YNK JAPANの新作MMORPG「AILA Online」，気になる戦闘システムやPvPシステムの情報を公開

　YNK JAPANが今春サービスを予定している新作MMORPG「AILA Online」の最新情報が公開された。

「Aila Online」ティザーサイト

「Aila Online」開発ブログ

　今回明らかになったのは，本作の戦闘システムと，対人戦闘についての詳細だ。前回紹介した「生産システム」に続き，MMORPGのキモともいえる戦闘の部分について紹介していこう。

戦闘システム

　AILA Onlineでは，狩りなどでの戦闘の単調さを回避するため，戦闘システムに，いくつか独自の要素が加えられているのが特徴となっている。まずはそれらのシステムを見ていこう。

バーサクモード

　「バーサクモード」は，本作に用意された独自要素の一つで，その効果は攻撃力や移動速度などを，一定時間強化するもの。ただし発動には「カオスコア」のゲージを溜める必要がある。カオスコアゲージは，カオスコアを持っている敵を倒すことで蓄積されるので，狩りのときは優先的に狙ってみるといいかもしれない。

コンボスキル

　コンボスキルは，特定のスキルの発動後に使用できるスキルで，前のスキルに続けて使うことで，連続技として高いダメージが期待できる。見た目もかなり派手なので，チャンスがあれば積極的に狙っていきたい。なお次に説明する「ショートカットアクション」と組み合わせれば，コンボを簡単に出すことも可能だ。

一段階目のスキルを使用！	派手で高威力のスキルを

ショートカットアクション

　ショートカットアクションは，簡単にいえばマクロのようなシステムだ。さまざまなスキルをショートカットアクションに登録し，それをクイックスロットに置いておけば，登録したショートカットの組み合わせが自動的に実行される。ショートカットアクションに登録したスキルが左から順番に発動するので，コンボやクールタイムなどを考慮して，うまい組み合わせを見つけよう。

複数の動作を一つのキーで行える

対人戦闘システム

　対人戦といえば，MMOのエンドコンテンツとして期待されることが多い要素だ。本作の対人戦もまた，そうした例にもれず，充実したシステムが用意されている。個人同士のデュエルから，パーティ単位のPvP，そして大規模なGvGとバリエーションは豊かだが，一方的なPKについては存在しないようで，スポーツライクに楽しめる対人がウリとなっている。

同意の下にPvPを楽しむ「対戦システム」

　本作のPvPは，いわゆるデュエル形式で行われる。1対1のみならず，パーティ同士での対戦も可能で，相手の同意さえ得られれば，フィールドはもちろん，街中でも対戦を始められる。
　対戦が開始されると，その場所に対戦者専用のPvP用のエリアが形成され，その中でのみ攻撃が有効化されるのだ。エリアから出た場合は負けになってしまうので，限られた空間をどう使うかがポイントになるだろう。

自分たちでルールを決めて楽しむ「ギルド戦」

　ギルド同士の大規模な戦闘も，両者の合意のもとで行える。対戦の申請は，ギルドメニューから行う。申請の際には，ギルド戦を行う期間や，相手ギルドのキャラクター討伐数などが設定できるので，自由にカスタマイズしよう。戦いたいギルドに申請を送れば，あとは承認を待つだけ。

※スクリーンショット内で選択できる期間は，変更になる可能性があります

　戦いがはじまれば，ギルド戦が終了するまでの期間，相手ギルドのキャラクターを，フィールド上でいつでも攻撃できるようになる。次に説明する「占領戦」の練習や，ほかのギルドとの交流に，ルールに則った，スリリングなバトルを楽しもう。

地域の覇権を求め戦う「占領戦」

　占領戦は，毎週決められた時間に行われる，ギルド同士の大規模戦闘システムだ。占領戦を制したギルドには，特殊な乗り物が使えるなどの，さまざまなメリットが用意されているので，ギルドとしては，ぜひとも参加したいイベントだ。また占領した地域の税率設定と徴収を行うことができるので，ゲーム内通貨の面でも大きなプラスになる。


　占領戦に参加するには，各地域の専用NPCから，参加申請を行う必要がある。占領戦はポイント制で評価が行われ，勝利条件は，占領戦が終了する際に一番高いポイントを獲得したギルドであること。ポイントは，ライフストーン（占領地点）の占領や，敵対するほかのギルドメンバーを倒すことで得られる。
　というわけで，まずはライフストーンを目指すのが王道だろう。ただしライフストーンは占領中のみ点数が加算され，ほかギルドに占領されてしまうと，その分のポイントは奪われてしまう。

一つのギルドが参加できる占領戦は，一つの地域のみで，複数地域の占領はできない

　また占領戦をより有利に運ぶには，ギルド本拠地の設置が必須となる。もし死んでしまっても，本拠地の場所から復活できるので，戦場への復帰もスムーズになる。ただし本拠地の設置が行えるのはギルドマスターのみ。また敵対ギルドの本拠地を破壊すればポイントが獲得できるので，本拠地が必ずしも安全というわけではない。

勝利条件の例外として，すべてのライフストーンを30分間占領することでも勝利となる

決まった時間には始まらない「カオスバトル」

　カオスバトルとは，「カオスタイム」によって発生するPvPのことだ。本作のフィールドには，カオス値というものが設定されており，これが100％に達すると，カオスタイムが発動する。カオス値はプレイヤー達がモンスターを倒すことで蓄積していくので，カオスタイムの発生は，なかなか予測できない。

　カオスタイムが始まると，該当地域にいる適正レベルのキャラクターにのみ，カオスバトルへの参加確認が行われる。参加確認から約1分後には，カオスバトルが開始され，参加を表明したプレイヤーは，三つのチームのうちいずれかに配属される。

「秩序の守護者」

「真理の探究者」

「赤い翼の傭兵団」

　カオスバトルも占領戦と同じくポイント制だ。カオスバトルでは，ほかのチームのメンバーを倒すか，フィールド上にある四つある，カオスバトル専用ライフストーン（占領地点）を占領することで，点数を獲得できる。勝利したチームのプレイヤーには，名声やゲーム内通貨などの報酬があるので，自らの力でチームを勝利に導こう。


　カオスバトルは，チームワークのとれたギルド単位で争われる占領戦と違い，即席のチームで戦うことになるのがポイントだ。即席チームならではの，まさに「カオス」な戦場を楽しもう。