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[TGS 2009]「カナン」の技術を使ったブラウザMMORPG「三国封神(Cathay)」
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印刷2009/09/28 22:36

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[TGS 2009]「カナン」の技術を使ったブラウザMMORPG「三国封神(Cathay)」

画像集#001のサムネイル/[TGS 2009]「カナン」の技術を使ったブラウザMMORPG「三国封神(Cathay)」
 「みんなの冒険大陸 カナン」の開発によって存在感を示したXPEC Entertainmentは,今年の東京ゲームショウに三つの作品を出展した。「Bounty Hounds Online」「Chaosland(混乱仙境)」,そして「三国封神(Cathay)」だ。

 「三国封神(Cathay)」というタイトルは,ゲーム内容を非常に明快に表している。本作は「三国志演義」と「封神演義」の要素をミックスさせた世界を舞台としたMMORPGなのだ。そして本作は,カナンで培った“MMORPGをブラウザ上で実現する技術”を利用して作られている作品でもある。なんと先に紹介した「Chaosland」のみならず,もう一つ同時進行で制作しているのだ。

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 「三国封神」のゲーム内で描かれるのは,正確には「三国志の時代に封神演義の登場人物が時空を超えてやってきた世界」だという。したがってこの世界には三国時代の武将と封神演義のいろんな人たち,両方が存在している。ファンにとっては興味をそそられる設定だろう。
 武将/道士などの有名キャラクターはどれくらい入るのかと聞いたら,サービス開始の時点では40名程度で,アップデートによって増えていくとの話だった。驚いたことに,なんと本作では武将たちを“ペット”にできるらしい。……という言い方はちょっと言葉足らずなのだが,正確には武将がくれるクエストをクリアしたり,あるいは敵として登場する武将の力を特別な術で捕らえたりすることで,その霊的パワーをペットのように連れ歩けるようになるのだそうだ。

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 通常の戦闘はシンボルエンカウント&コマンド入力という,カナンのそれと近いもの。しかし,本作にはそれ以外にもう一つの戦闘システムが存在する。これが本作の一番の特徴となる部分。

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 キャラクターはこの世界で力をつける(レベル30になる)と,槍兵や騎馬兵といった兵士を何十何百という単位で連れ歩けるようになるという。そしてそれ以降は,特定のマップやシチュエーションで,これらの兵士を使って敵と戦えるようになる。本作のゲームデザインを手掛けているXPECのKelvin Ko氏によれば,その戦闘は“コーエーの歴史シミュレーションゲームの戦闘画面”で行うようなものになるという。ぜひその画面を見てみたいと伝えたが,その部分はまだ完成していないとのことだった。

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 注意して見ると分かるが,本作のグラフィックスは「水墨画タッチ」で描かれているのが特徴だ。カナンに比べるとキャラクターの頭身が若干高くなっているとことも,意図的につけた変化だという。さらに日本市場を意識して“萌え”も取り入れているとの話だったが,そのあたりはいま一つ実感できなかった。

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 キャラクタークラスは4種類で,基本的にカナンの4クラス(ファイター,ヒーラー,メイジ,レンジャー)に似たものになっている。ただしこちらではその四つのアーキタイプを“四聖獣”に象徴させていて,「ファイター=白虎」「ヒーラー=玄武」「メイジ=朱雀」「レンジャー=青龍」という対応になっているそうだ。また,クラスによって採集できる材料(生産に使用する)が異なっているところも,カナンとは違っているポイントだ。

 開発状況は現在60%〜70%程度だそうだが,ともあれ“軍団での戦闘”の要素がとても気にかかる。近いうちに続報が届くことを期待したい。
  • 関連タイトル:

    三国封神(Cathay)

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