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AMD,ARMベースCPU「Opteron A1100」搭載の開発者向けキットを発売
AMD Opteron A1100シリーズ開発キット | |||
配信元 | 日本AMD | 配信日 | 2014/07/31 |
<以下,メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています>
AMD(米国本社:米カリフォルニア州サニーベール、社長兼CEO:ロリー・リード)は、AMD初の64ビットARMベース・プロセッサー(コードネーム「Seattle」)を搭載したAMD Opteron A1100シリーズ開発キットの提供開始を発表しました。AMDは、ソフトウェア開発者およびインテグレーター向けに、標準ARM Cortex-A57ベースのサーバー・プラットフォームを初めて提供する企業です。ソフトウェア開発者およびハードウェア開発者、並びに大規模なデータセンターでいち早く新製品を導入したいお客様は、AMDのWebサイトにてお申し込みが可能です。
AMD米国本社のバイスプレジデント兼サーバー事業部担当ジェネラル・マネージャーであるスレッシュ・ゴパラクリッシュナン(Suresh Gopalakrishnan)は、次のように述べています。「AMD Opteron A1100シリーズ開発キットを幅広く利用できるようになったことで、大規模データセンター向けのより効率的なインフラストラクチャを目指した取り組みが大きく前進しました。AMDは、主要なエコシステム・パートナー(ファームウェア、OS、ツール・プロバイダーなど)へのサンプル出荷を終えた後、業界全体のコラボレーティブな取り組みに繋がる次なるステップとして、ARMイノベーションのオープン・ビジネスモデルに基づくデータセンターを再考していきます」
本発表によりAMDは、効率的なストレージ、Webアプリケーションおよびホスティングのためのエコシステム開発を促進する包括的なARMv8命令セットに対応した64ビットARMサーバー・ハードウェア製品を提供する唯一のプロバイダーとなります。また、AMDは、標準ARM Cortex-A57テクノロジーを提供できる唯一のプロバイダーです。
「AMD Opteron A1100シリーズ」プロセッサーは、以下をサポートします。
- 4コアまたは8コアのARM Cortex-A57プロセッサー
- 最大4MB共有L2キャッシュ、および8MB共有L3キャッシュ
- 最大1866MT/秒のECCデュアルDDR3またはDDR4メモリー・チャネル構成
- 最大4基までのSODIMM、UDIMM、またはRDIMM
- 8レーンPCI-Express Gen 3 I/O
- SATA 3ポート:8個
- 10ギガビット・イーサネットポート:2個
- ARM TrustZoneテクノロジーによるセキュリティー強化
- Cryptoおよびデータ圧縮コプロセッサー
「AMD Opteron A1100シリーズ」開発キットは、以下を含むMicro-ATXフォーム・ファクターのパッケージとして提供されます。
- 4コアAMD Opteron A1100シリーズ・プロセッサー
- 16GBのDDR3 DRAMレジスタードDIMMスロット:2個
- シングル×8またはデュアル×4ポート構成が可能なPCI Expressコネクター
- SATAコネクター:8個
- 標準電源との互換性
- 標準的なUEFIブート環境
- Red HatのFedoraによるLinux環境で以下の豊富なツールとアプリケーションを開発者に提供
- クロス開発用を含む標準Linux GNUツール・チェーン
- プラットフォーム・デバイスドライバー
- 堅牢なWebサービング・アプリケーション開発向けのApache Webサーバー、MySQLデータベースエンジン、PHPスクリプト言語
- 64ビットARM環境での開発者向けのJava 7およびJava 8バージョン
今回発表した開発キットは2,999米ドルで提供しています。
参考情報(英語)
開発キットの購入および「AMD Opteron A1100シリーズ」プロセッサーに関する詳細
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