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[AMショー2011]「太鼓の達人」「湾岸ミッドナイト マキシマムチューン 4」など,人気シリーズ最新作の筐体がずらり。バンダイナムコゲームスブースレポート
本稿では,同社ブースに展示されている作品のうち,4タイトルをピックアップし,ゲーム内容を紹介しよう。
太鼓の達人
太鼓の達人シリーズは,バチで太鼓を叩き,リズムを刻んでいく“和太鼓リズムゲーム”。現在は,「太鼓の達人14」が2010年から稼働中だが,シリーズ生誕10周年記念作品として,タイトルからナンバーをなくした「太鼓の達人」という完全新作の開発がアナウンスされた。
太鼓の達人の中島徳秀プロデューサーによれば,本作の大きなセールスポイントは,楽曲のオンライン配信と,バナパスポートカードへの対応だという。
本作には,稼動開始時点で「マル・マル・モリ・モリ!」などの人気曲が収録されているが,その後,新たな楽曲がネットワークを通じて各筐体へと配信される。ヒット曲がタイムリーに配信される予定だ。
そして,もう一つのウリとして挙げられたバナパスポートカードへの対応によって,各プレイヤーのプレイ状況をバナパスポートカードに記録することが可能となる。
例えば,ゲームを繰り返し遊んでポイントを溜め,それを消費することで,隠し曲や,マスコットキャラ「和田どん」「和田かつ」の着せ替え衣装を獲得したりできるのだ。中島氏によると,現在,着せ替え衣装を鋭意開発中で,プレイヤーが着せ替えを十分楽しめるよう,多くの種類を用意するとのこと。衣装のコレクションや,遊ぶ曲に合わせて衣装を替えるといった楽しみが味わえそうだ。
また中島氏は,プレイヤーのプレイ状況に応じた楽曲配信を行っていくとも述べていた。
2人同時プレイがより柔軟なものになっていることも,一つのトピックだ。これまでは,同時プレイを行う場合,選択した難度に統一される仕様だったが,太鼓の達人では,プレイヤーごとに難度が選べる。これによって,腕前の異なるプレイヤーとも同時プレイが楽しめるようになったわけだ。
今回,筆者もブーススタッフとの同時プレイを行ってみたが,ほかのプレイヤーと一緒に遊ぶ楽しさをしっかり味わえた。常に自分のスキルにマッチした難度で遊べるので,同時プレイの楽しさが広がりそうだ。
今回のAMショーでは,このほか,モバイル向けコンテンツとの連動も発表された。具体的には明かされていないが,携帯電話やスマートフォン向けアプリでソーシャル要素が楽しめるようだ。
湾岸ミッドナイト マキシマムチューン 4
これまでのシリーズ作品では,ほかのプレイヤーと対戦できる「分身対戦モード」が好評を博している。分身というのは,各プレイヤーの走りのクセを習得したクルマのことで,一人でも,ほかのプレイヤーと対戦しているかのようなプレイフィールが味わえるのだ(このモードでプレイすると,自分のクセを覚えた分身が作成され,ほかのプレイヤーのゲームに登場する)。
分身は筐体ごとに保存される仕組みになっているため,より強い分身と対戦すべく,わざわざ遠方のゲームセンターへと足を運んでプレイする「道場破り」と呼ばれるスタイルが生み出された。
湾岸ミッドナイト マキシマムチューン 4では,この分身対戦モードが「全国分身対戦モード」へとパワーアップしている。
名前からも想像がつくように,これは,一つのゲームセンターにいながらにして,全国のプレイヤーの分身と対戦できるというモードだ。このモードでは,さまざまな分身との対戦が行えるほか,自分が倒した分身の「主」に挑戦状を送る,挑戦状を送ってきた人の分身に挑むといったことが可能だ。
さらに本作には,各地のプレイヤーの分身を倒して全国制覇を目指す「都道府県チャレンジ」や,最強の分身に挑戦する期間限定イベント「全国1位争奪戦」など,分身をフィーチャーした新モードが追加される予定だ。
湾岸ミッドナイト マキシマムチューン 4の前田和宏プロデューサーに話を聞いたところ,湾岸ミッドナイト マキシマムチューン 4もバナパスポートカードに対応しており,それによって遊びやすさが増しているという。
湾岸ミッドナイトシリーズではこれまで,使用可能回数に限りがある「チューニングカード」が使用されていた。バナパスポートカードに対応することで,その制限がなくなるだけでなく,最大100台のデータの記録が可能となっている。
また,これまでのシリーズ作品では「ドレスアップパーツ」を獲得したときにしか付け替えが行えなかったが,湾岸ミッドナイト マキシマムチューン 4では,バナパスポートカードを使い,筐体に併設されている「湾岸ターミナル」にアクセスすることで,無料で自由に行えるようになる。
前田氏は,「バナパスポートカードがあれば簡単にゲームが始められます。『機動戦士ガンダム 戦場の絆』『』鉄拳TAG TOURNAMENT2』といった弊社のタイトルだけでなく,11月からはセガさんのAimeとの相互乗り入れもスタートするので,より気軽にカードを持てるようになるのではないでしょうか。普段はほかのゲームを楽しんでいるという人にも,湾岸ミッドナイト マキシマムチューン 4の楽しさを味わってほしいと思います」と語っていた。
AMショー2011で展示されているバージョンでは,新登場となる「みなとみらい」コースも体験できる。文字どおり,横浜市の同名地区をモチーフとするコースで,とくに夜景の美しさが印象的だ。
なお,今回バンダイナムコゲームスブースで本作をプレイすると,オリジナルデザインのバナパスポートカードとステッカーがプレゼントされる予定だ。
鉄拳TAG TOURNAMENT2
対戦格闘ゲームファン待望のシリーズ最新作「鉄拳TAG TOURNAMENT2」は,9月14日に稼働が開始されたばかり。バンダイナムコゲームスのブースでも,本作のプレイが可能となっている。設置されている筐体には多くの人が集まっており,鉄拳シリーズの根強い人気がうかがえた。
なお,一般公開日(9月17日)には,本作のオリジナルステッカーが先着1000名にプレゼントされる予定だ。
DARK SPACE 3D
今回は筐体が参考出展されているだけで,実際に中に入って遊ぶことはできないが,専用メガネを装着して3D立体視の映像を楽しめる。
その映像を見る限り,銃を携えた少女が廃墟を探索するという内容であるようだ。映像には,頭がハエトリソウのようになったクリーチャーや,首が伸びるクリーチャーが登場。また,無数の手が壁を突き抜け,こちらに向けて伸びてきたり,ゾンビのような怪物が緑色の粘液を吐いてきたりといった具合に,3D立体視の特性を生かした恐怖の演出の数々が盛り込まれている。
それだけでもコワいのに,エアーや音を駆使して恐怖を感じさせるという本作では,実際にどんなプレイフィールが味わえるのだろうか。
太鼓の達人や湾岸ミッドナイト マキシマムチューン 4の筐体がずらりと並んでいるだけでなく,和田どんのバルーンが浮かべられているなど,派手な作りで人目を引いているバンダイナムコゲームスブース。バナパスポートカードを核に,ほかのプレイヤーとのコミュニケーションや,カスタマイズ要素といった新たな楽しみが提案されていたことが印象的だった。
上で述べたように,展示中のタイトルの中には,試遊することでバナパスポートカードがもらえるものもあるので,会場に足を運ぶ機会のある人はゲームに触れてみるといいかもしれない。
- 関連タイトル:
太鼓の達人
- 関連タイトル:
湾岸ミッドナイト マキシマムチューン 4
- 関連タイトル:
鉄拳TAG TOURNAMENT2
- 関連タイトル:
DARK SPACE 3D
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