イベント
ハンティングアクション「RaiderZ」先行体験会レポート。同作の魅力が凝縮された強敵「ディアゴ」とのバトルに注目
4Gamerでもたびたび紹介しているが,RaiderZの特徴としてまず挙げられるのは,何と言ってもアクション性の高さだ。敵をクリックしたら自動で攻撃し続けるクリック型ではなく,攻撃も回避もプレイヤー自らの操作で行うノンターゲティング型のオンラインゲーム。プレイヤー同士の連携やテクニック次第で,ゲーム展開は大きく変わってくるのだ。
会場では,今後予定されているオープンβテストで使用可能な「ディフェンダー」「バーサーカー」「クレリック」「ソーサラー」を作成し,ゲーム序盤をプレイすることができた。また,同作のセールスポイントの一つである「フリースタイル」,すなわち,すべての職業のスキルを組み合わせてのキャラ育成も体験できた。
「RaiderZ」公式サイト
まずはRaiderZにおける各職業の特徴を,簡単におさらいしておこう。ディフェンダーは,盾と片手武器を装備する,防御に長けた剣士。バーサーカーは,大剣や巨大な鈍器で敵と戦う攻撃役。クレリックは,聖なる力で仲間を癒す回復役で,ソーサラーは,火と氷の魔法を操る魔術師だ。
面白かったのが「刺青」の設定。タトゥーを顔に配置できるのだが,いわゆるトライバル風から紋章,ドクロまで色々なデザインがあり,大きさなども調整できる。額に意味ありげな紋章が浮かぶ,ファンタジー漫画の主人公的なキャラクターも作れてしまうのだ。
チュートリアルでは,モンスターを倒す任務を通じて,基本操作の説明が行われる。
キャラクターはW/A/S/Dキーで前後左右に動き,マウスでカメラを移動,左クリックで攻撃,右クリックで防御という,PCゲームとしてはお馴染みの形式なので,オンラインゲーマーにとっては理解しやすいだろう(ゲームパッドへの対応も予定されているが,時期は未定とのこと)。
ユニークなのが,地面に落ちている武器だ。これを拾うと自分の職業がランダムで変化する。色々な職業のスキルを試すことができるのだ。
筆者はディフェンダーを作成したのだが,この武器のおかげで,ソーサラーの立ち回りが遠距離攻撃メインであることや,クレリックの回復のありがたさを学ぶことができた。本作では前述のとおり,別職業のスキルも習得できるのだが,その魅力の一端を,最初にちょっとだけ確認できるわけだ。
また,最初のボス「ゴブリンゴーレム」との戦いでは,「ブレイカブルシステム」を体験できた。ブレイカブルシステムとは,ボスの身体の一部を破壊できるシステムで,ゴブリンゴーレムの場合は,胸についた宝石を破壊することで大ダメージを与えられた。
力押しで何とかなる雑魚モンスターとは違い,宝石を攻撃しなければならないという趣向はよいアクセントとなっていた。破壊した宝石の破片を拾うと,キャラクターの体力が回復するというギミックもあったため,積極的に狙おうという気にさせてくれる。
海岸にはカニのモンスターがいて,NPCやほかのプレイヤーがそこかしこで戦っている。カニがゾロゾロと集まってくることがあったのだが,本作はノンターゲティング型のアクションRPGなので,いわゆる「まとめ狩り」も簡単。無双系に近い爽快感が味わえた。
なお,本作ではほかのプレイヤーとパーティを組まない限り,最初に攻撃したプレイヤーのみが経験値やアイテムを得られる。いわゆる横殴り(他のプレイヤーが戦っているところに無断で参加,経験値やアイテムを入手する)のトラブルは発生しない仕様なのだ。
しばらく冒険を続けていると,最初の乗り物「アドレナリンモア」が手に入った。これは一言で言うと「走る鳥」で,乗り物専用のスキルを使えば,通常よりも速いスピードで走ることが可能。移動の効率がグッと上がる。
先行体験会の最後では,エピックモンスター「ディアゴ」と戦うことができた。クローズドβテスト時点では最強のモンスターとのことで,ここではレベル23のキャラクターが用意され,「フリースタイル」の醍醐味が味わえた。
フリースタイルとは,すべての職業のスキルを自由に習得できるというシステム。最初に選んだ職業によって能力値が変わってくるのが奥深さを増している。韓国サービスでは,今もプレイヤーから色々なスキル構成が提案され続けているという。
すべてのスキルを自由に習得できるといっても,装備している武器によって,発動できるスキルが変わってくるのが面白い。例えば,ディフェンダーとバーサーカーのスキルを組み合わせたいとする。ディフェンダーのスキルを使うには片手剣or片手鈍器+盾が必要だが,バーサーカーのスキルには両手剣か両手鈍器が求められる。つまり,両方のスキルを同時に使うことはできないのだ。
これがディフェンダーとクレリックなら話が変わってくる。クレリックのスキルは片手鈍器かスタッフがあれば良いので,無理なく両者のスキルが両立できるわけだ。
しかし,武器交換を使えばさらに自由な組み合わせが可能だ。先のディフェンダー&バーサーカーを例に挙げると,ディフェンダーのスキルを使った後にバーサーカー用の武器に切り替えれば,一手間かかるがどちらのスキルも使用可能になる。
最初はバーサーカー&ソーサラーを作ろうとしたが,武器を切り替えないと両者のスキルが使えないことに気づき,クレリック&ソーサラーという魔法系の組み合わせにした。そしてソーサラー,ディフェンダー,クレリックと共にパーティを組んで,ディアゴ討伐に出発。
当初は相手を殴りつつ魔法も使うという構想だったが,ディアゴの強さに完全にびびってしまい,“立ち止まっての詠唱が必要だが威力が高い”という「ファイアアロー」や,“任意の位置に魔法陣を作り,中にいる仲間を回復する”「ヒール」などを活用し,遠距離でのサポートに徹するという体たらく……。
ディフェンダーが必死に攻撃を防いではくれるのだが,うかつに近づくと吹雪が怖いし,いつこちらに攻撃の矛先が向くか分からない。もちろんかなうはずもなく,パーティがあっさりと全滅してしまったところで,先行体験会は終了となった。
テスター募集期間は3月26日から4月2日23:59分までで,抽選で4000名が参加可能。テスト期間は4月5日17:00から4月9日22:00までとなる。本作のノンターゲティングバトルや,自由度の高いキャラ育成が楽しめるフリースタイルに興味を持った人は,ふるって応募してほしい。
「RaiderZ」公式サイト
- 関連タイトル:
RaiderZ
- この記事のURL:
キーワード
(C) NEOWIZ GAMES CORP.ALL Rights Reserved.
(C) MAIETentertainment CORP.ALL Rights Reserved.
(C) WeMade Online Co.,Ltd. All Rights Reserved.