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[G-Star 2011]「ウイニングイレブン オンライン」,初のプレイアブル版が公開。韓国NHNとKONAMIがG-Star会場で韓国プレス向けの質疑応答を実施
公開されたバージョンはキーボードでの操作に最適化されたもので,UEFAチャンピオンズリーグの「1:1対戦モード」がプレイ可能となっていた。選べるチームは,レアル・マドリード,FCバルセロナ,ビヤレアル,バレンシアCF,マンチェスター・ユナイテッドの5チームだ。
G-Star 2011では,プレイアブル版の公開に合わせて,KONAMIでウイニングイレブンのプロダクション・プロデューサーを務める長曽我部明義氏を始めとしたKONAMI/韓国NHNの関係者による質疑応答が行われた。ここでは,その内容をまとめてお伝えしよう。
- CPU:Pentium 4/1.7GHz(Pentium 4/2.4GHz以上推奨)
- メインメモリ:1GB(2GB以上推奨)
- グラフィックスチップ:GeForce 6600GT(GeForce 7600GT以上推奨)
また,キャラクターのモーションは適宜スペックに合わせて描画されるため,ノートPCでも十分にプレイ可能だという。これは,サッカー好きな人が誰でも遊べるようにしたいという思いからとのことだ。
このほか,韓国のプレスからは「キーボードでの操作よりも,専用コントローラが良いのでは? 専用コントローラも一緒にリリースされますか?」といった質問も出ていた。PCゲームの普及した韓国だけにキーボード操作が好まれると思っていたため,これはちょっと意外な質問だ。
これについては,オープンβテストのバージョンは,とりあえずコントローラでの操作にも対応しているようだが,やはりキーボード派が優勢ということもあり,専用コントローラのリリースは今後要望が多ければ,と回答されていた。
ちなみに必要な各種ライセンスは,基本的にコンシューマ版と同じものを使用するという。韓国のプレイヤーがどういったものを望むのかを調査し,ライセンスの強化も検討していきたいという。
さらに質疑応答の中では,ウイイレのPC版作品としての位置付けに関する話題もあった。
これまでKONAMIはコンシューマゲームを第一に考えており,ヨーロッパのみとなるが,PC版を出す時もコンシューマ版を移植したものを販売していたと話す。
しかし,「ウイニングイレブン オンライン」については,東京で立ち上げた本作専門のチームが,韓国のプレイヤーからの意見や要望を集約していくという。つまり本作は単なるシリーズの移植作品ではなく,れっきとした別バージョンの一作品として,PC版での成功を目指して制作や運営が行われるということだ。
最後に長曽我部氏は,エンジンの開発はまだスタートしたばかりだと話す。そのうえで,今回のバージョンはKONAMIとして,1年,2年,できれば何年も韓国でサービスできるように,また愛される作品にするための第1歩となる品質ですと述べ,質疑応答を締めた。
日本でも人気の定番サッカーゲームシリーズだけに,この“PC版ウイイレ”の国内での展開についても気になる人は多いだろう。なお韓国では,2012年にオープンβテストが実施される予定だ。
- 関連タイトル:
ウイニングイレブン オンライン
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