニコ動にたくさんUpしていたものです。そんなロックマンの新作「ロックマン11 運命の歯車!!」(PC / PlayStation 4 / Xbox One / Nintendo Switch)が出るとのことで,カプコンさんに行ってきました! ロックマンとの2ショット。生きてて良かった。
なぜカプコンさんに呼ばれたか……なんですが,実は今回,体験版をプレイさせていただくというお仕事をいただいたんですよ! いわゆるゲーム実況ですよ!! その様子はこちら↓
僕,普段からゲーム実況が好きでいろんな実況者を見ているんですが,自分もやってみて分かったことがあるんです。みんな実況うめえなあ。
プレイに夢中になると,しゃべるどころじゃなくなるんだよ。ゲームの面白いところとかを簡潔にまとめながらプレイをさくさく進めるなんて,そりゃ神認定されるわな。でも自分なりにトライさせてもらいました。
そんなわけで,今回ロックマンの新作をちらっとプレイさせていただいたのですが,正直楽しい。めちゃくちゃ楽しい。実を言うとロックマンのナンバリングタイトルからはめっきり遠ざかっておりました。もうずいぶんやってない。なのでうまくできるか不安ではあったのですが,全然大丈夫! それどころか操作方法はほとんど変わっていないので,昔取った杵柄でガンガンプレイできます。
「え,あたし,なんでプレイできるの……新作なのに……」といった具合に生娘のような感想が出てくるくらいです。チャージショットやスライディングは「ロックマン2 Dr.ワイリーの謎」がメインだった僕には少し慣れが必要なものではありましたけど,それでもやりやすい。
制作側もそれはすごく意識しているようで,久しぶりにロックマンをプレイする人がサクサクいけるように心がけたのだそうです。
が,しかしですよ! ロックマンといえばその鬼畜な難度でおなじみ。無印だったらあの黄色いボスが全然倒せなくてセレクトキャンセルしまくってなんとか倒すという裏技を駆使したものです。あとロックマン2でいえばクイックマンステージ!
これが鬼なんだわ。ビュンビュン左右から一発KOのビームが飛んでくるステージを,狂いのない操作で進んでいかなきゃチュンチュンチュン……。ゲームオーバーですよ。やっとたどり着いたボス前にはでっかいマシンにのったザコキャラに体力ゲージ削られるし,大体クイックマン自体の動きが速くて,自分はE缶なしには倒せませんでした(弱点のフラッシュマン特殊武器はステージで使ってスッカラカンなことがほとんどでしたし……)。
そんな鬼畜難度はめちゃくちゃ健在。頭がぶつかってうまくジャンプできないだけで穴に落ちてチュンチュンチュン。迫りくる壁からスライディングでうまく逃げないと壁に挟まれてチュンチュンチュン。もちろんイージーモード的なものも用意されているんですが,最近のゲームの過剰なホスピタリティをいつもこのコラムで嘆いている僕にとっては,この「許してくれない」難度ってものに,頑張り欲が刺激されます。
そんな新作ですが画期的な新機能があります。それがスピートギアとパワーギアという機能。
スピードギアは使用すると周りがスローになるというスグレモノ。敵の動きが速かったり,壁がものすごい速度で迫ってきたときに使うと落ち着いて行動できます。何度でも使用可能なのですが,使いすぎるとオーバーヒートして一定時間使えなくなるため,こまめに使うのがポイントのようですね。
一方,パワーギアはその名のとおりパワーが増幅するギア。これも同じく使いすぎたらオーバーヒートしてしまうのですが,使用中はチャージショットで二発でかいのを撃てたり,ボスキャラからゲットできる特殊武器が増幅したりと,これまたここぞというときに使いたいですね。
このギアの使用方法もとても簡単でボタン一つでいけます。そう。ファミコン時代の操作感の邪魔をまったくしていないわけです!
昔と同じく3×3の9マスの真ん中にロックマンがいて,残りの8パネルからボスキャラを選んで各々のステージに行く構成も,もう伝統美だよね。ロックマン2のときはフラッシュマンかメタルマンから始めてたなあ。てか,メタルマンのメタルブレードってめっちゃコスパよくて角度もつけられて無敵武器だったなあ。常にメタルマン色の深緑のロックマンでクリアしてた思い出があります。
そうそう。特殊武器を装備してもかつては色しか変わらなかったロックマンのビジュアルが,今じゃ変身レベルで変わるのです。色しか変わらなかった時代も好きでしたけどね。色の組み合わせが可愛くて。けど時は2018年。ビジュアルが豪華になって新時代を感じました。
さて今回もDr.ワイリーが送り込んでくるロボット達と戦うわけなんですが,Dr.ワイリー。謎だらけですよね。だってさ。ロックマンを倒したいならなんでステージ上に回復アイテムとかE缶とか無造作に置いたりしちゃうのか。回復しちゃうじゃないのよ。
僕がワイリーだったらバブルマンステージとかにあるあの黒いトゲトゲみたいなやつ,そこらじゅうに置きまくるよね。「スーパーマリオメーカー」ならぬ「ロックマンメーカー」があったら,やたらめったら黒いトゲを置いて瞬殺を狙いたいよね。
あとメタルマンの弱点がメタルブレード。メタルブレードを二発くらったら倒れちゃうの。なに。自分が一番怖れている武器で敵を攻撃してるってこと? めっちゃアイロニックな存在じゃないかメタルマン。やはりメタルマンにも師匠がいてメタル道場みたいなところがあって,自身が投げたブレードに当たってどんどん同門の仲間達が訓練中に脱落していくなか,彼だけは無事生き残ったのだろうか。メタル道場ってなんだよ。イングヴェイ=マルムスティーンとかが講師なのかな。
今回の新作もそれぞれのボスには弱点があるようです。あっちには強いけどこっちには弱い。じゃんけん的な発想ですよね。なんかそれってこの世界と一緒だなあとか大人になった今思ったり。絶対的に強いものもそりゃ存在するけど,あっちには強いけどこっちには弱い,的な相対的な強弱の関係ってユラユラしてるものなんだよね。
とまあ,操作性抜群で早く全クリしたいロックマン11なんですが,「発売まで待てないよう!」って思っていたら,先にNintendo Switch版の「ロックマン クラシックス コレクション」「ロックマン クラシックス コレクション2」なるものが発売されておりました。
これさえあれば,過去のシリーズ10作品が遊べるという。やばくないっすか,これ。リワインド機能という驚異のおまけ性能もついているんです。何かというと,巻き戻せるんです。チュンチュンチュンってなったらリワインド!! 時を戻してやり直せる。そう。残機がゼロになることがない! 今っぽい!(笑)
使うも使わないもプレイヤー次第という,万人に配慮した機能。もちろん,ゲームの難度は変わっていないんです。相変わらず鬼畜のまま。なので心が折れないようにリワインド機能が付いた。優しさだよね。なのでこの機能を使って歴代のDr.ワイリーを倒しながら,新作を楽しみに待ちたいと思います!
■■ヒャダイン(音楽クリエイター)■■ 9月12日に発売されたBOYS AND MENの最新シングル「炎・天下奪取」で,作詞と作曲を担当したヒャダイン氏。この楽曲のミュージックビデオのロケ地が銭湯であったため,サウナ好きのヒャダイン氏としては非常に感慨深いものがあったのだとか。 |
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