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[TGS 2011]ハイレベルなモンスター達の熱い戦い。「ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル」公式大会「Great Masters' GP」レポート
Great Masters' GPは,2011年3月に発売されたニンテンドーDS用ソフトDQMJ2Pを用いた公式大会の決勝トーナメントで,2011年7月から東京と名古屋,大阪,そしてスクウェア・エニックスメンバーズ内で行われた予選大会を勝ち上がってきた8人がトーナメント形式で戦い,最強のモンスターマスターを決定するというものだ。ステージには解説者として本作のプロデューサーの犬塚太一氏と,ゲスト解説者として声優の安元洋貴さんが登場し,熱い解説行っていた。
TGS 2010にて行われた大会に続いて,今年も試合を解説する犬塚プロデューサー。前作と本作の出荷合計が180万本を突破したことも報告された |
今回も的確な解説を行ってくれた安元さん。「この前プレイ時間を確認したら,398時間でした」と,本作のやり込みぶりをアピールした |
国内3都市で開催された予選で,午前の部と午後の部から1名ずつ,スクウェア・エニックスメンバーズ内のWi-Fi通信を使用して行われた予選から2名が選出されている。大会は規定のルールのもと,トーナメント形式で試合が行われる。
- パタ選手(東京地区:午前の部)
- ジョン選手(東京地区:午後の部)
- オオスギ選手(名古屋地区:午前の部)
- かりん選手(名古屋地区:午後の部)
- ジョルノスター選手(大阪地区:午前の部)
- タピオカンナバロ選手(大阪地区:午後の部)
- サムライなのか?選手(スクウェア・エニックスメンバーズ予選)
- やむ選手(スクウェア・エニックスメンバーズ予選)
第1試合では,両対戦にサージタウスやレティスなどの大型モンスターが登場するなか,オオスギ選手のスライムマデュラとスライムカルゴが試合前半で鉄壁の守りを固め,10ラウンドで勝負がつかず。判定の末,サムライなのか?選手にオオスギ選手が勝利した。
一方,前半で大型モンスターを出していたパタ選手とジョルノスター選手の戦いは,後半になるとメタルキング,キラーパンサー,ジェネラルダンテというまったく同じパーティ構成でバトルが展開されていた。こちらもも勝敗は判定となり,ジョルノスター選手の勝利となった。
準々決勝の第2試合は,東京代表となる最年少のジョン選手に注目が集まる。ジョン選手の「おかあさんつよい」と名付けられたスライダーガールが大阪代表タピオカンナバロ選手のチームに大ダメージを与えていく様子に,解説の安元さんも大興奮。最後に出したジョン選手のレティスが,タピオカンナバロ選手の竜神王にとどめを刺した。
もう一方の試合は,メンバーズ代表のやむ選手が名古屋代表かりん選手の状態異常スキルで苦しめられて,かりん選手が勝利した。
ここからは,1戦ずつの進行になる。まずは準決勝第1試合,大阪代表ジョルノスター選手と名古屋代表のオオスギ選手による対戦だ。オオスギ選手のスライムチームが守りを固めているところにジョルノスター選手が「魔神斬り」や「すてみ」などでダメージを与え,そのまま力で押し切ろうとするが,オオスギ選手のスライダーヒーローが持つ「くじけぬ心」が2回発動し,客席も大興奮。残りHP 1で2ラウンドを耐えたスライダーヒーローとゲモンが,ジョルノスター選手のレティスを破り,オオスギ選手の勝利となった。
続いて準決勝第2試合は,ジョン選手の「おかあさんつよい」ことスライダーガールが,かりん選手のチームに連続攻撃でダメージを与えていく。しかし,かりん選手のメタルキングが「ラウンドゼロ」でジョン選手のチームの動きを封じている間に,ほかのメンバーがスライダーガールを倒してしまう。ここからはかりん選手のペースで試合が進み,竜神王の高い攻撃力がジョン選手のレティスを押し切り,かりん選手が決勝へと駒を進めることになった。
4ラウンド目まで両者ともに相手へダメージを与えていないという,読み合いの時間が続く。ラウンド後半は,オオスギ選手がスライダーヒーローとゲモンをチームへと入れ替えて膠着状態を破り,かりん選手もこれに続けて竜神王とワルぼうを投入。前半とは打って変わって攻撃力勝負となる。
最終ラウンドでかりん選手のスライダーヒーローと竜神王が倒れてしまうものの,それを見据えていたかりん選手のワルぼうが「メガザルダンス」を発動し,竜神王が生き返った!
これが決め手となり,判定でかりん選手が見事王座に輝いたのだ。
表彰式のプレゼンターとして登場したスペシャルゲストの堀井氏。「それぞれの戦略がすごく面白かったです。最後のメガザルは熱かったね!」と決勝トーナメントの感想を述べた |
優勝したかりん選手には表彰状とトロフィーのほか,堀井雄二氏のサイン入りiPad 2と限定版ソフビフィギュア6体セットが贈られた |
そして堀井氏に話を振られた犬塚氏は,次回作となる「ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D」を正式発表した。
昨年同様,サプライズ発表となったドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3Dは,1998年9月に発売されたゲームボーイ版のリメイク作品で,すでに犬塚氏の元で制作がスタートしているとのこと。「忙しいんで“無理ぽ”って言ったんだけど,彼(犬塚氏)のどうしてもやりたいという熱意に負けてOKしました」という堀井氏。
実のところ犬塚氏は,ゲームボーイ版開発時にアシスタントプロデューサーを務めていたなど,とくに愛着のある作品なのだそうだ。「原作の面白さを踏襲しつつ,新しい要素も用意します」と犬塚氏は力強く宣言した。
具体的な発売日は2012年となるようで,来年もしくは再来年のTGSでは,今回同様に大会が開催されるのではないだろうか。ソフトの発売ともども楽しみに待ちたい。
「ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル」公式サイト
- 関連タイトル:
ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル
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