ニュース
ウィル・ライト氏が次回作を構想中。プレイヤーの行動パターンを学習してシステムが変わるという不思議なゲーム
記事内でライト氏が「パーソナルゲーミング」と呼ぶHiveMindは,従来のようにプレイヤーがゲームのルールを学んでいくのではなく,ゲームがプレイヤーの行動パターンを学習していき,システムを変化させるそうだ。
「個人データを収集してゲームに反映する」と聞くとプライバシーの侵害が懸念されるかもしれないが,FacebookやTwitterなどと同じように,プレイヤーがほかの人と共有したいという情報に限られるらしい。
ライト氏がHiveMindのアイデアを思いついたのは,2010年にレストランで時間を潰していたときに,その駐車場内で自慢の車を見せ合っていた人達に遭遇したことがきっかけだったという。ライト氏は,「事前にイベントの情報を知っていれば,自分の人生が変わっていたかもしれない。ユーザーと社会を繋ぎ合わせる状況把握の概念を持つシステムを作ることができるか……。このゲームは現実をどうすればもっと面白いものにできるのか,というものなのです」と語っている。
どんなゲームになるのか想像もつかないが,それもそのはず。HiveMindはまだ企画段階であり,詳細は決まっていない。
ライト氏はアイデアを公言することで,同じことを考えているデザイナーやプログラマー達を募り,それを具現化しようとしているようだ。
実際に製品として表に出てくるのは,まだかなり先の話になるので,ライト氏の構想がどのように進化していくのかを長い目で応援したい。
- 関連タイトル:
HiveMind
- この記事のURL: