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[TGS 2011]「モンスターハンター3(トライ)G」レポート第2弾:プレイして気づいたことやステージイベントで判明した情報をまとめてみた
なお,プレイレポートの第1弾は「こちら」にあるので,未読の人は合わせてチェックを。
さて,第1弾の繰り返しになるが,会場の体験版でプレイできたのは,「ウルクスス討伐」「ガノトトス討伐」「ブラキディオス討伐」という3つのクエスト。いずれも「モンスターハンターポータブル 3rd」と同じ全12種の武器カテゴリを使用可能で,シングルプレイまたはマルチプレイで挑戦できた。なおシングルプレイ時は,「チャチャ」と「カヤンバ」という,2匹の“お供”がクエストについて来てくれる。
武器種ごとのアクションについては,「モンスターハンターポータブル 3rd」(以下,MHP3rd)のそれを踏襲しているという感じだ。プレイ時間が限られていたため,さすがにすべての武器種は試せなかったが,少なくとも筆者がプレイしたランスと弓のプレイ感覚はほぼ同じだった。試遊台に用意されていた操作説明書を見た限り,どの武器種もMHP3rdの操作方法が踏襲されていたので,ほかの武器種においてもMHP3rdと大きな違いはないだろう。
ちなみに,キックおよび特殊攻撃(片手剣の回転斬り,ランスの突進,狩猟笛の柄攻撃,スラッシュアックスの斬り上げ,ボウガンの近接攻撃)は,下画面の右上にあるアイコンをタッチすることで繰り出す形になっていた。
また,Bボタンを押しながらスライドパッドを上/下に入力することで,カメラ方向とは関係なしに,それぞれ上昇/下降を行える。
なお,水中での活動中は,酸素ゲージを消費する。酸素ゲージがゼロになると,以後は体力ゲージが減少していく。水面上に出るか,海底にある“酸素ポイント”で酸素を補給すれば,酸素ゲージは回復する。
水中での上昇/下降が加わった操作に自分が適応できるか不安もあったが,実際にプレイしてみればすぐに杞憂であったと分かった。とくに水中狩猟では,後述する“ターゲットカメラ”機能を使えば,モンスターの方向にカメラ視点をすぐに向けられるので,方向合わせでもたもたすることもなく,快適にプレイできるという印象だ。
タッチパネルの使い方
試遊版では,下画面にマップ/十字ボタン/アイテムポーチ/ターゲットカメラという4つのパネルが用意されていたが,9月15日に開催されたステージイベントで,この下画面のパネル構成がカスタマイズ可能であるということが判明している。先のプレイレポートと重複する部分もあるが,あらためて紹介しよう。
マップパネルは,マップを下画面に表示させることで,モンスターと対峙しているメインの画面から,視界を遮るものを減らせるというメリットがある。下画面のマップパネルをタッチすれば,通常表示と拡大表示を切り替え可能だ。
十字キーのパネルは,右手でカメラ視点を変更できるようにするパネルだ。
スライドパッドと十字キーの位置関係がPSPと上下逆に配置されている3DSの場合,移動とカメラ視点操作を左手で同時に行う,いわゆる“モンハン持ち”がやりにくい。カメラ視点操作を右手で行えるようにすることで,移動とカメラ視点操作を同時に行いやすくしている。
アイテムポーチパネルは,下画面に表示されているアイテムのアイコンをタッチすることで,すぐにアイテムを使用できるというもの。従来どおりのルーレット式のインタフェースとも併用可能だ。
ターゲットカメラパネルは,使い方が少々特殊で,大型モンスターに遭遇したときだけ使用可能となる。
通常は,Lボタンを押すとカメラ視点がリセットされて,プレイヤーキャラクターの正面を向くのだが,ターゲットカメラパネルを設定して有効にすると,キャラクター正面ではなく,狩猟対象の大型モンスターの方向にカメラ視点が向くようになる。
ちなみに,ターゲットカメラパネル有効時でも,Lボタンを2回押すことで,カメラ視点をプレイヤーキャラクター正面に“リセット”させられる。
たとえば,体力ゲージやクエストメンバーのゲージ,アイテムを下画面に移して,上画面からインタフェース類をすべて取りのぞくことができる。また,“サインパネル”の存在も判明しており,シングルモードのときは,チャチャとカヤンバをそれぞれ個別に呼べるよう,パネルにサインアイコンが2つ表示されることになるという。
水中狩猟で別物と言えるほど変化したガノトトスと
MH3Gのメインモンスターであるブラキディオスに狩られてきた
今回筆者が試遊できたクエストは,携帯機シリーズ初となる“水中での”狩猟「ガノトトス討伐」と,MH3Gで新登場のメインモンスター「ブラキディオス討伐」という2つのクエストだ。
水中での狩猟が実現したWii「モンスターハンター3(トライ)」にガノトトスは登場していなかったため,水中でもりもりと動き回る姿を見るのは当然初めて。水中を自由自在に動き回るガノトトスに翻弄されてしまった。それこそ,過去シリーズで数えきれないほどガノトトスを狩ってきたが,これは別のモンスターと考えていいだろう。
このガノトトスは,陸地のあるエリアへも移動する。地上なら昔とった杵柄でなんとか……と思ったが,ある意味懐かしいタックル攻撃を喰らいまくり,回復薬をがぶ飲みするという情けない状態に。結局時間切れで,ガノトトスを水の上にプカプカ浮かべることはできなかった(浮かぶかどうか分からないが)。
また,ブラキディオスに殴られるとキャラクターの体に粘菌が付着し,こちらも時間が経過すると爆発する。最初に食らったときは,いわゆる“属性やられ”の状態になった程度に考えていたら突然爆発し,あっさりと力尽きた。試遊では――筆者の腕が悪いというのが主な原因で――ブラキディオスを怒り状態にすることすらかなわず,ガノトトスに続いて時間切れとなってしまった。
操作方法については前述したが,思っていた以上に下画面の使い勝手が良く,モンハン持ちができない3DSでもPSP同様の感覚でプレイできた。とくにアイテムポーチなどは,筆者のようなアクションが得意でないプレイヤーは非常に重宝するだろう。
2つのクエストを体験してみて強く感じたのは,やはり未知のモンスターとの遭遇は,シングルでもマルチでも非常に楽しいということだ。
TGSのステージイベントで辻本氏は,まだ出していないモンスターの情報も当然あり,これから随時公開していくと語っていた。未知のモンスターと遭遇できるかと思うと,MH3Gの発売日が,今から待ち遠しくてしようがない。
「モンスターハンター3(トライ)G」ステージレポート
プレイレポート第1弾(直撮りプレイムービー付き)
「モンスターハンター3(トライ)G」公式サイト
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モンスターハンター3(トライ)G
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