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[COMPUTEX]台湾発のゲーマー向けブランド「BitFenix」登場。ゲーマー向けPCケースや周辺機器をまもなく展開開始
BitFenix最初の製品となるのは,筐体全面にLEDイルミネーションをまとい,232(W)×580(D)×559(H)mmというサイズになるフルタワーPCケース「Colossus」。
残念ながら,内部の撮影は許可されなかったが,ツールフリーでメンテナンス可能な5インチベイを5基(※うち1基は3.5インチオープンベイと排他使用),3.5インチシャドウベイ7基を装備し,3.5インチシャドウベイは,2.5インチベイとしても利用できるという。また,5インチベイ×3を3.5インチ×4として利用するためのモジュールも提供される予定だそうだ。
また,背面には標準で140mm角ファンを搭載しており,底面にもオプションで140mm角を搭載可能になっているという。
拡張スロットは8基分用意され,2スロット仕様のグラフィックスカードによる4-wayマルチGPU構成に対応。本体前面部は扉状になっているが,その扉を開くと,USB 3.0×1,USB 2.0×1,eSATA×1とサウンド入出力の各端子にアクセスできる。
最近のフルタワーPCケースだと,空間的な余裕を生かして,このような収納スペースを用意するのが珍しくないが,Colossusでは,電源&リセットボタンや,前述のファンコントロール機能,LEDイルミネーションの制御機能といったコントローラが用意されているのが一味違う。要するにColossusでは,電源スイッチなどにもロックをかけられるというわけだ。
さらに,この収納スペースは,奥まったところにUSB 3.0×1,USB 2.0×1を引き出せるようになっているが,これら“隠しポート”と,本体前面上部の溝を利用すれば,キーボードやマウスなどのケーブルマネジメント兼盗難ガードとしても利用できる。
本体色は白と黒の2種類が用意される予定で,現在は2010年7月下旬の量産出荷開始に向けて,製品の開発が進められている最中という。
さて,冒頭で後述するとしたもう一つのPCケースだが,これはBitFenixが現在開発中のミニタワーモデル「Survivor」のエンジニアリングサンプルだ。
サイズは210(W)×440(D)×442(H)mmと,ミニタワーPCとしては大きめ。本体にラバーコーティングが施されるほか,緩衝用のラバープロテクタも搭載し,さらに本体上部に取っ手を取り付けられるなど,トーナメントやLANパーティへ持って行くことに配慮した設計になっているのが特徴である。
ドライブベイの構成は,5インチ×3,2.5インチベイとしても利用可能な3.5インチシャドウベイ×6となるようだ。
Jarlestedt氏は,「大きなメーカーではできないような,マニア心をくすぐる製品を積極的に展開していきたい」と,新しく立ち上げたBitFenixの立ち位置を説明する。
まずは最もノウハウを蓄積できているPCケースから市場参入するが,2010年末以降は,PCケース以外にも,ゲーム市場や,マニア市場へ積極的に参入していくとし,実際,さらに複数の製品開発を進めていることを示唆していた。
BitFenixは,日本市場への参入に向けて,すでにいくつかの販売代理店と話合いをスタートさせている。製品が日本で見られるようになる日も近そうだ。
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