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Corsair,ゲーマー向けヘッドセット「HS65 SURROUND」など4製品を5月下旬に発売。自分にあったイコライザ設定を簡単に作れる機能に注目
いずれの製品もCorsair独自の50mm径スピーカードライバーを採用するのが特徴で,HS55 STEREOを除く3製品は,PCとUSB接続した場合,Dolby Audio対応の7.1chバーチャルサラウンドサウンド出力を利用できるのも見どころだ。
各製品のラインナップと税込のメーカー想定売価,発売日は以下のとおり。いずれの製品も,ブラックとホワイト,2色のカラーバリエーションを用意している。
- HS80 RGB USB:1万3380円前後,5月27日発売予定
- HS65 SURROUND:1万1880円前後,5月21日発売予定
- HS55 SURROUND:8980円前後,5月27日発売予定(Amazon.co.jp限定発売)
- HS55 STEREO:7980円前後,5月21日発売予定
今回のラインナップでは上位モデルに当たるHS80 RGB USBは,2022年4月に発売となった「HS80 RGB WIRELESS」のUSB接続型ワイヤードモデルである。HS80 RGB WIRELESSは,PlayStation 5(以下,PS5)との接続時に立体音響技術「Tempest 3D Audio」を利用できるのが特徴だったが,今回のHS80 RGB USBはPC専用なので,PS5には対応しない。
左側エンクロージャに,機能割り当てをカスタマイズ可能なボタンを1つ備えているのも特徴だ。標準ではボタンにマイクミュートが割り当てられているが,
また,形状記憶素材でできた布製イヤーパッドにより,蒸れにくく,長時間使用し続けても快適なこともポイントであるという。
HS65 SURROUNDとHS55 SURROUNDは,本体が4極3.5mmミニピンヘッドセット端子を備えたアナログ接続型ヘッドセットとなっており,付属のUSBサウンドデバイスを利用してPCに接続すると,USB接続型ヘッドセットとして動作する仕組みとなっている。USB接続はPC専用であるが,アナログ接続型ヘッドセットとしてなら,PCだけでなくゲーム機やスマートフォンなどでも利用できるのがポイントだ。
HS65 SURROUNDは,音響技術を手がける企業のSonarworksが開発した「SoundID」という技術を使って,ユーザー1人1人の好みに合わせたイコライザ設定を行えるのが特徴である。
iCUE上に統合されたSoundIDでは,複数用意されたサンプル音源から好みのものを選んだうえで,周波数を変えたAとBのサンプルを実際にヘッドフォンで聞きながら,「どちらの音が好みに近いか」という質問に答えていくことで,ユーザーにとって適切なイコライザ設定を生成できる。一度作ったイコライザ設定が気に入らない場合は,何回でもやり直せるので,好みに合わせて作り込んでいけるわけだ。
イコライザの設定は,慣れないとなかなか適切に設定するのは難しいものだが,サンプルを聞きながら決められるので,慣れていないゲーマーにも分かりやすいというのがSoundIDの利点といえよう。
そのほかにもHS65 SURROUNDでは,イヤーパッドの肌に触れる部分が布製素材,側面は音漏れを防ぐ合皮製として,装着時の快適さと音質の良さを両立した構造となっているのも利点である。
HS55 SURROUNDは,HS65 SURROUNDのSoundID機能を省略したような製品だ。また,HS65 SURROUNDは,エンクロージャ側面に金属素材を用いているが,HS55 SURROUNDは樹脂製といった違いもある。
最後のHS55 STEREOは,HS55 SURROUNDから付属のUSBサウンドデバイスを省略したアナログ接続型ヘッドセットだけの製品だ。ゲーム機での使用がメインという人は,安価のこちらのほうが向いているかもしれない。
Corsairのヘッドセット製品情報ページ
- 関連タイトル:
Corsair Gaming(旧称:Vengeance Gaming)
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