パッケージ
Dino D-Day公式サイトへ
読者の評価
60
投稿数:1
レビューを投稿する
準備中
お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

  • 概要
  • ニュース(1)
  • 特集(0)
  • レビュー(0)
  • 体験版(0)
  • ムービー(0)
  • 読者レビュー(1)

Dino D-Day

Dino D-Day
公式サイト http://www.dinodday.com/
発売元
開発元 800 North Productions
発売日 2011/03/01
価格
ジャンル
レーティング
備考
その他
  • RSS
  • レビューを投稿する
  • このページのURL:
このゲームの読者の評価
60
グラフ
読者レビューについて
 4Gamer読者レビューは,読者の皆さんがご自身の判断で書いたレビューを掲載するためのコーナーです。掲載前には編集部で主に公序良俗面のチェックを行っていますが,掲載されている情報について,4Gamer.netが正確さの保証を行うものではありません。掲載情報のご利用は,読者の皆様自身の判断と責任で行ってください。
 なお,ゲームの評価を表す「GamerScore」は,投稿されたレビューの平均点を表示したものではありません。投稿の傾向を分析・考慮し,補正を加えることで,有用と思われるスコアを目指した形となっております。詳しくは「こちら」をご参照ください。
  • 前のページ前のページ
  • Pages: 1
  • I WANT YOU FOR DINO.D.DAY 60
    • 投稿者:のらくろ(男性/30代)
    • 投稿日:2011/04/14
    良い点
    第二次世界大戦中にナチスが恐竜の再生に成功した。
    恐るべき恐竜と兵器の組み合わせにより、
    次々と陥落していくヨーロッパの国々を連合国は果たして解放出来るのか!?
    そんなストーリーがロード中に実在の写真に恐竜をコラージュして、
    新聞風に解説がありますが、ストーリー性は全く無い、
    ただのマルチプレイ専用のFPSゲームであるこの作品。

    まず第一点に良い点として挙げたいのはその独創性でしょうか。
    第二次世界大戦においても1、2位を争う強大な兵器を保有したドイツ軍に
    敢えてジュラ紀の王者達を組み合わせる。
    コロンブスの卵・福島の江頭 に例えても良いほどの
    「すごい、まさかそれをやるとは思わなかった」と思わず感激してしまう
    その組合せには驚きを隠せませんでした。
    鋼鉄の虎や鼠の方が明らかに強いような気もしますが。

    その独創性はゲームシステムにも導入されており、
    連合国側は6クラスとも人間と味気無いですが、
    枢軸側は3クラスが人間、後の3クラスが恐竜と非常にユニーク。
    "ヴェロキラプトル"は小型恐竜らしく、そのスピードを活かして撹乱し、
    喉笛を噛み切る事で一撃必殺も狙える。
    "デスマトスクス"は草食系恐竜にも関わらず凶悪な砲台を背中に載せ、
    人間には不可能な強力な火力支援を行う。
    "ディロフォサウルス"は強力な肉体を武器に戦い、
    羊や人を投げつけて一撃死を狙うという強力なタンクとなれる。
    やはり売りの恐竜とだけあり、他のFPSでは到底プレイする事が出来ない
    この恐竜達をFPSのクラスとして操作出来るというのは
    このゲーム屈指の魅力であると言えます。
    他にも愉快な恐竜達は登場し、スナイパーの砲撃支援にプテラノドンが出たり、
    オブジェクトモードで特別に戦車仕様のトリケラトプスを操作する事もあります。
    後1匹の恐竜がオブジェクトモードに登場するのですが、
    そのキャラはバグのせいで出てこないので、確認が出来なかったのが残念です。
    バグ修正後のお楽しみという事で購入し、自分自身で確かめてみましょう。

    第二点に挙げたいのは、バグも引っ括めた笑える馬鹿ゲーであるという点です。
    前述した通り、オブジェクトモードの第三目標は恐竜が出てこないので
    そこで進行が止まり、恐竜を目的場所まで動かす必要のある枢軸側は敗北します。
    普通、ゲームの進行に支障を来すバグは怒りを誘い、ストレスしか発生させません。
    しかしそのラウンド終了後、例えば2-1と記録されてた勝利数が
    カンストするまで加算され一気に245-1と意味不明の数字にまで膨れ上がります。
    悟空の戦闘力のようなインフレを見たプレイヤー達は唖然とし、
    必ずと言っていいほどチャットが爆笑の渦に巻き込まれます。
    他にも突然拳銃・ライフルが機関銃のような連射を始めたりするバグもあり、
    発生するバグは基本的にお腹が痛くなるほど笑えます。
    そのせいかこのゲームはマルチFPSとしては異例なほどチャットが活発で、
    まるで友人と一緒になってダメなゲームを遊ぶかのように、
    プレイヤー達が割り切り、はしゃぎながら楽しんでいます。
    他にも連合国側のクラスの一つが持つ特殊能力である"バーサーク"が発動すると、
    何故かアメリカ軍歌をアレンジした曲が流れたりと
    笑える要素はバグだけではありません。
    このような謎の魅力を放つ馬鹿ゲーとしての面白さも良い点として挙げたいです。

    なお他のゲームでも基本的にしかめっ面で、怖いヒトラー総統の
    晴れ晴れしい笑顔と本気の泣き顔の写真が見れるのもこの作品の独逸な点です。
    特殊な政治主義・性癖がある人にはオススメです。
    悪い点
    全体的にバランスがダメダメでした。
    まずゲームモードのバランスについて述べます。
    ゲームとしてはチームデスマッチ(TDM)、Hilltop(1箇所のみの陣地制圧)、
    そして様々なミッションをこなすオブジェクトモードがあるのですが、
    前者2つははっきり言ってやってる事が同じでした。

    TDMはポピュラーな物で、バランスの崩れようが無い物ですが、
    出現場所が固定で、キャンプ(定位置篭もり)に
    対するカウンターが存在しないという事が原因で、
    遠距離戦にアドバンテージのある連合側はスタート地点付近でキャンプをすれば
    それだけで有利になり、そもそも枢軸側のクラスが非常に強いせいもあって、
    キャンプしなければマトモに対抗出来ないという理由もあるせいで、
    TDMは枢軸側が連合側のスタート地点にただ突っ込むだけのゲームになります。
    で、次のHilltopモードは中央に位置する陣地を制圧したら、
    相手の侵攻を抑えるために相手のスタート地点に向かう事になるのですが、
    前述した通り、多数の即死攻撃と驚異の移動スピードを誇るクラスを持つ枢軸側が
    大抵の場合は中央をさっさと制圧してしまうので、
    このモードも枢軸側が連合側のスタート地点に突っ込むだけのゲームと化します。
    TDMでも、陣地制圧ゲームでも即死攻撃の有用性を余り考えていないような
    陣営間のバランスの悪さははっきりと悪い点であると言えるでしょう。
    さらに制圧後の陣営ボーナス・逆転要素といった、
    ゲームを盛り上げる要素が皆無なのも単調であるという感覚を加速させています。
    オブジェクトモードはその点、目標を達成させるという面白さがありますが、
    バグで恐竜が出なくて勝敗が確定するラウンドはただのTDMと化するため、
    結局は3つのモード全てがTDMになってしまうのは何かの宿命なのかもしれません。

    操作性とエフェクト・サウンド関係も20$とは思えない内容です。
    右クリックでアイアンサイトを覗くというFPSではポピュラーな操作がありますが
    マウスボタンを押している時だけ覗く、もしくはトグル式でON/OFFの切り替えと
    2種類ある内の後者の操作をこのゲームは採用しているのですが、
    右クリックを押し続けている間は銃器を発射する事が出来ないという
    他のFPSに慣れたプレイヤーへの嫌がらせとしか思えない仕様になっています。
    爆発エフェクト・環境音がHL2Modでお馴染みの
    エフェクトと音ばかりなのも気になりました。
    他のゲームでも「Modレベル、Mod並」という批判がありますが、
    これは何の誇張も無しにSorceModレベルの内容しか無いため、
    購入を考えている人はその辺りを認識しておくべきでしょう。
    総評
    この作品が面白いか、つまらないかは購入前に見ただけで分かります。
    シュールストレミングが匂うのは当たり前で、
    それをどう味わい、楽しむかが本当の問題なのです。
    低価格で高品質の溢れるゲームが溢れる昨今のゲーム業界で、
    物を作る労力はプライスレスじゃないんだ!と
    製作者への報酬のコストダウンまで起きている現状への警鐘を鳴らすかのような
    価格設定とユニークなアイディアを荒削りのまま出された内容をプレイした時には
    「何だこのクソゲーは!」と一時には怒りと激しい後悔を覚えましたが、
    理解が深まるとユニークさが面白さを醸し出して、
    プレイスタイルの模索を始めたりしてしまうような謎の魅力に気づき、、
    マルチプレイゲームを初めた頃に味わったゲームをひたすら模索して、
    "用意された面白さ"以外の面白さを見つけ出すという
    私にとって"失われた世界"を垣間見る事が出来ました。

    世界でのプレイ人口は小学校の一クラス程度と余り多くは無い状態ですが、
    買ったのに人がいなくてプレイ出来ない、という状況にはまだなってはいません。
    日本から繋いでも余裕でプレイ可能なPingのサーバーに人が集まる傾向があるので、
    ラグによるストレスの心配もそれほど無いでしょう。
    ですが、メントスを入れたコーラの勢い並に人が居なくなる可能性も十分あるため、
    購入に悩んでいるならば今すぐ買うべきであると断言出来る、そんなゲームでした。

    なおこのレビューは不完全です。
    まだプレイした事の無いオブジェクトルールがあるのですが、
    人が居ない・鯖が少ないの二重苦にゲームモードが何ラウンド経って切り替わらず、
    投票による変更も出来ないという三重苦、
    更に過疎への心配の四重苦に悩まされたため確認する事を断念しました。
    もしこれを見て買って下さった方がいましたら、
    まだ見ぬモードを一緒にプレイ出来る事を心よりお待ちしています。
    プレイ時間
    5時間以下
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    3 2 2 5 1
  • 前のページ前のページ
  • Pages: 1
レビューを投稿する

4Gamer読者レビューは,皆さんがプレイしたゲームを評価するという読者参加型のコンテンツです。投稿されたレビューは,4Gamer.netに掲載されるほか,「読者の皆さんの評価」である「GameScore」の算出に利用されます。

レビューを投稿する
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:11月24日〜11月25日