プレイレポート
20もの“ライフ”が,プレイヤーの生き方となる。好きな職業で好きな物語を自由に楽しめる,レベルファイブの新作RPG「ファンタジーライフ」を体験した!
本作は,ブラウニーブラウンが開発を手掛け,植松伸夫氏がサウンドを,そしてイメージイラストを天野喜孝氏が手掛けるという,完全新作RPG。もともと,ニンテンドーDS用として開発されていたのだが,ニンテンドー3DS向けタイトルへと変更され,今回初めて体験版がプレイアブル出展されることとなった。なにかと異色の話題作を会場で実際にプレイしてきたので,その内容について紹介してみよう。
「ファンタジーライフ」公式サイト
アバターは,男女で顔の形やパーツ,体型,髪の毛や肌の色などをいくつかのパターンから自由に選ぶ形となっている。3DSのMiiを作るときのような,パーツを拡大縮小したり変形させる要素はなかったものの,パーツ数はある程度用意されていているので,それなりに個性的なアバターを作ることができるだろう。
ライフは,前述のとおり王国兵士のみを選べるのだが,それ以外には,傭兵・狩人・冒険家・木こり・釣り人・占い師・採掘師・錬金術師・商人・裁縫師・大道芸人・鍜治屋・農民・ポストマン・パイロット・魔法使い・大工・学者・料理人が用意されているのが確認できた。
王国兵士の役目は,その名のとおり王国の兵士となって,クルブルク国王・エリックのもとで働くことだ。ちなみにこのクルブルク王国には店やギルドなどが存在していて,物語の拠点となっているようだ。
体験版では,兵士のリーダーを見つけて話しかけると,フィールドに出ることが許された。プレイヤーの周囲には,目的地を示す矢印が表示されているので,基本的に迷うことはないはずだ。
目的地の洞窟の前で無事隊長と合流し,洞窟内へなぜか1人で探索に行かされてしまうプレイヤー。このように物語の展開や登場キャラクターたちとの会話など,全体的なノリはゆるめで,プレイする人を選ばない軽妙な味わいを持っていた。予備知識なしでもすんなりゲームに入っていけるだろう。
なお,この体験版に登場する敵はさほど強くはなく,ボタンを連打するだけで簡単に倒すことができた。
森の奥地では,“わるもの”2人組とそのボスが登場し,彼らを倒すのがこの体験版の最終目的だ。このシーンでは巨大な頭を持つ“いねむりドラゴン”なる竜もお目見えし,その後の展開を予想させつつ,ゲームは終了となった。
体験版の王国兵士を選ぶと,オーソドックスなRPG的展開となるようだが,ステージでの日野社長の解説によれば,まったく戦闘をせずにゲームを進められるライフもあるという。ゲーム中のギルドでの会話を見ると,このライフはいつでもチェンジできるらしく,かなり好き勝手に楽しむことができそうだ。
また,“出会いのRPG”というキャッチのとおり,Wi-Fiコネクションやすれちがい通信などによる,プレイヤー同士のコミュニケーションで広がる楽しさはまだ未知数なので,そちらの内容も気になるところだ。発売は2012年の予定となっているので,今後の情報にも期待したい。
「ファンタジーライフ」公式サイト
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