Windows PC上でAndroidアプリを使えるようにする「BlueStacks」がKaveriへの最適化を実現

AMDとBlueStacks，Windows PCでAndroid OS体験を提供する共同開発ソリューションを発表
配信元	日本AMD	配信日	2014/01/08

＜以下，メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています＞

AMD（米国本社：米カリフォルニア州サニーベール、社長兼CEO：ロリー・リード）は本日、Microsoft Windowsベースのタブレットや2-in-1、デスクトップ、ノートPCにおいてGoogle Android OS体験を実現するBlueStacksとの共同開発ソリューションを発表しました。BlueStacksがAMDの第4世代APU向けに最適化されたことで、エンターテイメントおよび生産性を高めるAndroidアプリのためのAndroidユーザー・インターフェースと拡張サポートが提供されます。


AMD米国本社のプロダクト・マネジメント担当バイスプレジデントのスティーブ・ベルト（Steve Belt）は、次のように述べています。「WindowsとAndroidは成熟したオペレーティング・システムであり、どちらも数多くのユーザーのニーズを満たしています。AMDとBlueStacksがオペレーティング・システム間におけるシームレスなユーザー体験を実現したことにより、ユーザーはエコシステムやデバイス特有の制約に縛られることなくそれぞれのエコシステムのメリットを享受できるようになりました。ユーザーはWindows PC上で日々の重要な業務やハイエンドなPCゲームをしながら、Android搭載のモバイル・デバイス上で愛用している、ゲーム、コミュニケーション、メディアコンテンツなどのすべてのアプリにアクセスできるようになったのです。」

AMDの第4世代APU搭載のWindows PC上で動作するBlueStacksの新しいバージョンでは、以下の機能が提供されます。

• 使い慣れたAndroidユーザー・インターフェース（設定、構成、カスタマイズ管理を含む）
• AMDグラフィックスの処理能力へのダイレクトなアクセスを活用した、ウインドウもしくはフルスクリーン解像度でのAndroidアプリの実行
• さまざまなAndroidアプリ・ストアから数万ものAndroidアプリをサポートし、ユーザーがスタンドアロンで利用するAndroidデバイス上で実行しているアプリとの同期
• ダイレクト・ファイル・シェアリングによって、Windowsファイル・システム内に格納されているファイルにAndroidアプリが直接アクセスできるようになり、シームレスな相互運用性を実現

BlueStacksのCEOであるローゼン・シャルマ（Rosen Sharma）氏は、次のように述べています。「当社は新しいPC開発のためにAMDと協業しており、AMDの業界トップレベルのハードウェアによって、PC上でのより柔軟なAndroidアプリ体験をユーザーに提供します。AMDは、ユーザーがお気に入りのAndroidゲームやモバイル・アプリ、生産効率を向上するツールにあらゆるデバイスから簡単にアクセスできるようにし、よりオープンで共有化されたエコシステムへ移行していくことを提唱する当社の『Mobile Plus（モバイル・プラス）』というビジョンを共有しています。」

OSの切り替えを必要とした従来の「デュアルOS」システムとは異なり、AMDとBlueStacksのソリューションはAndroidをWindows環境で仮想的に実行します。AMD APUは、Androidアプリの一般的な開発対象であるスマートフォンよりもはるかに高い処理能力を提供できるよう設計されているため、通常のAndroidアプリの要件へのサポートレベルを上回る性能を提供し、非常に満足度の高いユーザー体験を実現します。

BlueStacksの最新バージョンは、AMD製品搭載のWindowsベースのPCとAndroidモバイル・デバイスの相互接続を可能にするクラウドベースのサービス「FoneLink」の使用により、ユーザーがモバイル・デバイスからPCへAndroidアプリを同期することを可能にします。また、BlueStacksはAMDの仮想化ハードウェアもサポートしているため、複数のオペレーティング・システムとその複数のアプリケーションを同一のコンピューター上で同時に実行することができます。

参考情報

• AMD開発者サミット「APU13」におけるBlueStacksのデモ動画（英語）
• AMDとBlueStacksの協業に関する詳細（英語）