プレイレポート
「ECHO OF SOUL」OBT開始記念! どのクラスで遊ぶべきかお悩みの方に贈る特選クラス&スキルガイド
本作は,遊びやすさとコンテンツ量を重視したファンタジーMMORPGだ。スタンダードな操作性とクラス設定により,同系列のゲームを遊んだことがある人ならばすぐにでも馴染めるようになっている。OBTの時点で多くの人が気になっているのは,どのクラスがどんな特性なのかということではないだろうか。
あいにくパーティプレイでの具体的な立ち回りや使い勝手についてはこちらでもまだ把握できていないのだが,基本的なスキル情報は得られたのでそれをもとに,各クラスの特徴を解説していきたい。
それぞれのクラスにはパーティプレイにおける基本的な役割が存在しており,本稿では「タンク」「アタッカー」「バッファー」「デバッファー」といった名称で表現している。
「タンク」:いわゆる盾役。敵の注意を引きつけて攻撃を受け止め,ほかの仲間に被害が及ばないようにする。
「アタッカー」:敵に大ダメージを与えるのが仕事。やり過ぎて敵の注意を引かないよう,タンクとの連携が重要。
「バッファー」:仲間にさまざまな補助効果を与える。
「デバッファー」:敵に状態異常やパラメータ低下を引き起こす。
なお,このゲームには,回復専門の「ヒーラー」という役割が存在しない。全員がなんらかの形で攻撃に参加でき,また,パーティを編成する際にも,ヒーラーがいないので出発できない……というようなことが起こらないのだ。
以下では各クラスを紹介していくが,コンバットポイントというポイントを消費してスキルを発動することになる。各クラスでポイントの呼び名は異なり,少し複雑なシステムになっているので,この手のシステムに慣れていない人は注意しよう。以下にクラスごとの特徴をまとめておく。
- ウォーリア「憤怒」 初期値0。上限値100。敵からのダメージと自身の攻撃で溜まり,スキルの使用や時間とともに減少する。
- ローグ「活力」 初期値&上限値100(上限はレベルが上がっても変化しない)スキルの使用で減少し,時間経過とともに回復する。
- ガーディアン「精気」 初期値0。上限値100.。自身の攻撃によって溜まり,スキルの使用や時間とともに減少する。(ウォーリアは被ダメージでも溜まるがガーディアンは攻撃でのみ溜まる)スキルの使用や時間とともに減少する。
- ソーサレス「マナ」 初期値920(Lv1)。他のクラスと異なりレベルアップでマナの上限値がどんどん上昇する(Lv60では2280)スキルの使用で減少し,時間とともに回復する。
- アーチャー「集中」 初期値&上限値100(上限。レベルが上がっても変化しない)スキルの使用で減少し,時間経過とともに回復する。
憤怒や精気はリソースがゼロの状態で戦闘を開始し,通常攻撃やスキルなどでこれを増やしたうえで強力なスキルを使用し,戦闘が終了してしばらくするとリソースはまたゼロに戻る。
対して活力,マナ,集中は,リソースが満タンの状態で戦闘を開始でき,最初から全力で強力なスキルを使える。これらは時間とともに回復する。マナのみアイテムによる回復も可能になっている。
また,ソーサレスはレベルアップとともにマナ上限が上がるが,ほかのクラスは上限は100で固定されている。
レベル10以降に選択できる「特性」も重要なポイントだ。特性とは,クラスの方向性を決めていくもので,いわゆる転職に近いシステムだが,どちらかに分岐していくのではないことがポイントだ。
プレイヤーは,各クラスの基本スキル(10種程度)と特性のスキル(各30種程度)を利用できるのだが,本作の特性は多重特性というアイテム(Lv20で1つ入手)で特性枠を増加させることで,いつでも変更できるため,狩場やパーティメンバーの構成に応じて切り換えるようなことも可能だ。自分に合った特性を見つけるため,いろいろと試してみるといいだろう。
以下に,各クラスの特徴をスキルムービーとともにまとめておいた。サテライトサイトに用意したスキル表と合わせて参照してみてほしい。
ウォーリア
ジャンプ斬り「スプリングスラッシュ」など豪快なスキルが多く,前線へ出て敵とガンガン殴り合いたい人に向いている。敵に大ダメージを与えて後退させる「ストロングスラッシュ」のあとには,敵を転倒させる「タックル」が50%の確率で使えるようになるため,常時タックルの存在を意識しておくといいだろう。
●特性:守護
守護は,その名のとおり,敵の攻撃を受け止めるタンク役だ。敵の注意を自分に引きつけるヘイト(敵対値)の管理に加え,常にモンスターの動向を把握する必要がある。ある程度MMORPG慣れした人向けの特性かもしれない。
敵対値を上げる「威嚇」,敵が自分を狙うようにする「プロボーク」,周囲の敵に自分を狙わせる「プロボークシャウト」といったスキルでしっかりと敵を引きつけ,仲間に被害が及ばないようにしたい。
敵の攻撃を受けた際は一定確率で「カウンターアタック」「ドラスティックエッジ」といった反撃スキルが使えるようになる。こちらは行動を中断して即座に発動可能なので,戦闘中は注意を払っておこう。
●特性:狂乱
狂乱は,連続攻撃で敵を切り刻む近接アタッカーである。敵に攻撃するごとに一定確率で攻撃速度が上がる「狂戦士」,そして受けるダメージが上がる代わりに敵に与えるダメージと攻撃速度がアップする「マッドネス」という2つのスキルがこの特性を象徴しているといえるだろう。
敵を攻撃すると得られる「憤怒」のリソースを制御するスキルが多いのも特徴だ。憤怒の消費量が上がる代わりに攻撃力が上がる「バトルウィル」,攻撃力がアップするが憤怒の最大値が下がる「レイジ」など,副作用を理解したうえで使い分けたい。
クリティカルヒットを出したときに30%の確率で「ブラッディストライク」が使用可能となり,このときさらに50%の確率で「ブラッディリベンジ」へと派生が可能だ。「スイングブレイド」の使用後も50%で「トルネードブレイド」が使用可能になるなど,確率による連携スキルも意識しておこう。
また,「レイジングブラスト」は,5秒間だけ,どんな攻撃を受けてもHPが1未満にならない。危険なときは出し惜しみせず使いたいところだ。
ウォーリアスキル一覧
ローグ
回避力アップ&受けるダメージダウンの「煙幕」に,手裏剣を投げる「スローイングエッジ」など,まるで忍者のようなスキルを操る。トリッキーな戦いをしたい人にオススメだ。
選んだ特性によって戦い方は大きく変わってくるのだが,「ポイズンブレイド」など敵に持続ダメージを与えるスキルに,持続ダメージを解除するのと引き替えに追加ダメージを与える「クリュエルペイン」などのスキルをタイミングよく組み合わせて,大ダメージを狙っていこう。
●特性:強襲
さまざまな連携スキルで一気に大ダメージを与えるアタッカー。「トリプルスラスト」→「フラッシュブレード」「ディープスラッシュ」→「フィアスアタック」→「デスパレートスラッシュ」「ファイナルアタック」→「ペネトレーション」→「クロススラッシュ」など,いくつもの連携ルートが用意されており,流れるように攻撃できる。
こうした連携の鍵となるのがクリティカルヒットだ。「デスパレートスラッシュ」や「ペネトレーション」といったスキルは,その前の攻撃がクリティカルヒットしたときのみ発動可能となる。「コンバットマスタリー」「クリティカルブロウ」「クリュエルディシジョン」「暗殺の影」「デスチェイス」など,さまざまな条件でクリティカル率を上げるアクティブスキルやパッシブスキルが用意されているため,しっかり理解しておきたい。
●特性:毒
毒特性は,毒による持続ダメージや,さまざまな状態異常で敵を弱体化させる,アタッカー/デバッファーだ。ある敵に与えたのと同じ持続ダメージを別の敵に付与する「ペインスプレッド」や,敵が動いたり,スキルを使うたびにダメージを与える「ナーヴポイズン」など,風変わりなスキルが多い。
また,敵にダメージを与えると自分の生命力が回復する「エクストラポイズン」や「ベノムダガー」など,回復スキルもなんともユニークだ。範囲攻撃も多いが,へたに使うとたくさんの敵から一気に襲われかねないなど癖も強い。
毒の効果時間をしっかり管理することがダメージアップにつながるので,使いこなしてひと味違うアタッカーを目指してみよう。
ローグスキル一覧
ガーディアン
スキルを使うためのリソースである「精気」は,「ダブルスラスト」や「サンダースラスト」といったスキルで確保しつつ戦っていこう。特性を選択したあとは,周囲の仲間や敵に影響を与える「精霊石」が設置可能となる。サポート的な意味でも面白いクラスだ。
●特性:嵐
多彩な範囲攻撃を持つアタッカー。「精霊石」を設置して有効範囲内の敵に毎秒ダメージを与える「精霊石:サンダー」や,自分の周囲にいる敵にダメージを与える「トルネード」,竜巻を起こして範囲内の敵にダメージを与え続ける「サイクロン」など,一口に範囲攻撃といっても特性がさまざまなので,状況に合わせて使い分けたい。
なお,槍を旋回させるスキルが多いのだが,そのすべてが範囲攻撃というわけではないので気をつけたい。
「精霊石:マナヒール」を設置すれば,ちょっとしたサポートも可能だ。周囲の仲間が憤怒・集中・精気といったリソースを多く得られるようになるので,パーティプレイでは一声掛けたうえで使っていこう。
●特性:大地
大地は,相手の攻撃を引きつけ,高い回避力で避けるタンク/バッファーだ。ウォーリアの守護特性と同様にヘイト管理が必要なため,MMORPGに慣れた人向けのクラスかもしれない。
敵対値が上昇する「天敵の脅威」,周囲の敵を挑発する「テンブラル」で敵を引きつけ,危険な敵は「グラビティバイン」「チェインオブアース」で自分のほうへ引き寄せる。いざとなれば「アースブレッシング」で仲間のダメージをすべて肩代わり……と,スキルを使いこなせればしっかりと仲間を守ることができるのだ。また,タンク役をするときは,HPが一定値以下になると自動でバリアが張られる「エレメンタルプロテクション」も心強い。
仲間をサポートしたい人にもオススメなのがこの特性だ。「生命の種」を仲間に使うと,その仲間のHPが一定値以下になると自動で回復を行ってくれる。効果時間が限られているので,戦況を見て使っていきたい。「パワー」「フォース」「プロテクション」の3種の精霊石は,設置すると周囲の仲間の攻撃力,貫通力,防御力をそれぞれアップさせる。これらのスキルをしっかり使い,守護特性のウォーリアにはないタンク/バッファーぶりを発揮していこう。
ガーディアンスキル一覧
ソーサレス
レベルアップでマナ上限が上がっていくため(初期値も920とほかのクラスとは比較にならないほど多い),スキルを使うためのリソース管理には,ほかのクラス以上に気を使うことになるだろう。とはいえ,多くのゲームではむしろ一般的な方式なので戸惑う人は少ないだろう。
ソーサレス本人のHPや防御力は低く,魔法で遠距離から攻撃していくのが基本だ。敵に近づかれた際に緊急離脱できるよう「グレネードブラスト」のスキルは常に意識しておきたいところだ。敵を行動不能にする「暗黒の結界」や,自らが受けるダメージを減らす「マナシールド」は便利だが,前者は敵のHPが回復し,後者は作用中にマナが回復しないなどの副作用があるので注意したい。
●特性:火炎
火炎による持続ダメージ攻撃を得意とする,魔法系アタッカー。真の力を発揮するにはバフである「炎の証票」がポイントとなる。火炎系のスキルを敵に使うと25%の確率で炎の証票を獲得。効果時間中はソーサレス本人の攻撃力が上がるのに加え,これを消費することで「イグニション」「フェニックス」「フレイムブレス」「ファイアブラスト」などの強力なスキルが使えるようになる。使用すると炎の証票を直接獲得できる「フレイムバーン」「炎舞の儀式」「インフィニティーフレイム」といったスキルと組み合わせ,文字どおりの高火力を叩き出していこう。
●特性:氷結
氷結は,相手の移動速度を落とす氷系のスキルを得意とする,こちらも魔法系アタッカーだ。氷系スキルがクリティカルヒットすると,敵にデバフ「氷の証票」が付与されてこちらが与えるダメージが増加する。バフである炎の証票とは対照的であるのが面白い。
氷の証票があると追加効果を発揮するスキルがあるのも特徴だ。「コールドフォース」だと自分の攻撃力が上昇し,「アイスバースト」は追加ダメージを与え,「クールショック」は敵を転倒させ,「フリーズマインド」なら回復を阻害する。いざというときは,クリティカルヒットに頼らずとも確実に氷の証票を作る「氷の烙印」も併せて使い,キッチリと追加効果を引き出したい。
また,「アクセレーション」や「氷結陣」で仲間の攻撃速度を上げるサポートもできるなど,器用な面もある。
ソーサレススキル一覧
アーチャー
「敵を近づけないように弓で射撃する」という戦い方はある意味分かりやすいものがある。敵を後退させる「パワーショット」や,移動速度を上げつつ前転のクールタイムも短縮する「フォレストステップ」などを使い,しっかりと距離を取りつつ敵に攻撃したい。
パーティプレイでは,遠隔アタッカー/サポート役と,特性によって立ち回り方がまったく変わってくるので,慣れないうちはどちらかに特化しておくのがいいかもしれない。いずれはどちらもこなせるようになっておきたいところだ。
●特性:射撃
射撃は,呼んで字のごとく弓矢での射撃に特化した遠距離アタッカーである。矢を連射する「ガトリングボウ」や,矢の雨を降らせる「アローレイン」など,矢を撃ちまくるスキルが多く,相手を蜂の巣にできる爽快さがウリだ。
連携スキルが多彩で,流れるような射撃コンビネーションを楽しめるが,逆に言えば単体で出せないスキルが多いということでもある。例えば,「パーフェクトショット」は撃てば必ず当たるのだが,「ホークアイ」→「スナイプショット」→「チャージングアロー」という流れをこなさなければ発動できない。格闘ゲームにおける,スタンス(構え)型のキャラクターに近いといえば分かりやすいだろうか。
このほか,「クイックモーション」からは,「ダブルショット」→「ウィークネスアロー」もしくは「クイックショット」→「トリプルショット」へと連携するなど,複数の連携スキルが存在することもある。連携スキルの仕組みと流れを理解しておきたい。
そのほか,射程ギリギリでヒットさせると相手が気絶する「ピアシングアロー」のようなマニアックなスキルもあり,究め甲斐のある特性といえるだろう。
●特性:旋律
「旋律」は,スキルによる歌の力で仲間をサポートし,敵を妨害するバッファー/デバッファーである。
歌(ないし曲)は,攻撃力や攻撃速度,貫通力,クリティカル発生率など味方のパラメータをアップさせたり,敵の防御力や攻撃速度を落としたりしてくれる。単体でも有効なのだが,ある歌の効果中に別の歌を歌うとさらなるバフ「変調効果」が発生する。変調効果は最大5つまでストック可能で,自分の攻撃力がアップしていくという仕様だ。
また,変調効果が多いほど仲間の攻撃力と防御力がアップする「フィナーレ」や,変調効果を消費して敵の移動速度と防御力を下げる「バリエーション」といったスキルもあるため,ぜひとも発動の仕組みを覚えておきたい。
旋律特性になってから覚えるスキルは,ほとんどが歌とそれを強化するパッシブスキルなのだが,攻撃面もなかなか面白いものがある。歌っている最中に「ウィンドアロー」や「スリットショット」を使うと,歌の種類ごとに異なった追加効果が発生するのだ。例えば「スリットショット」の場合,「アップテンポソング」中なら敵の移動速度と攻撃速度がダウンし,「アローソング」は防御力と回避力が低下,「プロジェクションソング」なら移動速度と貫通力が下がるといった具合だ。なかなか複雑だが,それだけにやり込めば面白そうな特性だ。
アーチャースキル一覧
EOSには数々のインスタンスダンジョンが用意されており,これらのクラスと特性を生かして戦略を立てつつ,パーティのチームワークで攻略ことが要求されてくる。とくに,ほかのゲームでヒーラー任せだった部分は分担して行うことになるので,十分に注意して臨みたい。
「ECHO OF SOUL(EOS)」公式サイト
- 関連タイトル:
ECHO OF SOUL
- この記事のURL:
Published by NHN PlayArt Corp.
Copyright (C) Nvius Corporation. All Rights Reserved.