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【PR】135万ダウンロードは伊達じゃない。「Kingdom Conquest」で,iPhone+トラビアン型ゲームの相性の良さに酔いしれよう
iPhoneは,スマートフォンであると同時にれっきとしたゲームマシンである。事実,iPhone 4はギネスブックに「発売後に最も速く売れたポータブルゲーム機」として認定済みだ。実際,筆者のiPhoneには誰からも連絡がこないせいもあってか,ほぼピュアゲーム機といって差し支えないほど,ゲーム稼働率が高いのだ! うわあああああ!
……と,その一方で,せっかくiPhoneがあるのに,使うのは通勤・通学時のみで大概はポケットやカバン,あるいは机の上に起きっぱなしという人もいるだろう。
そんな人にお勧めしたいのが,カバンに入れたままでもそれなりに楽しめてしまう,セガの「Kingdom Conquest」である。本作は,基本プレイ料金が無料ということもあって,全世界で135万ダウンロードを突破している。まさに今,一番ホットかつ筆者のiPhoneで稼働しまくっているゲームの一つだ。
「Kingdom Conquest」公式サイト
「Kingdom Conquest」無料ダウンロード(iTunesが起動します)
新シーズンスタート前なので遊び始めるなら今!
7つのデブリズタワーを占拠できるかな?
Kingdom Conquestは,2011年1月に配信がスタートしたiPhone向けのMMORTS。
“MMORTS”と言われてもピンとくる人のほうが少ないと思うが,内容は,中世ヨーロッパ風のファンタジー世界を舞台に,都市を建設して資源を蓄えつつ,軍事力を高めて自国領地を拡大,さらにほかの領地をどんどん占拠しながら,同時にダンジョンの探索なんかも行ってしまうというものだ。
ベースとなるシステムは,いわゆる“トラビアン型”で,プレイヤーがゲームにログインしていなくてもゲーム世界の時間だけは進んでいくタイプのゲームである。
舞台は,魔獣の大陸こと「マグナ」。プレイヤーは,魔獣を意のままに操ることのできる「継承者の腕輪」を持つ者の一人として,大陸に7つ存在するという「デブリズタワー」をすべて手中に収めるべく,戦いに身を投じることになる。
ゲームはシーズン制となっており,数か月の間に,このデブリズタワーをすべて占拠するのがゲームの主な目的。もちろんオンラインゲームなので,ほかのプレイヤーと同盟を組んだりしつつ,うまく立ち回ってこの世界の覇者となることを目指すのだ。
なお,本作の配信開始から続いた第1シーズンはようやく終わり,昨日(7月1日)から待望の第2シーズンが始まった。詳しくは後述するが,少なくとも「ゲームを遊び始める良いタイミングである」ことを覚えておいてほしい。
本作は,日本語のみならず,英語,ドイツ語,フランス語,スペイン語など複数の言語に対応して展開されている作品で,前述のとおり全世界での総ダウンロード数がすでに135万を突破済み。
配信から約5か月が経過した時点でも,App Storeのトップセールス Appの1位に君臨し続けている。iPhoneの販売開始以来,一つのアプリがこれだけの長期間,売上1位の座にいるのは,かつてない現象で,海外では「App StoreをConquest(征服)した」と評価されたのもうなずける。この事実だけでも,プレイヤーの熱い支持を受けている証拠と言えるだろう。
お金も時間もかけずに楽しむタイプのゲーム
iPhone+トラビアンの組み合わせによる強烈な魅力
さて,本作の人気の秘密は,おそらく基本プレイが無料である点,それほどプレイ時間を必要としない点,さらにその二つが「iPhoneとめちゃくちゃ相性が良かった」という3点だろう。後者の2点については本作の概要を知れば大体イメージが掴めるはず。ここで,簡単に説明しておこう。
本作のゲーム内容は,大きく以下の3つに分けられる。
(1)自らの拠点の育成(シミュレーションパート)
(2)ダンジョンの攻略(アクションパート)
(3)軍備増強と領地の拡大(シミュレーションパート)
(1)自らの拠点の育成(建設と各種施設のレベルアップ)
プレイヤーには,まず拠点となる城が与えられる。その城壁の中に,木を伐採できる「木材工房」,石を切り出せる「石切り場」,鉄を製錬できる「製鉄所」,糧を得られる「畑」の生産施設,さらにそれら資源を貯蔵したり,資源を交易(変換)したり軍備を整えたりするための各種施設を作る。
(2)ダンジョンの攻略
プレイヤーキャラクターを操作して,俯瞰視点のアクションゲームとなるダンジョンに挑む。ここはリアルタイムで,最大4人のプレイヤーでいっしょに挑むことができる。クリアの報酬として,装備品や,後述する「魔獣」を手に入れられる仕組みだ。
ちなみにこのMOアクション部分は,Wi-Fiだけでなく,3G回線でもサクサクプレイできる。「どこでも楽しめるオンラインゲーム」として,本作は高いポテンシャルを持っているのだ。
(3)軍備増強と領地の拡大
本作でいう軍備とはつまり,前述した「魔獣」達のレベルを高めると共に,その種類や各魔獣の数を増やしていくことだ。魔獣はカードとして管理されており,この魔獣達を1〜3枚(それぞれ“魔獣数”がある)のセットにした「ユニット」として,周辺地域へ攻撃を仕掛けたり,拠点を守ったりする。
この(1)〜(3)は,それぞれプレイヤーが命令してから行動が完了するまでに時間がかかる。施設は建造やレベルアップに数分から数時間かかるし,ダンジョンに挑むためには,6時間に1枚しかもらえないチケットを消費しなくてはならない。
そのため,どのプレイヤーもプレイできる時間が限られる。しかし,だからこそ,忙しい人でも1日数分のプレイで,キチンとほかのプレイヤーと渡り合いつつ楽しめるのだ。
しかも,プラットフォームはiPhoneだ。トラビアン型のゲームは2Dグラフィックスのブラウザゲームであることが多く,動作が軽快なこともあってPCでの作業の“ながら”に適したゲームデザインといえる。
といっても,ブラウザベースの作品なら常にPCの前に張り付いていないことには,1日数回の命令も出すことはできないわけで,いつもポケットやカバンに忍ばせているiPhoneの方に圧倒的なアドバンテージがある。別に戦ってるわけではないけど。
フィーチャーフォンのゲームと比べても,iPhoneなら空いた時間に攻略サイトや掲示板などを読むといった情報収集もやりやすい。まさに――ハマり過ぎるという意味で――「こりゃイカン」と思える相性の良さなのだ。
……と,ガンガン推しつつ,実際に本作のプレイがどのようなものなのかを見ていこう。もちろん手元にiPhoneがある人は,本稿を読みながらそのままプレイしてほしい。別にお金もかからないし。
導入にはたいした手間もかからないし
序盤のプレイで覚えることはそんなに多くない
では,本作のプレイの要素を大まかな時系列で順番に説明しよう。
◆アカウントを取得してワールドを選ぶ
App Storeのカテゴリ[ゲーム]→[ロールプレイング]の無料タブ(あるいはゲーム名での検索)でゲームを探してダウンロードしたら,まずはアカウントを作ろう。メールアドレスを一つ入力して,パスワードを決めればOKだ。
次に,プレイするワールドを決めてゲームを開始する。ワールドはゲームデータを作るサーバーのようなもので,例えばワールド1の人はワールド2以降の人とは遊べない。古いワールドはどんどん満員(だいたい2万人/ワールド程度)になっていくので,今から始める人は最も新しい,大きな数字のワールドで始めるといいだろう(どうせすぐ満員になる)。数字のあとに“_JP”とあるワールドは日本人が集まりやすいためお勧めだ。
なお,規約により,一つのワールドに作れるキャラクターは,一つのiPhone(≠アカウント)から1体のみ。不正はかなり早めにアカウント停止になるし,そもそもずるいしやめておこう。
◆キャラクターを作成する
ワールドを選択したあとは,ダンジョンを冒険するときに操作するキャラクターを選ぶ。
キャラクターの職業は,近接攻撃でガンガン敵に突撃できる「重戦士」,高い防御力を誇り仲間の盾役として活躍する「剣士」,そして防御力は弱いが強力な遠距離/範囲魔法や回復魔法を使える「魔導師」の3種類だ。
ちなみに筆者は「フッ,まぁオンラインゲームつっても所詮は一人だよね実際」と考えて,うまくなれば一人でも敵を倒していける(気がした)重戦士を選んだが,それは完全な杞憂だった。後述するが,ダンジョンへはたいがいほかのプレイヤーと一緒にいくことになるので,キャラクターは純粋に好みで選ぶことをお勧めする。
◆クエストを進めながら基本的な施設を建造する
ゲームの序盤は,前述した木/石/鉄/糧の生産施設をバランスよく建造してレベルアップさせていく。資源はいわゆる“先立つもの”だ。
そのほか大陸制覇のためには,魔獣を管理するための「魔獣教練塔」や「魔獣兵舎」を初めとしたさまざまな施設が必要になる。そのあたりは,「〜を作れ」「〜をしろ」といった指示をくれるクエストを順番にこなしていけば簡単に把握できるはず。クエストをクリアすれば報酬ももらえるから一石二鳥だ。
以下に,画面の見方も掲載しておこう。
◆ダンジョンを攻略して,装備品や魔獣を集める
本作で唯一のアクションゲームとなるパート。最初に作ったキャラクターを使うのがここだ。
City画面の右下にある扉から,ダンジョンへ移動する。まずは待ち合わせのロビーで,挑む塔(ダンジョン)を選んでルームを作成するか,募集中のルームへ入る。すでにあるルームに入った場合,人が集まった段階でルーム作成者が「出撃」ボタンを押せば,実際にアクションゲームが始まる。
ダンジョンをある程度進めるかクリアすると,「ダンジョンパック」がもらえる。
このパックには,カードとして管理される装備品1個かまたは魔獣1種類が入っている(“パック”という名前だが,何かが複数個入っているわけではない)。こんな具合に,ダンジョンでの冒険でキャラクターの装備や魔獣を集めていくというわけ。
ちなみにパックは,ダンジョンごとに用意されたダンジョンパックだけではない。クエストや他拠点の占拠で得られる「クリスタル」と引き替えられる「クリスタルxxxパック」(xxxには必要クリスタル数が入る)や,期間限定の「キャンペーンパック」,有料ポイントの「CP」と交換できる「xxxCP」(xxxは数字)などがあり,それぞれ,期待できる出現装備/魔獣が異なる。
◆軍備を整えて拠点の近辺を占拠してみる
クエストを進めて魔獣関連の施設を作ったら,魔獣を使って城の近隣にある土地を占拠してみよう。
まずはメインメニューのUnitボタンを押して魔獣の管理画面へ移動。ここで,前述したユニット(1〜3種類の魔獣のセット)を組織して,それをMap画面からほかの土地へと出撃させる。
カードとして管理できる魔獣には,獣族/亜人族/不死族/精霊族/巨人族/魔族といったそれぞれ特徴の異なる種族がのものが用意されているほか,カードゲームではお馴染みのレアリティ(希少度)が設定されている。レアリティは,C(Common)/UC(UnCommon)/R (Rare)/SR (Super Rare)の4種類。もちろん,レアリティの高いほうが強力な魔獣であることが多い。
さて,この魔獣集め→ユニット編成→土地の占拠/防御という一連のシステムが,本作では最も面白く,かつ没入度の高い部分だ。ここはもう少し詳しくみていこう。
この魔獣をああしてこうして
……や,やめられん!
誰も所有者のいない空白地や,ほかのプレイヤーの拠点などへユニットを出撃させると,そこで魔獣 vs. 魔獣の戦闘が行われる。ただ,戦闘は全自動なので,プレイヤーは結果をレポートとして受け取るだけだ。プレイヤーはそのレポートを基に,勝敗の原因を分析して,また新たなユニット編成や魔獣の育成方針を考えることになる。そして,これがまさに「スルメゲー!」といえる面白さを備えているのだ。
さて,ここで魔獣のカードをもう少しじっくり見てみよう。魔獣には,前述の種族やレアリティのほか,以下のような要素がある。
- 経験値……戦闘で得られる経験を表す数値
- レベル……一定の経験値を得ることで上がる数値
- 魔獣数……魔獣の数(当該魔獣のカードの枚数ではない)
- 各種ステータス……魔獣の能力レベルアップ時に得られるステータスポイントを割り振ることで上げられる数値
- スキル……魔獣個別の能力
- コスト……ユニット編成制限の算出に使われる数値
ここでポイントとなるのは,ステータスにある「射程」と,「スキル」だ。
まずは射程について。
ユニットを構成する魔獣は全3体(最初は2体だが,「戦術研究所」という施設を建設することで3体にできる)だ。魔獣管理画面にあるユニットの欄を見ると「LEADER」「BACK」「FRONT」という枠があるだろう。これはそれぞれそのままの意味で,敵の魔獣と相対した場合の自ユニットのフォーメーションである。FRONTが先頭で,次がBACK,最後にリーダーという具合だ。
このように,ユニットは常に縦方向に陣形を組むため,敵ユニットの奥側の魔獣に攻撃するには,1以上の射程が必要となる。
ルール上,一番奥にいるLEADERを倒せばFRONT/BACKの魔獣が生きていても戦闘は終わるので,キチンと射程を合わせて敵のリーダーユニットを攻撃できるようにユニットを編成してやる必要があるというわけだ。
つまり,単に攻撃力が高い魔獣だけをを3枚並べても,射程が合っていなければ攻撃はすべて無効となってしまうのである。
さてもう一つ重要なのが,個々の魔獣の持つスキルだろう。戦闘時,xx%(スキルのレベルに依存)の確率で発動し,5ターンの間射程内の敵単体の素早さを減少させる「マッドスワンプ」や,戦闘時に全員に先制攻撃効果を一定確率で付与する「ラピッドシフト」など,その種類はここではとても紹介しきれないぐらいに豊富だ。
しかもこのスキルは,同じ種類・レアリティの魔獣2体を「合成」することで,そのスキル自体のレベルを上げることができる。ここは多少のCP(有料ポイント)を消費するうえ,必ずしも成功するとは限らないが,魔獣の強化要素としてはかなり楽しめるシステムである。
どの魔獣をどの強さにして,どのぐらい数を集めて,どうユニット化するか。これをゲームを起動していなくても楽しめるという,カードゲームライクな魅力が,ひいては本作の魅力なのだろう。
そのほかにも中盤以降は,交易によって余剰資源をうまく必要資源に換える,ほかのプレイヤーと同盟を組む,オークションでアイテムや魔獣を探す,マップに点在する「塔」に攻め入って冒険できるダンジョンを増やすなど,やれることはかなり多い。
もちろん,城や拠点の管理,ダンジョンの探索,魔獣の出撃と,一度にできることは基本的にこの三つで,有料ポイントを使わない状態であれば1プレイの所要時間は長くても十数分となるはずだ。
多岐にわたる要素を,頭の中で整理しつつ,空いた時間に少しずつ出す命令で進めていけるのが嬉しい。本作がiPhone向けであることのメリットがお分かりいただけるだろう。
待望の第2シーズン(2nd Season)が開幕!
友達と一緒に始めてワールド制覇を狙うべし
冒頭でお伝えしたとおり,本作はシーズン制で,シーズンの切り替わりによって,CPや魔獣関連のデータ以外はすべてリセットされる。つまり,ほとんどのプレイヤーが横並びで再スタートを切れるわけだ。
7月1日にスタートした第2シーズンでは,新たな魔獣(不死族,精霊族)やスキルの実装,スキルシステムのブラッシュアップ,デブリズタワーの位置変更,そのほかUIやバランスの調整などが行われた。
ちなみについ先日には,第2シーズン開始に先行して巨人族/魔族の魔獣の上方修正(強化)が行われ,その直後にオークションで当該種族のカードが姿を消すといった現象が起きていた。プレイヤー達の行動がダイナミックにゲーム内に反映される,オンラインゲームらしい出来事だ。このように,要所要所で一種異様な盛り上がりを見せるのも,多くのプレイヤーを抱えるゲームならではだろう。
キャンペーンパックの内容は2週間ごとに更新され,全6週間のキャンペーン期間を通じて入手できる魔獣は,7枚の“SR”(スーパーレア)カードを含む24枚となる。なお,SR魔獣はこのキャンペーンでしか入手できないものになっているので,この機会をお見逃しなく。
さて,ここまで紹介したとおり,本作は,お手軽さと面白さを併せ持った作品であり,さらにiPhoneとの相性の良さで,まさに万人にお勧めできるゲームとなっている。オンラインゲームプレイヤーは,ほとんど何のハードルもなく入っていけるだろうし,ブラウザベースのトラビアン型ゲームの経験者も,ぜひiPhoneでのその遊び心地を試してみてほしい。
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