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[TGS 2009]前作の魅力はそのままに,より遊びやすく。「大神伝〜小さき太陽〜」スペシャルステージをレポート
本作は2006年にPlayStation 2用ソフトとして発売されたアクションアドベンチャーゲーム「大神」の続編。日本神話に基づいた独特の世界観と斬新なシステムで,国内外ともに高い評価を得た前作の魅力を引継ぎつつ,新たな主人公“チビテラス”の物語が描かれる。
今回のテーマは“信頼”と“成長”
ナカツクニを舞台に再び始まる冒険
前作の主人公“アマテラス”の活躍から数か月経ち,再び妖怪が跋扈するようになったナカツクニを舞台としている本作。今回はアマテラスの子供であるチビテラスが,ナカツクニに平和をもたらすため現われる。
ニンテンドーDS用ソフトでありながら,前作で好評を博した日本画風のグラフィックスは健在で,“筆しらべ”もより直感的なシステムに進化。タッチペンで目標を囲んだり攻撃したりと,シンプルな操作で誰でも簡単に遊べるようになった。また,「戦闘に関しても前作では少し難しい部分がありましたが,今回は携帯機ということでより気持ちよく遊べるようチューニングしました」とのことだ。
「大神」は,やはり表現の美しさに定評のある“大神降ろし”なしには語れない。ニンテンドーDSの性能をフルに使っているとのことで,世界に自然が戻っていく様子は前作に負けず劣らず見事な出来栄えだった。
次に,シナリオを担当した北島行徳氏が登場。小説家,シナリオライター,ノンフィクションライターとマルチに活躍している人物で,最近では「428〜封鎖された渋谷で〜」のシナリオも担当していた。
本作のシナリオについて,江城氏は「一寸がナビをしてくれたり,要所要所で前作とリンクしたりします」と語った。また,北島氏曰く「本作のテーマは“信頼”と“成長”の二つ。チビテラスと相棒も最初から仲が良いわけでなく,一緒に冒険していくうちにだんだん信頼関係が築かれていきます」とのこと。さらに江城氏は「感覚的に身近なテーマを取り入れたかった」とも語っていた。ちなみに相棒はクニヌシ以外にも何人か登場するようだ。
ファンへのメッセージを求められた北島氏は,「前作は大変好きなゲームだったので,本作もかなり力を入れています。泣いて笑ってハラハラして,心温まる物語を書いていますので,ぜひ楽しみにしていてください」とコメント。松下氏は,「前作の良いところを踏襲しつつ,新しい要素とバランスを取っています。期待していてください」と語っていた。
最後に江城氏は,「本作は大神を心から愛しているスタッフが魂を込めて制作しています。前作のファンの方はもちろん,知らない人も楽しめますので,期待して待っていてください。今後もどんどん情報を出していきますので,年末に向けて注目してください」とコメントし,イベントは終了した。
- 関連タイトル:
大神伝 〜小さき太陽〜
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