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世界で700万本を売り上げた人気お料理アクションゲーム最新作,「クッキングママ 3」の完成記念発表会の模様をレポート
クッキングママ3は,タッチペンを使って,実際に調理をしているような感覚でさまざまな料理を作っていく“お料理アクションゲーム”のシリーズ最新作。今作では,ミニゲームやレシピの量が前作に比べて大幅に増えており,全体的にかなりのボリュームアップを果たしている。また通信機能を使った新たな試みも盛り込まれており,シリーズのファンであれば絶対に楽しめること請け合いだ。
発表会では,開発者による本作のプレゼンテーションや,「クッキングママ」シリーズの生みの親である長嶋 健氏によるトークセッションも行われた。その模様をさっそくお伝えしよう。
ミニゲームやレシピのボリュームはシリーズ最大!
さらに「ガーデニングママ」を使った新たなモードも?
続いては,本作のポイントとなる三つの要素について,順に解説が行われた。まず一つめは“ボリューム”。前作「クッキングママ 2」ではミニゲームが150種類だったのに対し,今作では200種類以上に増量。その200種類以上のミニゲームには,前作と同様のものも含まれているが,それらに関してもゲーム性が見直され,より遊びやすくリファインしているとのこと。同じミニゲームでも,前作とは違った感覚で楽しめそうである。
またボリュームに関しては,レシピ数の増加も見逃せない。前作までは,ゲームの性質上,子供が好みそうなカレーやハンバーグといったメニューが多かったのだが,今作からは,イカの一夜干しや茶碗蒸しといった,大人にも嬉しいメニューが登場するらしい。どうやら今作は,子供だけではなくお父さんやお母さんも含めた“家族全員”で楽しめるソフトに仕上がっていそうだ。
続いては,今作から新たに加わった“組み合わせてみよう”モードの説明が行われた。このモードは,二つの食材を組み合わせて新しい食材を作り出すモードで,「何ができるのか楽しみ」なワクワク感を感じてもらいたいというコンセプトのもと,開発が進められたとのことだ。
本モードの特徴は,スーパーにいるほかのお客さんや,試食コーナーにいる店員さんがお邪魔キャラとして,プレイヤーの買い物を邪魔してくるという部分。プレイ中は,いかにそれらのお邪魔キャラをかいくぐるかが,攻略のポイントになりそうである。ちなみにこのモードで好成績を収めると,報酬として“日記用のシール”や“ママの衣装”が手に入る。ママの衣装を集めれば,ゲーム中のママを自由に着替えさせられるので,新鮮な気持ちでゲームが楽しめるだろう。
そして三つめのポイントは“ガーデニングママとの連携”について。このモードでは,3月19日に発売されたNDS用ソフト「ガーデニングママ」で育てた食材を,通信機能でクッキングママ 3に転送させることができる。転送された食材はクッキングママ 3で使うことができ,より多彩な楽しみ方ができるようになるわけだ。
開発者の理念としては,「本作を1作で終わるものではなく,通信を使ってさまざまな遊びを提供し続けたい」とのことなので,今作を含め,今後も通信を使った新たな試みに期待したいところだ。
さらに「クッキングママ」の1作目を作ったときに,皮を剥いたり,魚をさばいたりといった,一見すると「これってゲームとは関係ないんじゃない?」と言われそうな部分を,ゲームで表現したかったとコメントした。
さらに本シリーズが,海外で700万本(!)以上も売れている要因については「これに関しては僕もまったく分からないんですよね(笑)。ただクッキングママの仕事で海外に行ったときに,向こうの子供達がクッキングママを楽しそうに遊んでくれているところを見ると,非常に嬉しくなります。このシリーズは開発者の皆さんをはじめ,いろいろな方に支えられてここまできたと思いますので,感謝の気持ちでいっぱいです」と,率直な感想を述べていた。
最後に長嶋氏は,ゲーム開発にかける想いを次のように述べた。「僕は自分で作ったゲームは,必ず発売後にもう一回プレイするんですね。それは,自分が面白いと思えるゲームを作り続けていきたいという想いからです」。この発言からも,長嶋氏の開発にかける意気込みが伝わってきそうである。
さて,いよいよ発売が明日(11月26日)に迫った「クッキングママ 3」。シリーズのファンはもちろん,前から気になっていたという人も,ぜひプレイして,長嶋氏の熱い想いに触れてみてほしい。
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(c)2006, 2009 COOKING MAMA LIMITED / Published by TAITO
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