プレイレポート
iPhone版や,その他の名作タイトルの移植も検討中!? サウンドノベルファンはAndroid端末版「かまいたちの夜」を買うしかない
「かまいたちの夜」は,チュンソフトの「弟切草」に続くサウンドノベルの第2弾として,1994年に発売されたスーパーファミコン用ソフトだ。さまざまなプラットフォームに移植され,累計約120万本のセールスを記録した,ミステリーアドベンチャーゲームの金字塔ともいえるタイトルである。
主人公の透と,大学の同級生である真理が,休みを利用して叔父の経営するペンション「シュプール」に訪れたところから本作のストーリーは始まる。「こんや,12じ,だれかがしぬ」という不気味なメッセージと,それに関連しているとしか思えない第一の悲劇。そして,その後も止まらぬ連続殺人……。ペンションという密室に閉じ込められた13人の登場人物はどうなるのか。そして犯人は誰なのか。そんなミステリーの王道ともいえる展開と,インパクトのある効果的な音楽で,プレイヤーを物語の世界にグイグイと引っ張っていく本作は,発売当時,ゲームファンだけではなく,ミステリー好きの大人にも高い評価を受けた。
熱心なファンなら画面写真を見ただけで分かるかもしれないが,VGA画質(Windows版基準)のグラフィックスは,スーパーファミコン版,ゲームボーイアドバンス版,モバイル版などと比べるまでもなくクオリティが高く,過去に本作をプレイした人にも新たな驚きを与えてくれるだろう。
また,モバイル版に実装されていた「人物紹介」機能も搭載されており,初めて本作をプレイする人でも,すんなりと物語に入り込めるはずだ。
「かまいたちの夜」をプレイするにはうってつけと言えるこの季節。IS01およびIS03を所持している人は,ぜひキャンペーン期間中にミステリー編を購入してみよう。
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さらにチュンソフトは,「かまいたちの夜」の評判がよければ,その他の有名なサウンドノベルに関しても,移植を検討したいとコメントしていた。サウンドノベルに関してはトップクラスの実績を誇るチュンソフトの,Android端末/iPhoneでの展開からは,しばらく目が離せそうにない。
- 関連タイトル:
かまいたちの夜 ミステリー編
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