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[G-Star 2011]「S2(Sector Slug)」はカジュアルというほど簡単なFPSではないかも。プレイアブル版で韓国のゲーマー達と撃ちあってみた
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印刷2011/11/14 00:00

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[G-Star 2011]「S2(Sector Slug)」はカジュアルというほど簡単なFPSではないかも。プレイアブル版で韓国のゲーマー達と撃ちあってみた

画像集#007のサムネイル/[G-Star 2011]「S2(Sector Slug)」はカジュアルというほど簡単なFPSではないかも。プレイアブル版で韓国のゲーマー達と撃ちあってみた
 G-Star 2011のCJ E&M Netmarbleブースにプレイアブル出展されていた新作FPS「S2(Sector Slug)」は,「サドンアタック」を手掛けたベク・スンフン氏が開発に携わっていることで,韓国で注目を集めているタイトルだ。
 ブースには20台ほどのPCが試遊用に設置されており,会場に足を運んだゲーマー達で常に人だかりができていた。筆者も列にならんでプレイしてみたので,その感想をお伝えしよう。


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 さて先日のプレス向け発表会では,本作はサドンアタックのようなミリタリー寄りの作風ではなく,より幅広い層が気軽に楽しめるよう,カジュアルなゲームを目指しているとコメントされていたのだが……実際にプレイしてみると,「カジュアル……?」と大きな疑問符がすぐに頭に浮かぶ。筆者としてはてっきり,キャラクターの体力が高めの設定で,銃の反動も少なく,初心者でもお手軽に楽しめる……そんなカジュアル感を予想していたのだが,これがまったくの間違いだったのである。
 ちょっと頭を出せばすぐさまヘッドショットをぶちかまされて即死してしまうし,ライフルをフルオートで連射しようものなら,あっというまに弾は明後日の方向へ飛んでいく――つまりリコイルコントロールは必須となる。まあFPSファンの立場からすれば,カジュアルとかいわれると嫌な予感しかしないので,そこは良い意味で裏切られたわけなのだが。

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筆者が参加したゲームでは,どの台でもたいてい1人はものすごく強いプレイヤーがいて,強烈なスコアを叩き出していた。FPSの腕にはそれなりに自信があったのだが,それでもまったく歯が立たないプレイヤーがいて,けっこう悔しい。さすがはサドンアタックの国,韓国というべきか……
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 あえてカジュアルっぽいと感じた部分を挙げるならば,先の発表会でも重要な要素とされていた「交戦頻度の上昇」「コスチュームチェンジ」の部分だろうか。
 まず,交戦頻度の上昇については,今回プレイできたのが狭いマップでのチームデスマッチだったので,かなり実感しやすかった。マップは狭い路地とその上にかかった橋,周囲にあるいくつかの建物内を舞台にしたものだったのだが,敵と交戦するまでの距離が非常に短く,リスポーンしてからすぐに撃ち合いが発生するのである。立ち回りや戦略云々,というよりは,とにかく撃って敵を倒しまくれ! というイメージで,たしかにビギナーでもすぐに戦闘に参加できるとはいえるだろう。
 もっとも,そのぶん撃ち合いのうまさが勝敗に直結しやすく,その点ではむしろ難しい面はあるとは思う。

 一方のコスチュームチェンジは,いろいろ自分でいじりまわしてお伝えできればよかったのだが,なにしろメニュー画面がすべてハングル文字で書かれているので,残念ながら設定画面にたどり着けなかった。ただ,いくつかの試遊台でプレイしてみたところ,台によって同じ銃でもスコープの種類が違っていたり,デザインが変更されていたりして,武器のカスタマイズはかなりできるようだ。
 キャラクターのコスチュームも,会場で流れていたムービーを見る限り,かなりバリエーションが豊富で,いろいろとこだわれそうだった。

ムービーで流れていたカスタマイズシーン。武器のカスタマイズは,最近のオンラインFPSではよく見かける要素だ
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 ただ現在日本でサービスされているオンラインFPSと比べて,ハードルが低くなっているかといえば,そうは感じられないのが正直なところ。とはいえ,日本と韓国ではFPSのプレイヤー層もかなり違っているので,もしかすると韓国のゲーマーにとっては,これで十分にカジュアルなのかもしれない。実際ブースでは,女性や小さな子供がプレイしている姿もたびたび見られ,日本のFPS市場とはまったく違うんだな,などとしみじみ思ってしまったほどである。

 ミリタリー路線を外れ,幅広い層のゲーマーにアピールするという本作がどのような形でリリースされるのか,完成を待ちたいものだ。

小さな子供も楽しそうにプレイしていた。韓国ではオンラインFPSというジャンルが,本当に一般層に受け入れられているのだと実感できる
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  • 関連タイトル:

    S2(Sector Slug)

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