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「EOS」の新クラスは,さまざまなスキルを組み合わせてダメージを紡ぎ出す。異形系イケメン「ウォーロック」先行プレイレポート
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印刷2015/11/20 00:00

プレイレポート

「EOS」の新クラスは,さまざまなスキルを組み合わせてダメージを紡ぎ出す。異形系イケメン「ウォーロック」先行プレイレポート

画像集 No.001のサムネイル画像 / 「EOS」の新クラスは,さまざまなスキルを組み合わせてダメージを紡ぎ出す。異形系イケメン「ウォーロック」先行プレイレポート
 NHNハンゲームは,MMORPG「ECHO OF SOUL」(以下,EOS)において,2015年11月25日に新クラス「ウォーロック」を実装する予定だ。
 ウォーロックのイラストを見て,これまでのキャラクターと雰囲気がかなり違うことに驚いた人もいるだろう。ウォーロックは別次元からの来訪者であり,特殊な持続ダメージ系スキル「呪術」と,自分を強化する「降霊」を習得し,さまざまなスキルを組み合わせることで高いダメージを叩き出すという,究め甲斐のあるクラスとなっている。
 今回は,実装に先駆け,ウォーロックが実際に動いているところを見ることができたので,そのレポートをお届けしていこう。


異世界からやってきた,異形系イケメン「ウォーロック」


 EOSで初めて追加される新クラスが今回のウォーロックだ。サービス開始当初のPVに“声だけ”出演しているというほかはまったく情報が伏せられてきたので,どんなキャラクターなのかと注目を集めてきた。
 ウォーロックはほかの5人とは違い,異世界“ベルギカ”の出身となっている。シャープな顔立ちは一見イケメンだが,顔に骨の突起があるなどの異相が目立つ。皮膚も青や赤など人間離れしたカラーで,いわゆる“肌色”が存在しないあたり,さすがは異世界の住人といったところか。武器も,杖と空中に浮かぶ剣がワンセットになった“妖剣”であるなど,ほかのクラスとは一線を画している感がある。

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ウォーロックのスタート地点となるベルギカ世界の街カルディラ
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 ウォーロックのスタート地点は,ほかのクラスとは異なり,異世界ベルギカにある彼の故郷“カルディラ”だ。
 敵に攻め込まれているカルディラから,さらわれた長老を救出するために旅立ったものの,逆に窮地に陥り,長老が作った最後の力を振り絞って作った“次元の門”を通って,EOSの主な舞台であるプリガルドの世界へと送られてきた青年,というのがEOSでのウォーロックの位置付けとなる。
 ゲーム開始時点こそほかのクラスの皆と異なるものの,チュートリアルが終了する5〜6レベルの頃にはほかのクラスと合流できるので安心だ(解放後のムネーメ村に到着する)。

 キャラクタータイプ的には,呪術や降霊術といったスキルで大ダメージを叩き出す,魔法系ダメージディーラーとなる。こう書くと「ソーサレスと被ってるんじゃないの?」と思えるかもしれないが,さにあらず。瞬間火力のソーサレスに対し,ウォーロックはDoT(持続)ダメージが中心かつ,さまざまなスキルを組み合わせて大ダメージを狙うテクニカルな職業となっているのだ。公式発表の操作難度は「呪術」特性が☆4,「降霊」が☆3とされているだが,それぞれ☆を一つずつプラスしてもいいのではないか……と感じられたくらいだ。
 CVは小山力也さん。海外ドラマ「24」の主人公であるジャック・バウアー役や,アニメ「はじめの一歩」シリーズの鷹村守役などでお馴染み。ウォーロック役では冷徹なイメージのボイスで耳を楽しませてくれる。
 ウォーロックのコンバットポイント(スキルを使うためのリソース。いわゆる「MP」や「マナ」)は「魔力」そのものだ。スキルの使用で減少し,時間とともに回復するという性質があり,ソーサレスの“マナ”に近いものだ。しかし,上限値は500と決められており,レベルが上がっても変化しないのでソーサレスとは違った運用が必要になってくる。

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 妖剣の射程が短めなことに加え,防具となる“ローブ”は,そう防御力が高いものではない。そのため,序盤戦では,柔らかさの割に,相手に近づかれてしまうことになるが,ここでしっかりと基本を学んでおくといいだろう。
 レベル10になれば,ほかのクラスと同様「特性」を選択できる。ウォーロックの特性は,DoTダメージのスペシャリストで遠距離クラスである「呪術」と,特殊な“降霊術”で自分をパワーアップさせる近接戦闘クラスの「降霊」だ。


多彩な呪いで敵を弱らせる「呪術」特性


継続できればダメージも大きいレックチェイン。115%×最大5がベースダメージだ。多段でダメージが出るが,DoT系のスキルではないので注意
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 敵にさまざまな呪いをかけてじわじわと体力を奪う,DoTダメージの呪い(スキル)を得意とする。瞬間的に大ダメージを叩き出して敵を消し飛ばすような戦いはできないものの,複数の呪いを効果的に組み合わせた際の総火力が高い,テクニカルなクラスである。
 そんな呪術特性を象徴しているのが「レックチェイン」だ。敵に呪いの鎖を打ち込み,毎秒ダメージを与え続けるというスキルである。
 このスキルが完全に終了するには数秒を要するのだが,途中でウォーロックが移動したり,転倒したりすると鎖が解けてしまい,与えるダメージも中途半端になってしまう。
 逆に,レックチェインを最後まで維持しきれれば,さらに追加攻撃である「カースマインド」を発動してダメージを伸ばすことができる。つまり,敵の攻撃を受けないよう,タイミングを計って鎖を打ち込むという立ち回りが求められるというわけだ。もちろん,張り切ってダメージを与えすぎると敵のターゲットにされてしまうため,盾役との連携が重要になるのは言うまでもない。


 呪術特性の奥深さはここからが本番だ。
 主力武器となるレックチェインは,敵に「ソウルアネミア」というデバフがかかっている場合,そのストックを一つ消費して威力を増加させることができる。ソウルアネミアは,パッシブスキルの「ソウルクラップ」習得後に呪術系列の持続ダメージスキルを使うことで付与される。つまり,あらかじめソウルアネミアをたくさんスタックさせてからレックチェインを打ち込むようにすればダメージ効率が上昇するというわけだ。


 さらに,パッシブスキル「ディープペイン」の習得後に「デスオーメン」を使えば,持続系ダメージの頻度が倍にアップする。言い換えれば攻撃速度が倍になるようなものだが,例えば1秒に1回ダメージを与えるスキルがあった場合,デスオーメン&ディープペインの効果中はこれが0.5秒に1回となる。うまく使えばかなり強力だ。
 ただし,この効果はデスオーメン発動後5秒間という時間制限が付く。そもそも,デスオーメン自体が「スキルが敵にヒットしてから5秒後に発動する」というものなので,単に連続してスキルを使えばいいというわけではない。
 “いろいろな呪術系列スキルを使う→ソウルアネミア効果のスタックが溜まったところでデスオーメン→デスオーメンの発動+レックチェインでダメージを重ねる→なんとか最後まで鎖を維持してカースマインド”というのが理想のパターンだが,盾役がいないとこれを完遂することは難しい。


 さらに乱戦になると別の敵から狙われたりすることもあるため,適宜アドリブをきかせていかなければならない。最大ダメージの理論値は高いのだが,これを実現するためにはさまざまな下準備が必要になるというわけで,実にテクニカルなクラスと言えるだろう。

イーブルスピリット。直接ダメージ211%+12秒間2秒ごとにDoTダメージ15.3%
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カースネル。45秒間5秒ごとに41.2〜72.3%のDoTダメージ(総ダメージ506%)
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ナイトメア。直接ダメージ24%+12秒間2秒ごとにDoTダメージ108%
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カースマインド。直接ダメージ260%(レックチェイン完了後のみ発動可)
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サクリファイス。直接ダメージ304%+12秒間2秒ごとにDoTダメージ26.9%
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ディストレスチェイン。毎秒90%ダメージ+80魔力回復+敵攻撃速度・移動速度10%低下
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ルインカース。12秒間3秒ごとに22.9%から29.1%のDoTダメージ
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デスオーメン。5秒ごとに243%のDoTダメージ
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霊を切り換えて大ダメージを狙う「降霊」特性


 「八咫烏」「般若」「夜叉」といった3種の霊を身体に降ろし,特殊効果を発動させて戦うのが降霊特性だ。
 「降霊術 - 八咫烏」は,攻撃速度UP&降霊系列スキルのクールタイム減少&魔力回復という効果を持つ。「降霊術 - 般若」なら,攻撃力UP,「降霊術 - 夜叉」の場合,クリティカル発生率上昇&追加スキルが確実に発動する……と,降ろす霊によって効果が異なる。

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降霊術 - 八咫烏。クールタイム減少&魔力回復,被ダメージ20%減少
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降霊術 - 般若。攻撃力上昇,被ダメージ20%減少
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降霊術 - 夜叉。クリティカル発動率上昇&追加スキル絶対発動,被ダメージ20%減少

 いずれも時間制限がないため(複数の霊を同時に降ろすのは不可能),格闘ゲームやアクションゲームにおける「モードチェンジ」や「スタンス(構え)変更」に近いイメージだ。どの場合でも被ダメージが20%軽減されるので,常にどれかの霊を降ろした状態で戦うことになるだろう。

 降霊特性で主力となるのが,“敵にダメージを与えつつ,自分の攻撃力を増加させる”「ソウルシーザー」(重ねがけ可)と,“ソウルシーザー1段階分の効果と引き替えに,敵に大ダメージを与える”「デスティニー」である。
 ソウルシーザーの攻撃力UP効果は5回までスタックできる(最大上昇率15%)。これとは別に,デスティニーも,ソウルシーザーの効果一つごとに攻撃力が20%増加するという特性を持っている。

ソウルシーザー。直接ダメージ187%。10秒間攻撃力を3%上昇
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ディスティニー。ソウルシーザー1つを消費して187%の直接ダメージ。ソウルシーザーの数に応じて20%ずつダメージアップ
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 少しでも早く敵を倒したいダメージディーラーとしては,もちろん5回スタックを狙いたいところだが,そうは問屋が卸さない。攻撃力UP効果の持続は10秒だが,ソウルシーザーが再使用可能となるまでのクールタイムは15秒かかるのだ。普通に戦っていてはスタックなど実現不可能だが,複数のスキルを組み合わせることでこの問題をクリアできるのが降霊特性の面白さである。
 あらかじめ「ソウルブレイク」の派生スキル「ダークブレイド」を使っておき,この効果時間内にソウルシーザーを掛けると,ソウルシーザーのクールタイムが初期化されるのだ。これに降霊術 - 八咫烏が持つ,降霊系列スキルのクールタイム50%減少という効果を加えると,ソウルブレイク→ダークブレイド→ソウルシーザーという流れを繰り返すことにより,夢の5回スタックが可能となるのだ。
 ここでデスティニーを使うと,その攻撃力は20%×5回=100%アップする。つまり,デスティニーの火力が2倍になるというわけだ。

 スキルの特徴を把握して適切な順番とタイミングで使用することで,より大きなダメージを与えることができるのは理解してもらえたと思うが,実はまだダメージを伸ばすことができてしまう。フィニッシュとなるデスティニーを使う直前に,降霊術 - 八咫烏を,降霊術 - 般若に切り換えれば,デスティニーに降霊術 - 般若のダメージUP効果を乗せることもできるのだ。


 ここまでの流れを文字にすると“降霊術 - 八咫烏→ソウルシーザー→(ソウルブレイク→ダークブレイド→ソウルシーザー)×4→降霊術 - 般若→デスティニー”と,まるで格闘ゲームのコンボレシピのよう。うまくいけばフルボッコというわけだが,EOSはヘイト制のMMORPGなので,敵のターゲットにされてしまったり,別の敵から狙われたりすることがある。盾役との連携や,状況次第でコンボを切り上げてフィニッシュするなどのアドリブが重要になるあたりは呪術特性と同様だ。

ソウルブレイク。直接ダメージ187%
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ダークブレイド。直接ダメージ83%。10秒間クリティカル確率−2%。ソウルブレイク後にのみ発動可
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デスサイス。前方9mの範囲に直接ダメージ291%+気絶2秒
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ディスペアー。前方9mの範囲に直接ダメージ143%。気絶した敵にダメージ+30%。デスサイス後にのみ発動可
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 PvPになると,さらに奥深い立ち回りが可能となる。呪術特性の「ペインリフレクション」は敵から受けた攻撃を反射するため,相手が大技を使う際にタイミングを合わせて使うと非常に有効となる。降霊特性の降霊術 - 夜叉では,本来ならば確率で発動するスキルの追加効果が確実に起動する。そのため,移動速度を減少させる「シャドウスピア」や,転倒させる「レンドエッジ」といったスキルを戦術に組み込むことが容易になる……といった具合だ。

 もちろん,スキルを組み合わせるルートはここに挙げたものがすべてではない。工夫次第でさらにダメージを上昇させることが可能だ。はたしてどんなコンボが有効なのか,それは11月25日の実装以降に読者諸兄が探してみてほしい。
 なお,11月25日からはアップデートを記念した「ドロップ2倍イベント」や「レベルアップキャンペーン」「ウォーロック育成スタンプラリー」「カムバックキャンペーン」「ギルド活性キャンペーン」「決済キャンペーン」がスタートするので,キャラクターを育成する環境も整ってくる。EOSを少しお休みしていた人も,これを機会にカムバックしてみても面白いのではないだろうか(注意:長期休業者はカムバックキャンペーンが始まるまでログインしないように!)。

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同時に実装される新ダンジョン「赤い要塞」
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新ダンジョン「破壊されたカルディラ」
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「ECHO OF SOUL(EOS)」公式サイト

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