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[E3 2011]前/背面のタッチパネルでステージエディットがより軽快に。PlayStation Vita版「ModNation Racers」プレイレポート
会場のプレイアブルデモでは,あらかじめ収録されたステージでのレースと,ステージエディットの2つのモードに挑戦できた。レース自体の基本操作はPS3版やPSP版を踏襲しており,ドリフトやエアスピンなどのテクニックによってお手軽に爽快感を味わえる内容だ。
タイトル画面 |
レース画面 |
ステージエディットは,まずコースの形を,指を使って前面タッチパネルで描くところから始まる。コースの長さには制限があるようだが,筆者が適当にぐにゃぐにゃと描いた急カーブだらけのロングコースでも,問題なく作成できた。
※以下,写真はSCEのプレスカンファレンスで上映されたもの
次に,コースの高低差を設定する。進行方向のアップダウンを調整できるだけでなく,道の左右片方だけが高くなっているような領域も作成できるのが面白い。これらはすべてタッチパネルで直感的に操作できるため,初めて本作に触れる人でも難なくエディットを楽しめるはずだ。ただし,自由に設定できるからといって極端に大きな谷などを作ってしまうと,後々痛い目にあうことになる。
続いて,コース周辺の地形をタッチパネルで調整していく。ここは,前面タッチパネルで地形をタッチすると地面が凹み,背面タッチパネルでタッチすると地面が隆起するといった操作インタフェースだった。PS Vitaのタッチパネルはマルチタッチに対応しているため,複数の指で何度も叩くようにしてタッチすれば,不均一ででこぼこした地形が簡単に作成できる。
最後に,コースの周辺に木や建造物などのオブジェクトを配置していく。使用できるオブジェクトの中にはブタやヒツジなどの動物もおり,コースのど真ん中にブタの群れを並べるといった無茶苦茶なコースを演出することも可能だ。
こうしてひととおりの制作工程を終えたら,実際にカートに乗ってコースを試せる。今回筆者は極めて適当にコースを作成してしまったため,自分の作った急カーブに翻弄されながらの試走となった。さらに,コースを大きく凹ませた部分が深い池になってしまったため,どう頑張って走っても必ず途中でコースアウトする。実にとんでもないコースだが,作ること自体はできてしまうのだ。
出来上がったコースの完成度はともかく,本作のステージエディットが非常に自由度が高いものなのは間違いない。なおかつ,PS Vitaの前面/背面のタッチパネルによって,作成のための操作が簡単になっていることはしっかりと確認できた。
PS3版やPSP版ではキャラクターやカートのエディット機能も充実していたが,PS Vita版メニュー画面にもそれらしき項目を確認できた(今回のプレイアブルデモではロックされていて選択できず)。ステージ以外に関しても,タッチパネルによる直感的なエディット機能が楽しめるのかもしれない。
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- 関連タイトル:
ModNation Racers: Road Trip
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