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[TGS 2010]【17:55追記】「天外魔境 JIPANG SEVEN」追加情報。「TGS_4GamerLive」の“新作情報その3”でコンセプトアートなどが公開に
※配信開始時点の視聴者は2100人強程度
12:00スタートの“天外シリーズ新作情報その3”に登場してくれたのは,昨日に続いてレッド・エンタテインメントの福井氏とGameComplexの(“しおにく”でお馴染み)澤紫臣氏のお二人。“情報は小出しに”ということで,このあと16:30スタートの“その4”を想定しての情報公開となったが,それでもいろいろと本作の内容について聞くことができた。
さてまずは18日に配信された第1回,第2回のおさらいだ。ここはまどろっこしいので,以下に箇条書きで列挙しておきたい。
・タイトルは「天外魔境 JIPANG SEVEN」
・天外魔境の正統なシリーズ
・7が重要な数字(7タイトルめ,7人の重要キャラ,7つの国)
・レッド・エンタテインメントとGameComplexのタッグで制作
・舞台はジパング
・プラットフォームは“インターネット”(ブラウザ)
・MMORPG/ソーシャルゲームではない
・「協力」がキーワード
・PCエンジンからのファンの期待を裏切ることはない
・天外魔境以外のなにものでもない(?)
上記の詳細については,下記の記事を参照してほしい。
[TGS 2010最新作は「天外魔境 JIPANG SEVEN」! レッド・エンタテインメントとGameComplex,天外シリーズの新作を発表
さて,本日の目玉は,昨日予告されていたキャラクターのコンセプトアート公開だ。公開されたデザインは“天外シリーズといえばこの人”ともいえる辻野寅次郎氏が手がけたもの。この辺りはファンにとってはもはや“当然”というところだと思うが,それでも嬉しい一報である。初公開のイラストは,以下の4点だ。
イラスト公開後は,Twitterから「農家なら竹槍を」とか「お約束として天狗とか鬼とか出てくるんだろなー」といったコメントが飛び出していた(福井氏は竹槍に食いついていた印象)。今回のコンセプトアート公開で,多くのファンが想像を膨らませられたのではないだろうか。
さてゲームの内容に関しては,本日2回め,「TGS_4GamerLive」としては4回めとなる16:30からの回で詳細が語られる予定だ。すでに,
・誰もが勇者になったり一番を目指したりするゲームではない(澤氏)
・皆勤賞の“あのキャラ”も出てくる(澤氏)
・天外ならではの“変身”もあり(福井氏)
・ブラウザゲームのように“ゆるい”ゲームではない(福井氏)
・でもハードルは低い(澤氏)
・ぼくは会社をつぶしていない(澤氏)
といった情報が飛び出してはいるが,その辺りについて,さらに突っ込んで聞けそうな雰囲気である。4Gamerでも,本記事に追記する形で続報をお届けする予定なので,お見逃しなく。
【9月19日 17:55追記】「天外魔境」シリーズ新作情報その4
「『天外魔境 JIPANG SEVEN』は,日常をキチンと描きたい」
Ustream「TGS_4GamerLive」で本日(9月19日)2回め,全4回のシリーズ最後の配信となる「『天外魔境』シリーズ新作情報その4」には,GameComplexの澤紫臣氏,そして同じくGameComplexの西健一氏が登場してくれた。司会はイソッチこと声優の磯村知美さんだ。
※配信開始時点の視聴者は2100人強程度
澤氏の「情報小出しの4回めです」という第一声で始まった第4回は,まず第3回のおさらいとして,発表された農民(男女)と敵キャラクターのイラスト/コンセプトアートが紹介された。
ちなみに本TGSでのUstream配信中,澤氏は笑いながら話すことが多かったが,これは言えないことをつい口にしてしまうのではないかとヒヤヒヤしていたかららしい。生配信のためその辺りのプレッシャーはかなり強かったと思われるが、まぁ見る側にとってはそれも面白かったりするので、よしとしたいところである。
さて肝心のゲーム内容については,イソッチの「農民のキャラクターは畑を耕したりするんですか?」といった質問をキッカケに,澤・西の両氏が順を追って語り始めた。
西氏によるとキャラクターの題字(作:広井王子氏)やイラスト(作:辻野寅次郎氏)と,シリーズ作品の関係クリエイターが大きく携わっている「天外魔境 JIPANG SEVEN」だが,ストーリーや世界観なども,すでに“天外っぽく”なってきているという。まだ情報は少なく,ファンはその世界を想像するしかないわけだが,GameComplexではその“ファンの想像”を形にするべく,またそのなかでも予定調和を崩す要素を入れるべく,制作に励んでいるとのことである。
そして重要なのが,この第4回で公開された下記のコンセプトアート「あばら屋」だ。
これはなんとプレイヤーの家(!)である。家の周りには畑,そして燃えさかる祭壇らしき(?)もの,半分埋まった銅鐸らしき(?)ものなどが見える。“家”があるということはハウジングの要素があったりするのかなど,なかなか想像力をかき立てるコンセプトアートである。
この気になる家の周りのオブジェクトについて詳細は語られなかったが,オブジェクトはすべてゲームプレイに関係するものであることは明言された。つまり,畑でなにかを耕し,祭壇(お二人は“祠”と呼んでいた)で何かを燃やし(奉納し?),そして何かを埋める。この一連の要素がすべて関連しているというのもポイントらしい。
さてもう一つ,終盤で見せてくれた下記のイラストも謎だ。
本作ロゴの背景に,なにやら唐草のような模様と,シルエット(?)が見える。こちらについては完全にヒミツとのことだが,前述したあばら屋での生活に関係するものではあるという。澤氏から「この“縦に長い何か”はなんでしょう?」との問いかけがあったが,コアなファンならなにかピンとくるものがあったりするのだろうか?
さて,GameComplexのお二人は最後に,本作を制作する上で,ジパングに生活する人達の“日常”をキチンと描きたいと語っていた。同シリーズの作品は,戦いのさなかにも,立ち寄った村などで力強く生きる人達の様子がキチンと描かれていた。今作でも、プレイヤーの日常をキチンと描き,そうすることで,あばら屋から一歩外に出た時の物語をより高い興奮度で楽しめるものにしたいのだという。つまり,メリハリのついたプレイフィールにするのが,GameComplexの制作コンセプトというわけだ。
……そんなこんなで,TGS 2010会期中に全4回にわたって配信された新作紹介シリーズは終了。今回の配信を皮切りに,意図的に伏せてきたという物語に関する情報もどんどん公開していくとのこと。
シリーズのファンは,本稿そして前回(配信第1回,2回)の情報をキチンとチェックして,いろいろと想像を膨らませながら,続報を待っていてほしい。
ともあれ,GameComlex澤さん,西さん,レッド・エンタテインメント福井さん,イソッチ,(そして一応編集部のTeT),お疲れ様でした!
[TGS 2010最新作は「天外魔境 JIPANG SEVEN」! レッド・エンタテインメントとGameComplex,天外シリーズの新作を発表
- 関連タイトル:
天外魔境 JIPANG7
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