2016年2月5日,東京・秋葉原のソフマップ秋葉原本館4階に,Thermaltakeのゲーマー向けブランドである「
Tt eSPORTS」の製品を集めた特設スペース「
Tt Station」がオープンした。同フロアには,以前からTt eSPORTS製品を集めたコーナーはあったのだが,大幅にスペースを拡充し,小規模なイベントもできるようにリニューアルしたという。
オープンしたばかりであるTt Stationの様子をレポートしよう。
Tt Stationの外観。場所はエスカレーターで4階に上がったところのすぐ横で,見つけやすい好立地である
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ソフマップ秋葉原本館4階には,すでに
Logicoolと
Mad Catz,
MSIがショップインショップや体験コーナーを設けており,それに続く4社めの出店となる。広いスペースを有するゲーマー向け専門コーナーが増えたことで,ゲーマー向け製品を求める人にとっては,さらに製品を選びやすくなった印象だ。
壁際にはキーボードとマウスがズラリと並んでいる
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さて,そのTt Stationであるが,コーナー入口にヘッドセットを集めた棚が置かれており,中央にはゲーマー向け自作PCやPCケースのデモが,壁際にはキーボードやマウス,マウスパッドなどが並ぶという構成になっていた。Tt eSPORTSといえば入力デバイスというイメージを持つ人も多いかと思うが,それらよりもヘッドセットの展示に力を入れていたのが興味深い。
中央の台には,Thermaltake製のPCケースを使ったデモ機材があり(左),実際のゲームでデバイスを試せるようになっている。オープン初日と6日は,VRヘッドマウントディスプレイ「Rift」の第2世代開発機を使ったVRデモも披露されており(右),立ち寄った海外からの観光客が,興味深そうに試遊する様子が見られた
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コーナー入口には,Tt eSPORTSのヘッドセットが多数並んでいた(左)。ヘッドセットの棚は中にも用意されており(右),力を入れているようだ
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オープンに合わせて,Tt Stationでは国内正式発表前の新製品も披露された。その1つが,Bluetooth接続型のワイヤレスゲームパッド「
CONTOUR」だ。ボタンやスティックの配置はXbox 360 Wireless Controllerと同じタイプで,ボディ中央に折りたたみ可能なスマートフォン取り付け用のスタンドを備えているのが特徴である。
新型ゲームパッドのCONTOUR。Bluetooth接続のiOSデバイス用ゲームパッドである
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ボディ中央に折りたたみ式のスタンドを装備。スマートフォンを固定してゲームをプレイできる
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ショルダーボタンやトリガーの配置,形状もXbox 360 Wireless Controllerのそれを踏襲したものだ(左)。ちなみに,内蔵バッテリーで10時間以上の連続プレイが可能とのこと
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米国では
79.99ドル(税別)で販売されているので,国内での価格は1万円以上になりそうだ。国内では,iOS用ゲームをゲームパッドでプレイしているという人は少なさそうではあるが,製品の選択肢が増えることは評価したい。
2月14日までの期間,リニューアルオープン記念の特価販売も行われている
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ゲーマー向けデバイスのコーナーが増えたことで,盛り上がりを感じられるのは高く評価したいのだが,Tt Stationに限らず各コーナーに常駐の販売員がおらず,立ち寄った客が製品について詳しい説明を聞いたり,デモ機材を試したりしにくい雰囲気であるのは,とてももったいない。製品についてよく理解した店員の配置を増やすなどにより,客が機材を試したり質問したりしやすい雰囲気を作ることが,これらのコーナーには求められているように感じた。
2月5日から14日までの間は,Tt Stationのリニューアル記念として,製品の特価販売も行われているとのこと。秋葉原に足を運んだ人は,立ち寄ってみるといいかもしれない。