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ニワトリの視点から描かれた「Fable III」のイントロムービーが公開。PC版は発売延期が明らかに
2010年内のリリースが予定されている,Lionhead StudiosのアクションRPG「Fable III」(PC/Xbox 360)の最新ムービーが公開されたので,4Gamerに掲載した。「Opening Cinematics」と題されたこのムービーは,おそらくFable IIIの導入部分で利用されると思われるが,前作に比べて工業化の進んだアルビオン王国の人々の生活風景が,なんとニワトリの視点から描かれているというユニークな内容になっている。
以下に,ムービーのナレーション部分を翻訳しておこう。
「産業の時代が,アルビオンに訪れました。しかし,この時代はまた,“陰鬱の時代”とも呼ばれています。自由がただの夢になってしまったら,そのときこそ立ち上がるのです! 反乱軍を率いて,ヒーローになるために。
ダウントロームにようこそ。ここは,何か悪いことを言うだけで処罰されてしまう街です。希望を持ちたい人がいても,何の希望も見出せません。
真の反乱者は,あらゆる困難に立ち向かっていくものです。真の反乱者は,諦めたりしません。たとえ一人で勝利を手にすることが出来なくても,暴動が始まるのです」
Fable IIIは,兄のローガンに牛耳られたアルビオン王国において,主人公である弟が反乱を起こし,圧政に苦しむ人を解放するとともに,国王の座につくという壮大な物語だ。
6月に開催されたE3のデモでも,「ニワトリの着ぐるみを着る」奇妙なクエストが確認できたが,掲載したムービーにもニワトリが使われており,このへんにLionhead Studiosらしさが感じられる。まさか本当にニワトリの反乱を訴えているわけではないと思うが,抑圧された,か弱いアルビオン市民の姿を,このニワトリに象徴させているのだろう。
ちなみに,ナレーションに出てくる街の名前が“ダウントローム”という風に聞こえるが,残念ながら筆者は,そのような街は聞いたことがなかった。ご存じのように,アルビオンの首都はバウワーストーン(Bowerstone)だ。
いろいろ調べたのだがよく分からず,そのままにしておいたのだが,産業が発達しつつあるアルビオンでは流通も盛んになり,ムービーに出てきたような巨大な港町が出現しているのかもしれない。いずれにせよ,詳しいことは,発売日が近づくにつれて明らかになっていくはずだ。
その発売だが,Xbox 360版の2010年10月には変更がないものの,PC版が,しばらく遅れることが明らかになっている。コントローラ向けに作られてきた本作を,PCでもしっかり楽しめるようにするというのが延期の理由であるようで,悪いニュースではないだろう。
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